LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

飛騨の家具館に行ってきました。

2010-12-21 08:13:28 | インテリア
久しぶりに、飛騨産業ショールーム「飛騨の家具館」に行ってきました。

飛騨の家具館は私の家のすぐ近く、自転車で、ものの2分の距離です。
(ウインドーの前に止めてあるのが、私の自転車です。)



ふと見ると、90thとありました。
飛騨産業は今年、創業90周年にあたるんだそうです。
ウインドーには、現行の椅子と並んで古い椅子が数脚並べられていました。

飛騨の家具館は、今は製造されていない自社の古い椅子を常時展示しています。
ニッチボックスに並んでいる、名作椅子の数々。
さすが、90年の歴史を感じます。



2階に上がると、「EIGER アイガー」(1960年)が、復刻製造され展示されていました。



「アイガー」は、60年代のヒット商品であり、ロングセラー商品であるにもかかわらず、
一旦廃番になっていた椅子です。
かつて私が飛騨産業さんでお仕事させていただいていた時、
当時のコントラクトの部長をしていらっしゃった田頭さんに、
何度か「あの、アイガーをもう一度作ることはできないんですか。
治具(曲木加工をする際の器具)は残っていないんですか?」などと申し上げたことがあります。
今から思うと、なんて図々しい、そして生意気なことを申し上げていたのか、と冷や汗が出る思いです。
ほんとに、勝手で大胆なラブコールでした。

その「アイガー」が、90周年を記念してリバイバルしたことを、大変喜ばしく思います。
全国の椅子好きの人々にお知らせしたい、興奮しないわけにはいかない事実です。



アームのラインが美しい、ジャパンミッドセンチュリーの歴史に残る名作椅子だと思います。
ラッカー塗装の感じも、昔さながらのいい感じ。

「ありがとう!よくぞ復活させて下さいました!」と言いたい気持ちです。

一方、ダイニングはグッとモダンな感じのマットな塗装になっていました。



いきなり、こ洒落た感じで、こちらもまたいいじゃありませんか~。



う~ん、いいものを見せてもらいました。

飛騨の家具館には、他にもご紹介したい名作椅子があります。
ここでご紹介しきれないので、どうかこちらをご覧になって下さい。