蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

それ以外のどこでもない

2006-05-23 23:01:01 | アニメ 感想
本日は一応予定はしていたのですが、本来の意味と違う意味で会社をお休み。
今回の風邪は回復までに4日もかかってしまったわけですが、色んな意味で休養が必要だったのかも、です。
よいリハビリになりました。

さて、本来は何で休む予定だったかと言うと、娘の幼稚園イベントがあり、奥さんがそれに参加するために、子燕。の世話を仰せつかる、というのが本来の予定でした。
まあ、結局休むことには変わりないので、丁度良かったと言えば丁度良かったんですね。

まあ、考えてみると一人目のとき(娘のとき)は生後2ヶ月くらいの赤ちゃんを自分ひとりで1日近く面倒みるなんて恐ろしくて出来なかったんですが(笑)、二人目ともなると不思議と慣れたもので、面倒とすら思わなくなってる自分にビックリですね。
やっぱり一人目のときは、親になった!!とはいえ、親として初めて体験することばかりなので、どこか右往左往してる感じがありましたが、慣れとは恐ろしいもので、泣いてても、へいへい、ちょっと待ってな~、くらいの感じで焦りもなく、抱っこして遊んでやったり、ミルク飲ませて寝かしつけたりと、平穏なものでした。
#さすがに病み上がりだから長時間抱っことかは厳しかったですけどね。

いくぶん一人目よりも雑な扱いになってる気はするけど、気のせいだなきっと。たぶん。うん、そうに違いない。
#こうやって二人目はたくましく育つんだなぁ~と実感してます(えー、気のせいじゃないじゃん)。

* * *

さて、子燕。が寝てしまえばこっちの時間、ということで掃除やら洗濯やらを済ました後は、静養を兼ねてソファに寝るとみせかけ(誰に?)、撮り溜めた深夜アニメを消化、消化、なんて感じで、今回はこの2本を。

『BLACK LAGOON』と『ウィッチブレイド』。

■BLACK LAGOON
今回は潜水艦の一件以来、険悪な雰囲気だったロックとレヴィが仲直りするまでを描いたエピソードなんですけど、ここ、原作でも大好きなシーンで(今勢いで2巻まで原作を購入しました)、何度も読み返したシーンなんですよねぇ。

特にラストシーン。


……なあ……ロック。
一つだけだ、それを聞いたら面倒はねえ。

お前、

どっちの側にいたいんだ?


俺は……

俺が立っているところにいる。
それ以外のどこでもない。



うーん、カッコいい。
ここだけ読んだ人はさっぱり分からんって感じだと思うんですが、ここまでのシーンまでに色々と意味があって、ここにたどり着いてこの台詞。
ゆえにカッコいいんですね。

この後、タバコに火をつけるシーンがあるんですが、あれがまるでタバコ越しのキスシーンのようで、この作品に似合ってるっつーか、やっぱカッコいいよね。

もともとアクションシーンが派手な漫画なんで、アニメ版はそれが文句なく動きまくってて、マッドハウスすげー!!とか思っちゃいますね。
つか、ほんと声優さんたちも名演技のオンパレードで、ダッチは最高ですね。
レヴィ役の豊口めぐみさんのドスの効いた脅しなんかも最高で、さすが白薔薇様って感じです(いや、使い方違う!!)。

■ウィッチブレイド
盛り上がりには欠けてる感じがあるんですが、それでも個人的にはちょびっと注目しているウィッチブレイド。
やっぱりこれは、女性脚本家の小林靖子さんに期待している、というか、女性ならではの視点で描いてくれることを楽しみにしています。

例えば今回でいくと、大きな力はそれだけで人間を惹きつける、という言葉に対して、


それって男の理屈でしょ?


というシーンがあったり、これからも女性、もしくは母親視点が観れてくると面白いかな、なんて思います。

色々と人物的にも状況的にも伏線が貼られてきてますが、今回一番大きかったのは、クローンブレイドが崩壊した=それはウィッチブレイドにも訪れる可能性がある悲劇であり、その攻撃性で身を滅ぼすか、それともリコを鍵として母性が攻撃性を凌駕するか、母親としての子供への愛が憎しみを凌駕していくかどうか、このあたりが物語の核になるんじゃないかと現時点で予想。

また、玲奈が大震災時に抱えていた赤ん坊らしきおくるみは、リコである可能性も有りだよね?
つまり、鷹山と玲奈の間に子供が出来、それが遠因もしくは原因で玲奈はウィッチブレイドを持って逃走を図ったとか?
で、大震災が発生。
リコの年齢が6~7才だとするとつじつまもあいそうだし、それをその大震災でウィッチブレイドに選ばれた雅音が育てた。

とすると、前回、今回で貼られてきた人物関係の伏線についてもある程度納得がいくかな、個人的に。

となるとやはり、最終的にはリコと雅音の親子の物語になって、母親としての子供への愛が憎しみを凌駕していくかどうか、こういうのがポイントになると僕個人としては非常に面白いなと思います。

うーん、リハビリ中なんでこの辺にしておこうかな(笑)。