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かなり前のことだが、まんよう荘で”MiTUのアルト会”をした時、HOさんが紹介された本「置かれた場所で咲きなさい」を最近ようやく読んだ。当時、「あさいち」か「スタジオパーク」かのNHK番組に、著者の渡辺和子さんが登場されたようである。HOさんはその番組を見た後すぐ本を読んだそうだ。
渡辺和子さんは、現在ノートルダム清心学園の理事長さんだが、1927年のお生まれだから87歳ということになる。お父上の渡辺錠太郎氏は2.26事件の犠牲者の一人で、和子さんが9歳の時目の前で最期を遂げられた情景が目と耳に焼き付いているそうだ。
聖心女子大卒業後、上智大の院、ノートルダム修道女会に入会、ボストンカレッジの院に学び、30代半ばでノートルダム清心女子大の学長になられた。
若くして学長さんになられての悩みや苦労、学生や隣人から相談を受けたり教えを乞われたりした時のこと、老いて感じられたことなどなどが、短いエピソードと共に語られているのだが、一つ一つが今の私には心にひびいた。
目次の中からいくつか紹介します。内容を読むとさらに心にストンと落ちて納得します。
* 神は力に余る試練を与えない…現実が変わらないなら悩みに対する心の持ちようを変えてみる。
* いい出会いを育てて行こう…いい出会いにするためには自分が苦労をして出会いを育てなければならない。
* 順風満帆な人生などない…人生にポッカリ開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる。
* つらい夜でも朝は必ず来る…希望に叶わないものもあるが、大切なのは希望を持ち続けること
* 道は必ず開ける…迷うことができるのも、一つの恵み
* いぶし銀の輝きを得る…毎日を「私の一番若い日」として輝いて生きる。
* 老いをチャンスにする…老いは人間をより個性的にするチャンス
* 2%の余地…信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。
まだまだあるのですが、この辺で。老いてから悩みの多い今の私には、とても心強い本でした。
幻冬舎出版、新書版のサイズです。表紙のタンポポの絵がかわいらしい。図書館で借りましたが、手元に置いて時々読めばいいと思いました。
私もこの本を中田のSさんから借りて読みました。
こんな風に生きられるのはよほどの覚悟がおありだろうと感心するばかりでした。
いつか、「朝いち」かで出ておられました。
お父さんが2・26事件で目の前で銃弾に倒れられたことはしっかり見ていたし、覚えているけど誰にも話さなかった(話せなかったのかもしれませんね)といわれました。
貴女が挙げてくださった一つ一つの話は、私にも響いてきます。
私にとって難しいことばかりですが、少しでも学びたいです。
感動なさったことをこうして話してくださってありがとう!
1つ1つ、大変納得できます
満足にはできなくても、近づけるようにしたいもの
『迷うことができるのも一つの恵み』ですか。
そうですね、選択肢があるといううことですから。
これらの言葉は『前向きに生きよ』と教えてくださっていると受け止めました。
修道女と言うことはカトリック系なのでしょうか。
シスターと呼ばれておられますね。最初の方は、普通の教訓と言う印象でしたが、読み進めるにつれ具体的な苦境を目の前にしている人への言葉として心に響き、手離せなくなりました。
ホントに難しいことですが、気持を変えて行きたいと思いました。
ホントに。納得できる体験をしてきたということでしょうね。時々思い出して、穏やかな心でいたいと思いました。
そうなのです。『迷うことができるのも一つの恵み』は、先日そんな経験をしたばかりで、思いなおした途端に気が楽になりましたよ。「前向きに生きよ」とは私も他人に言ったりしていましたが、具体的な例を話されているのでナルホドと思います。
富山駅も金沢駅もまだ工事中です。工事中の金沢駅の写真、そのうち載せます。明日は急に立山に行くことにしました。富山駅も写せるかも。
新高岡駅も構内の一般内覧会があったようです。
ドックの結果が届き、わかっていることだけでしたので、良しとしましょう。いっぺんに立山へ行く気になりました。冠雪があったので、室堂までになるでしょうが。