シンプルに生きる、著者:ローホー,ドミニック
「ものを持たない暮らしには、技術が必要です。フランスで40万部ベストセラー。ヨーロッパを席巻した、心豊かな人生の過ごし方」と書評に紹介されていた。
ローホー,ドミニックは、WEBによるとフランス生まれのフランス育ち。パリ、ソルボンヌ大学においてアメリカ文学の修士号を取得。イギリスのソールズベリーグラマースクールにおいて一年間フランス語教師として勤務した後、アメリカのミズーリ州立大学、日本の仏教大学でも教鞭を取る。ヨーガを習得。日本在住歴は30年。その間、飛騨雅子と萩原麻美に師事し、10年にわたり“墨絵”を学ぶ。さらに名古屋にある愛知尼僧堂と呼ばれる禅寺に6週間篭り、曹洞禅をも学ぶ。フランス国内をはじめ、ヨーロッパ各国で著書はベストセラーとなっている と記載されている。
この本から学んだこと、それはスマホをガラケーに戻したこと。スマホがないことで、フェイスブックの友達への返事が遅れたり、便利なアプリを使えないなど不便な面はあるが、じっくり考える時間も増えた。
その他にも、これから生きていく上で大切にすることを3つ決めて、それをより価値あるものに育てることも、この本から得た知恵だ。
そういえば、先日生きがいという語源についてある広報誌に記載があったので紹介したい。
「この「生きがい」の「かい」という言葉は、日本最古の物語とされている「竹取物語」の中にも登場します。かぐや姫に求婚する五人の公達の一人、石上中納言は姫から、結婚の条件として、燕が産むという小安貝を取ってくることを要求されます。中納言は、小安貝らしき物を見つけるのですが、結局それは小安貝ではありませんでした。その時、「あな、かひなのわざや」(ああ、貝ではなかったことだなあ)とつぶやきます。この「かい」については、「価値あるもの」という意味があることから、「生きがい」は「生きる価値」「生きる意味」ということになります。」
シンプルイズベスト。意識しないとなかなかできそうでできない。それは我欲とのバランス感覚だろう。
そこは折り合いをつけて生きるということか。
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