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リタイアーのよもやま話

<中国>短期金利急騰 銀行介さぬ金融取引規制が要因か

2013-06-22 06:57:44 | 経済

<中国>短期金利急騰 銀行介さぬ金融取引
規制が要因か

毎日新聞 6月21日(金)21時42分配信

 【北京・井出晋平】中国で、銀行どうしが資金
を融通し合うための短期金利が急上昇し、金融市
場が混乱している。

政府が、銀行を介さない金融取引であるシャドー
バンキング(影の銀行)の規制に乗り出したのが
要因とみられ、金利上昇で銀行の資金繰りも難し
くなるため、実体経済への影響も懸念されている。

 銀行間で資金をやりとりする際の指標となる上
海銀行間取引金利(SHIBOR)は6月に入っ
て急上昇。当日借りて翌日返す「翌日物」は20
日には13.444%と前日から5.78%跳ね
上がり、過去最高水準となった。

中国人民銀行(中央銀行)が手形を発行して市場
から資金を吸収しているのが要因で、シャドーバ
ンキングへの資金流入を抑制する狙いがあるよう
だ。

 中国では、地方政府や不動産会社が高金利の金
融商品を発行して資金を集め、不動産バブルの要
因になっていると指摘されている。

銀行は低金利で市場から集めた資金でこの金融
品を買っている。資金の流れは実態が見えにくく、
金融危機につながりかねないと懸念されている。

 李克強首相は19日の国務院常務会議で、「
(市場に出回る)資金量を管理し、金融リスクを
確実に防止する。貸し付けが実体経済を支える
よう導く」と表明し、シャドーバンキングを抑制
する考えを示した。

しかし、金利が急上昇した20日、大手国有銀行
が借りた資金を返せなくなったとの情報が流れ
同行があわてて否定のコメントを発表。金利は翌
21日、8.492%と前日より落ち着いたが、
依然高い水準で、「市場は疑心暗鬼の状態」(上
海市場関係者)になっている。しばらく、当局の
引き締めが続くとの見方が多い。

 ただ、金利高が続けば、健全な企業の資金繰り
も厳しくなる。また、シャドーバンキングで資金
を確保してきた地方の開発会社などが破綻した場
合、中国経済にどのような影響を与えるかは未知
数だ。経済の減速傾向が強まるなか、景気の下押
し要因になりかねない改革を政府がどこまで進め
るか注目される。

 【ことば】中国のシャドーバンキング(影の銀
行)

 金融監督当局の厳しい規制を受けている銀行の
融資以外の金融取引。貸出債券を小口にして販売
する金融商品を通じた資金のやりとりのほか、企
業同士の資金の貸し借りも行われている。利回り
は、銀行に預ける場合よりも高めに設定されてい
る。資金は、地方政府が設立した土地開発会社や、
経営不振企業に流れてい
ることが多く、政府の監視の目が届きにくいため
その規模はよく分かっていない。

以上。

うわさのシャドーバンキング、この記事を読んで
リーマンショックを思いだした。

放置していては、エスカレートして、中国版リー
マンショックは、大きくなるばかり、引き締めた
ら、中国経済が疲弊し、崩壊してしまう。

とんでもないジレンマに落ち込んだものだ。


世界の工場の役割を終えた中国は、空洞化が進行
し、公害対策も企業の大きな負担となっていくは
ずだ。

習 近平の中国の夢、壮大なホラで国民をたぶらか
そうとしているものの、笛吹けど、国民はしらけて
いるようだ。

2020年に国民1人当たりの所得、GDP(国内総生
産)を2010年の2倍に
になんて、アドバルーン
を、ぶちあげたが大丈夫かな。

2020年に中国版失われた○○年が、始まらないとも
限らない。