所属する会で2月に1回350名の会員へ向け、広報誌を発行している。なんとなく長い文章になったり、主語が抜け落ちたりと反省点も多い。
そこで、所属するメンバーで伝わる文章のための講座を企画した。
今回は、シルバー人材センターより元国語教諭のAさんをお呼びした。シルバー人材センターは、作業などの業務はあるものの、講師派遣というような依頼は始めてとのことで、数回の打ち合わせを経ての講師選定となった。
内容は、講師により基本セオリーについて学んだ後、事前に各メンバーにより400文字にて文章を各メンバーが添削するというもの。
具体的に添削を通じて、文章作成の技術を向上できたことが収穫であった。
■以下の通り、良い文章についての基礎知識をまとめておきたい。
1,全体が分かりやすいこと
2,主題に価値があること
3,ひとつの主題によく統一されていること
4,材料が具体的で、強力なこと
5,構成が論理的で、効果的なこと
6,段落の分け方が効果的で、展開が明瞭なこと
7,文章が内容を正確にあらわし、正しく、変化に富むこと
8,用語が正確で、具体的なこと
9,文法、表記、句読点
10,全体が独創性にあふれていること
■文章を書き慣れるための方法について追記
1、毎日10分づつ、その日の新聞小説か気に入った古典を、声に出して読む。なるべく俳優が読むときのような感じを出して
2,毎日20分~30分、文章を書く練習をする。大判の大学ノートを使う。その日見たこと感じたことなどを。日記と違い、くわしく、細かく書く。その際、題と日付けも書いておき、一行おきに書くようにする。
3,新聞や雑誌を読んでいて、気に入った文章や語句にぶつかったら、さっそく切り抜くか、写し取ってスクラップする。
(以上が”日本のコトバの会”がすすめている方法です。だまされたと思って実行してみてください。必ず効果があります。実行だけが力を生みますと書かれてあった)
Aさんのわかりやすい指導で、書くことの楽しさも伝わった。これからは更に実践を重ねていきたい。
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