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リタイアーのよもやま話

愛燦燦 岩崎宏美

2014-01-26 22:08:28 | 音楽




振り返れば、激変する時代に振り回され、多くの人々が
不条理で不本意な人生の結末を強いられたやに思われ
る。

森村誠一氏は、

老後が存在し、余生を過ごすためには条件がある。

それは、社会構造の中に組み込まれて人生をおくって
きたか、そうでないかだろう。

自分からその日暮らしの職業を選んだ人や、あるいは
自分の意志で定職につかなかった人、自由と引き換えに
社会構造の中に組み込まれることを拒んだ人などの場合は、
余生はない。

と言ったのだが。

どんなに誠心誠意、一生懸命で、生きても報われない人々が
多くいたことも事実だ。

どれだけ、多くの個人経営の店舗がつぶれたのだろう。

生涯積み上げてきたものの、自分の老いと共に、朽ちて
いく様を、目の当たりにして、悲しみで、胸も張り裂けん
ばかりだったのではなかろうか。

どれだけの会社が倒産したのだろう。
どれだけ多くの家庭が、想定もしない不条理な人生を
強いられたのだろう。

ビートたけしは、著書で、自分の人生の幸運に驚いた。

わたしも、退職までたどり着いたのを振り返れば、時代が
凡愚な己に味方してくれたことが、多かったとつくづく、
思うばかりである。


「何をしてもいい自由」に、戸惑う毎日も、実は、時代が
味方してくれた幸運の結果であり、自分の幸運に感謝
しなければならないことだろう。

その幸運に、報いるために、惜福の工夫をもって、運を
浪費しないように、愛おしむように、日々精進していく
ことが肝要かも知れぬ。

こんなに思いにふける日は、岩崎宏美 の愛燦燦 の
歌声が、似つかわしく思われてならない。

岩崎宏美の「愛燦燦」の歌声は、数々あるが、この
演奏が、一番柔和で、かつエレガントで綺麗な三連符
の演奏をしているように思われる。

彼女のそぞろ歩きでもしているようなリズムと、過ぎた
日々を愛おしむような歌声と相まって、心地よく、響い
てやまない。

我が人生の幸運に、感謝したいものだ。


いつやるか?今でしょ!

2014-01-26 20:32:26 | 読書

いつやるか?
今でしょ!

今すぐできる45の自分改造術

東進ハイスクールカリスマ講師
林 修 

宝島社

を読み終えた。

本としては、ハウツウっぽく、啓発本

である。

若い人ならともかく、わたしが読んで
いると公言するのは、ちと恥ずかしい。

どうしてか、啓発本はこの歳になっても
読みたくなるほうで、自分でも不思議だ
が、人と話をしない性格のわたしは、こ
うでもしないと、人並みの知恵がつかな
いような気がしている。

実際に、読んだからといって、今さらと
いう気もするのだが、今まで気がつかな
かったことを教えられることが、多々あ
るので、気持ちいいものがある。

本の表表紙の折り返しには、

努力不足なのではなく
考え方の間違いのせいで
うまくいかない人へ
ちょっと考え方を変えると
人生が大きく変わります!

と書かれている。

わたしが、興味を持つ理由は、
東大生というものは、どういう考え方を
するのだろう。

知的エリートという者たちは、どういう人
たちなのだろう。

ということが分かるのではという期待が
持てたからである。

国のトップをいく人々の世界は、凡俗な
わたしなどでは、接点はありえないし、
知り得ないことだが、この本で、彼らの
世界に触れることができるのではという
期待が持てたからである。

そういう意味で、良い本だと思っている。

できればこの内容を、中学3年の時に、
読みたかったものだと思った。