LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

書院造りとイームズ

2010-12-12 18:50:57 | イームズ
実家の離れ座敷の二間をもらって、借り住まい中です。

昭和9年に増築された、典型的書院造りの8畳と6畳の二部屋です。
この部屋に、イームズの椅子を置いたものかどうか、
迷ったあげく、ミスマッチを承知で置くことにしました。



開梱できなかったダンボールを積み上げたのを隠すように、屏風を立てたのですが、
かえってそのトラディショナルさがミスマッチとなって、イームズを引き立ているかのようです。



屏風で隠れている奥には、床の間と、付書院という障子の出窓部分があります。
破れた障子のところには、鐘がぶらさがっていて鐘を鳴らす竿が立てかけられています。
子供のころ、この鐘を鳴らして、よく怒られました。

よりミスマッチさを醸し出すよう、小さな箱火鉢を脇に据えました。



火鉢は、もちろん飾りで置いているだけで、暖をとるためではありません。
暖房は小さなファンヒーター1台のみなので、だだっ広い部屋は底冷え状態です。
昔の座敷というのは、どこまでも夏向きに作られているのですね・・・。
人工的な現代生活の快適さとは無縁な、自然冷房のきいたこの部屋で、
ダウンを着こんで、針仕事などしている次第です。

部屋のコーナーの様子は、続けてご紹介します。