蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

エンタメ3タイプ

2008-06-06 12:20:15 | 小説 感想
冲方丁さんのオイレン/スプライト・シュピーゲルが非常に面白いので、何度も読み返しているのですが、あまりに好き過ぎて、書店で平積みされているのを見ると、全部購入して配りたい衝動に駆られる今日この頃。

ここ数日新聞を賑わせている食糧問題、アフリカ問題、原油問題の記事を見るたびに、フィクションであるはずのオイレン/スプライト・シュピーゲルの世界との壁の薄さを感じてちょっと怖い。

でも、こういうのを読んで、中高生とか大学生が経済とか世界情勢とかに興味を持って、それで勉強とかしてみると面白いんじゃないかとも思います。

かなりヘビーな部分もありますが、冲方流エンターテイメントをご堪能くださいませ。

* * *

ゼロの使い魔の最新刊が相変わらず読みやすくて、これぞライトノベルという感じで楽しめました。

起承転結の「承」の部分、ルイズの記憶の部分はもっと引っ張っても(ロミジュリ的で)面白いかなとも思ったけれども、そこはゼロの使い魔という作品らしく、気持ち良く纏めてくれた感じでしょうか。

ライトにエンタメ、これもまたよきかな。

* * *

自分で書いてて、改めて思ったのですが、上述の2作品、本当に正反対だなぁ。
色んなエンターテイメント作品を選んで楽しめる日本の文化は素敵過ぎると思います。
#つか、自分に一貫性がないだけか(笑)。

* * *

そういう意味ではその少し前にアメリカ出張の飛行機の中で読んだ『狼と香辛料』の第8巻も相変わらず面白かったです。
今回は上・下巻構成なので、下巻、早く、プリーズ。

『狼と香辛料』は、『さおだけ屋はなぜつぶれないのか?』の山田真哉さんが最近、経済の入門書として読んでみるのも良いみたいな記事を書いてましたが、まさにそんな感じ。

世の中の仕組みは結構面白いので、色々勉強してみると楽しめるかな、と思います。

シュピーゲル・シリーズとゼロの使い魔の中間くらいの感じ?
#ラブコメ成分が高いのでゼロ魔寄りでしょうね(笑)。