蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

『のだめカンタービレ 第1巻・第2巻』感想

2004-09-22 14:06:13 | コミックス 感想
「カンタービレ=歌うように」

■これは面白い!
講談社漫画賞を受賞した時から気になってはいたのですが、色々と読む本がたくさんあったため後回しにしていたのですが、さすが受賞は伊達じゃない、これは面白いですよ。
クラシックや楽器をやってた人は言わずもがな、そうでない人でも十分楽しめると思います。
そういう意味でこの漫画への参入障壁は低い(というか作者の読ませ方がうまいので低く設定してある)と思います。
それでいて読み応え十分なんですよねぇ。

■アンサンブルってすげー
まだ1・2巻しか読んでないのですが、個人としては長所を持ちながらも生かしきれていなかったり、気が付いていなかったりする登場人物たちが人と人とを結びつけることによって変化・成長し、音楽のアンサンブルだけでなく人間同士のアンサンブルも奏でていく、そんなプロセスをめっちゃ明るく描いていく、出だしはそんな感じだと理解しました。

特に野田恵=のだめという強烈で愛すべきキャラと千秋という強烈に自己中心的でこれまた愛すべきキャラを中心に、自分たちの努力、周囲からの協力、何より音楽への情熱を絡めて織り成すアンサンブルは読んでいてとても爽快。
きちんと悩むべき点、超えるべき壁にも取り組んでいる点も見逃せないですよ。
当面は千秋が「自分は才能があるのに不遇だ・不幸だ」と自分しか見えていないところからどう脱皮していくかがポイントですね。
#このへんは『十二国記 風の万里 黎明の空』でも語られるテーマです。

■指揮者ってすげー
多分ね、僕みたいなクラシック素人だと指揮者ってほんとに必要なの?とか思う人多いと思うんですよ。
#実際「題名の無い音楽会」で指揮者無しを実験してたけど、その時は演奏者の方々が上手かったんでしょうね。素人レベルでは違いがわかりませんでしたもん。

でもね、クラシック(というかオーケストラか)やってる人にはその違いが歴然なんでしょうね。
これ読んでものすごく説得力がありましたよ。
「オケを鳴らす」ってこういうことなんだなぁ。

■いろいろ思い出しました1
アンサンブルとかセッションの時の感覚って上手く言葉で言えないですけど、堪らない快感です。
自分は最近めっきりやってませんが、バンドブームの頃はキーボードなんかやってたりもしました。
高校入ってすぐの頃は貯金をはたいてEOS B500(カメラじゃないよ、シンセだよ)購入して友達とバンドやったりね。
#EOS B500を買うってことはめっちゃT.M Network好きだったってことなんですけど、やってたのはプログレだったりして(笑)。
何が言いたいかっていうと、「のだめ」を読んでるとこんな感覚(どんな感覚だよ)に引き込まれるってことなんすよ。

■いろいろ思い出しました2
音楽なんかやってないぜって人でも多分問題ないと思います。
サッカーやってるとこんな瞬間によく出くわします。
(相手でも味方でもいいんですが)ボールホルダーにボールが収まった瞬間に、一斉に各人が動き出します。

ディフェンスで言えば、一人はボールホルダーへのプレス(パスコースをカットしながら)、一人はワンサイドカットで空いたスペースを埋め、一人はセンタリングに備えて中央のマークに走る。
多分この間1秒か2秒くらいでしょ(ケースにもよるけどね)。

オフェンスで言えば、こいつがボール持ったらって感じで裏のスペースに走るでしょ。
これなんかほんと頭で考えるよりも練習とかでそいつのクセまで覚えて、それで勝手に走っちゃうみたいな。
で、それが決まる瞬間が最高に気持ち良かったりするわけです。

団体競技って多分どれでもこれに近い感覚があると思ってるんですよ。
何が言いたいかっていうと、「のだめ」を読んでるとこんな感覚(どんな感覚だよ)に引き込まれるってことなんすよ。

いやー、なんかめっちゃやる気が出てきました。
そんな漫画です。

『天上天下 第12巻』購入_記事追加

2004-08-19 13:11:40 | コミックス 感想
『天上天下 第12巻』購入。

驚愕!そして最高!!
第12巻にして膨らんでいた今までの伏線が収束してきた!
これは今までで最高の出来ではないだろうか。

雅孝・・・、予想通りの大活躍!
めちゃかっこイーじゃねーか!!

取り急ぎ、興奮を鎮めるために書きましたが、昼休みに書き直します。
#朝の電車で集中して読んでしまったので肩こったよ。

■ここから追加
第12巻が出るまでの4ヶ月間、どれだけウルトラジャンプを手に取ろうと悩んだことか。
待った甲斐がありました。
悲惨なシーンが少なかったというのもあるのですが、完成度としては既刊12巻で最高じゃないかと個人的には思います。

■雅孝
来た。やっと来た。待ってました。
光臣の弟なのに、作中敢えて中心に来ることがなかったので、この「タメ」がそろそろ解放される頃合かと思っていましたよ。
光臣の命はもうすぐ尽きるかもしれませんが、光臣の対極として、そして継ぐ者としてさらに解放して欲しいなどと期待してしまいます。

■文七
かっこ良過ぎだろ、オヤジ。
第11巻で慎の亡霊が「ダブルインパクト」に語りかけていたので、巻き込まれるのは必至と思っていましたが、それにしてもかっこ良過ぎです。

■円
この娘には救いがあって欲しいなぁ(雅孝なんとかしてあげて)。
ボブが抜けた後、予備戦参戦か?
#でも高校生じゃない?

■籠
あれが籠の力・・・、驚愕。
つか、あのデザインが凄い。
つか、虎・・・これに驚愕。

いやー、宗一郎・真夜抜きでここまで盛り上がるかよ。
それでもスゲー満足。
#エアギアを執筆したことが良い方向に転んだ気がしますね。
#(単純になったという意味ではなく)凄く分かりやすくなった気がするんですよね。
13巻、既に待ち遠しい。

今週の購入予定

2004-08-16 20:37:52 | コミックス 感想
■今週の購入予定

8/17
大暮維人『エアギア 第7巻』
CLAMP『ツバサ 第7巻<>』
8/19
大暮維人『天上天下 第12巻』

今週は上記3冊が発売となりますので、初日にゲットする予定であります。
#23時までに駅に辿り着くという前提条件はありますが・・・。

■特に『天上天下』は待ちわびた・・・(涙)。
きっと今のストーリー展開は当初の作者の予想より遥か遠い所に来てしまったのではないかと思っているのですが、それでも好きなんですよ。もうこれは仕方が無い(一人納得)。
#その反省を活かして『エアギア』ではストーリーを簡潔に絞ってるんだろうな。
#それはそれで成功していると思います。

■雅孝・・・。
第10巻から「F」の登場で明示的な殺人が行われたわけですが、この傾向から「F」と光臣は別モノだと感じていました。
第11巻でそれが明らかにされましたが、光臣、真夜の狙いはいずれ来る「F」のような者達との決戦に備えて各々の陣営に精鋭を集め、競わせようとしたのではないかと。
で、やはり次のキーマンは雅孝だと思うのです(唐突に)。
しかも亜夜絡みで温和な性格が反転するくらいのヒールとして君臨するのでは(妄想暴走中)。
光臣を討つのは弟である雅孝のような気がするんですがねぇ。考えすぎか・・・。

いずれにせよ、今週仕事の忙しさに正比例して楽しみです。
#つか、そんなに仕事あるのかよ。
#つか、仕事しろよ。

ツバサ6巻と空の境界 The garden of sinners 上

2004-07-06 13:53:18 | コミックス 感想
昨日マンガと小説を購入しました。

■ツバサ 第6巻<>
今まで余裕で買えてた豪華版の在庫が少なく、ひょっとして?と思ったのですが大丈夫でした。
#5巻まで豪華版で揃えたのに、ここまで来て引けるかって感じで買っちまった・・・。
桜都国(ほんとは桜花国)編になってから、バトルが続くせいかストーリーとしてパワーダウンしている気がして・・・。
故に第6巻購入が遅くなりました。
#逆にxxx.HOLICが面白くなってきたけど。
できればバトルメインではなく、さくらと小狼の想いを中心に描いて欲しいものです。
第1巻とかはね、さくらと小狼が切なくてほんと良かったし。

■空の境界 The garden of sinners 上
ノベルズなんて買ったのほんと久しぶり。
少し話題になっていたので購入しましたが、ジャケ買いという説もある。
まだ最初しか読んでいないので何とも言えませんが、時間があれば感想書こうかなと。
#語り口がすんなり頭に入ってこないのですが、慣れるとクセになるのかも。

■ほんとうは
マリみてを買おうかどうしようか悩んでいたのですが、やはり買えませんでした(意気地なし)。
オンラインショップで買うかぁー。でも今日あたり意を決して買うかぁー(苦悩中)。
でもどうか今、この果て無い苦悩の連鎖を断ち切る力を・・・!(自暴自棄)

スクールランブル

2004-06-18 16:59:21 | コミックス 感想
スクールランブル1~5巻購入しました。
年休消化もあって午前半休してたんですが、本屋で購入した後喫茶店に直行し、あやうく午後の仕事に遅れるところでした。
これほんと、ツボ突かれまくりで危うく喫茶店で声出して笑うところでした。
いやー、満足です(烏丸の河童はすげぇ・・・)。

スクールランブルを購入するときの余談ですが、
5冊まとめ買いするか一瞬躊躇したその隙に、となりの兄ちゃん(こちらもリーマン、何故この時間に・・・)が1巻と2巻のみ購入していってしまったのですよ。
この兄ちゃんがどいたら手に取ろうと決意したその瞬間ですよ。
しかも1巻、2巻はそれで在庫無し。
近年まれに見る後悔ですよ。一瞬の躊躇が運命を変えるみたいな。
#いや、ガンダムSEEDのDVD11巻初回特典を逃した時以来の後悔かな。

で、結局その書店で3~5巻を購入して、もう一つの書店に行くはめに。
駅前に大きな本屋が3件ほどあるので助かりましたが、その本屋には初めて足を運んだんですよ。
「ん、パラダイス・・・?」
すげー漫画がたくさんありました。しかも自分の趣味に合致したものが。
新たなる発見、これもあの躊躇が教えてくれた天の啓示なのか。

あと今月はツバサの豪華版6巻を買わないと。
ネギまを6冊購入するかどうか悩み中。
資金と保管スペースが・・・。