あしたのタネをまく、アシタネブログ!

今日よりちょっといい、明日にしませんか

地域のお宝再発見ツアーin宮崎県南(1日目)

2020年12月12日 10時39分00秒 | 旅、風景写真
先月末に、第9回目となる地域のお宝再発見ツアーを所属する宮崎「橋の日」実行委員会でおこないました。日程は、11月28日(土)~29日(日)、行き先は、宮崎市内から日南市、串間市。土木・歴史遺産を主に訪ねました。実はこのコース、第1回目実施したコースで8年ぶりとなります。

事務局をつとめている私は、旅行企画とバス添乗員として、ツアーに参加しました。

28日AM8:00。宮崎県庁に参加者8名(主に実行委員会メンバー)が集合。マイクロバスにて、向かったのは、大淀川に架かる大淀川橋梁。


1915年(大正4年)の施工から、106年目を迎えました。 大淀川橋梁付近は、鉄道ファンにも有名なスポット。また 「鉄橋を通過する音」は鉄道ファンのみならず、宮崎市民にも音風景のひとつです。朝、大塚地区までその音が聞こえることがあるそうです。



次に向かったのは、青島神社。全島が熱帯・亜熱帯植物の群生地として、国の特別天然記念物に指定されています。 ここは有名な神話「海幸彦・山幸彦」の舞台であり、山幸彦と豊玉姫が結ばれた地でもあることから、縁結びにご利益があると言われています。途中、宮交ボタニックガーデン青島にも立ち寄りました。

一行は、日南市飫肥城下町へ。


飫肥は、天正16年(1588)から明治初期までの280年間飫肥藩・伊東氏5万1千石の城下町として栄えたところです。武家屋敷を象徴する門構え、風情ある石垣、漆喰塀が残る町並みは、昭和52年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。写真は、豫章館(よしょうかん)明治2年に造られた藩主伊東家の住まいです。移築された建物とのことでした。



記念写真を1枚。3人は18年前から、「橋」を訪ねる旅行を続けているメンバーです。マニアック・・。

昼食を済ませ、鞍崎(くらさき)灯台のある大島へ。


久しぶりの船。この日は、大島でのイベント期間中で乗船料が無料でした。



日南市大島南端の鞍埼にそびえる鞍埼灯台。明治17年に造られた我が国で49番目の西洋式灯台で、宮崎県内では最も古い灯台です。日本最古の無筋コンクリート造り灯台として平成20年度に「近代化産業遺産」に指定されています。山道を登ること40分、やっとたどり着きました。

日南市目井津港へついたのが、17時。太陽の光が水面に輝く風景をみつけましたので、ぱちり! その後ホテルに帰り、夜は居酒屋へ。仲間との美味しいお酒をいただきました。


続きは、こちらへ

地域のお宝再発見ツアーin宮崎県南(2日目)

2020年12月12日 09時30分02秒 | 旅、風景写真
ツアー2日目。午前8時。ファミリーレストランで食事を済ませ、花峯橋へ。



花峯橋は、堀川運河、乙姫橋の上流に架かっています。1929年(昭和4年)に造られ、現在は老朽化が進んでおり、通行止めとなっています。朽ち方が厳しいので、上記の写真にしています。そして、乙姫橋へ。



堀川運河に面して祭られている吾平津神社(乙姫神社)前に架かる石橋。かつては、油津の港と南郷町や串間市を結んだ幹線道路の橋で、現在も生活には、かかせない橋です。この乙女橋周辺は、男はつらいよ 第45作 1992年(平成4年)「寅次郎の青春」の舞台にもなりました。

その後、串間市赤池発電所へ。


この赤池発電所が、設置されたのは、1917年(大正6年)。当時の南那珂郡16町村組合が、組合内への電力供給のため建設されました。最大出力は135KW(一般家庭では65軒分とのことです)。九州電力の施設として現在も稼働しています。

そして、昼食は地元で有名な大乃屋さんで会席料理を注文。この写真に写って以外にも、お寿司、デザートなどもあり満腹となりました。


そして、串間市での最後となる訪問先、都井岬灯台へと向かいました。


都井岬灯台(といみさきとうだい)は、串間市の都井岬の標高240mの断崖上に立つ、白色の大型灯台で、「日本の灯台50選」にも選ばれています。天気が良ければ約65キロ離れた種子島まで見え、運が良ければさらに南の屋久島(約127キロ)まで見えることもあるそうです。


記念撮影。この日は、串間「橋の日」メンバーも飛び入り参加してくださいました。

そして、日南市北郷町、山仮屋隧道へ。


日南市北郷町と宮崎清武間を結ぶ県内初の道路トンネルで、1925年(明治25年)の完成。昭和の終わり頃、トンネル脇に道が開通すると、人々に忘れ去られる廃道となりました。トンネル内部には良質のレンガが使用されており、側壁部にはイギリス式の手法、アーチ部には長手積みの手法が採用されています。1998年(平成10年)に、宮崎県の指定有形文化財に指定されました。
以上、準備は大変でしたが今回も楽しい旅でした。