5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

松月堂とネズミと猫

2007-10-28 21:39:55 | Weblog

万歩は中小田井から栄生まで、暗くなった道をあるく。枇杷島橋を東に渡って頭の上に新幹線の通過音を聞きながら栄生へ。



駅のほど近い路地に「生け花と茶の教授」の看板を見かける。ひょっとするとと思い近づいて覗くと、松月堂〇〇斎とある。やはりそうだ。



亡くなってもう40年にもなる母親が、生け花教師の免状をとりにしばらく通っていた教室であった。たしか葬儀のあと、挨拶に来たことがあったはずだが、今となってはすっかりその場所を忘れてしまっていたのだ。日曜日の夕方のこと、人の出入りはないが、看板を出しているととすれば半世紀以上。当時の先生ではないのかもしれないが、なかなかの格式といえるのだろう。



尋ねる訳もないので、そのまま通り抜けるとすぐ表通りにつながった。栄生駅の周辺は表通りこそビルも増えたが、いったん裏道にはいれば、昔からのしもた屋が並ぶ昔の雰囲気を残している。高架の先には灯りの入ったツインタワーのシルエットがはっきり望めた。



昨日の、同級会の手紙といい、今日のこれといい、時計がすこし逆回りを始めた感がある。母親に教わった茶の手前でも思い出しながらやり直してみてもいいなあと思った。



帰りの電車はもっぱらIPODを聞きながら時間をやり過ごす。今日はVOAのスペシャル英語とヴェトナムの女性歌手の歌。VOAの英語は初心者向けにスピードを遅くした語りだ。これも、昔、学生時代に短波ラジオで聞いたのと変わらない。PODCASTのテーマはウオルト・ディズニー。1928年生まれのミッキー・マウスは来年で80歳になるらしい。



女性歌手はもちろんヴェトナム語で歌う。明るいポップ歌謡にちょっとセンチメンタルムードを加えたよう。中国歌謡に似ていそうでもあるが、そういったら怒られるだろう。意味は100%解らないが、二重母音をつかい、ニャ、ニュ、ニョという拗音が聞き取れる。音で聞くかぎりヴェトナム語は猫のことばだ。 一時間かけて、ねずみと猫の掛け合いを聞いた。



秋の天皇賞はメイショウサムソン(武豊)の勝。撚れた馬の餌食になってわがダイワメジャーは9着と後れた。残念。






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