6月4日(火)、時間の都合がついたので、突然だが
バイクのレンタルをすることにした。
最初、フォルツァの新型に乗ってみたいと思った。
予約をとってみたものの、フォルツァは、これまで
も乗ったし、その店にあったCB400SSを思い出し、
予約を切り換えた。
当日の天気予報は、バイクを乗る時間帯以外は、ちょ
っと雨がチラつきそうだったので、天気が崩れない
ように期待した。
乗れる日というのは、そうあるものでもないので、ち
ょっと無理をすることにした。
高速で向かうのだが、時計は忘れるし、携帯も忘れ
ている。
レンタル時間をオーバーしてはと、気になりだした。
バイクを借りて、店をでようとすると、雨がちらつ
いてきたので、雨具を着込んで、乗り出した。
乗ってすぐに、気付いた。
これぞ、待っていた乗り心地。
ハンドルの高さ、良好。
シート高、両足はつかないが、79㎝にしては、良好。
シートの座り心地、最高。(テンプター、フォルツァ
等今まで乗ったスクーター、オートバイに比較して)
ステップの位置、手応え最高。
そして、周囲が十分に見渡せて、風景がよく見える。
乗っていて気持ちよい。
こんなに、ドンピシャリ決まるとは。
エンジン音は、テンプターに比較して、極めて静か。
スロットを回すと、涼しげな音。
CB223Sで、感じられたような振動はない。
フォルツァは、停車時は、ハンドルの振動がすごか
った。
走ると、パワーがちと寂しい、CB500SS?でも、
良いのではと思ってしまった。
しかし、スロットルを不用意に操作しても、暴走し
ないのは、安心かもしれない。
結局、雨が激しくなり、30分ちょっとして、靴に
雨水が流れ込み,気持ち悪くなって、店に戻る。
こんな悪天候、事故にあったら、大変だ。
あまりにも、好印象だったので、即座に、店に
販売用に展示されている中古車のCB400SSを
予約することにした。
レンタル用のCB400SSが2台あって、カラーを比
較してみたが、結局、このワインレッドの展示し
てある中古車に好感が持て、購入することにした。
だいぶ前に、このバイクをネットで見た時、赤と
いうことで、抵抗があったが、新しいVTR250のマ
グナレッドに惹かされてことがあって、抵抗がな
くなってしまった。
かえって、ワインレッドの赤も、リゾートホテル
の玄関に似合う気がしている。勿論、マグナレッ
ドもすごく似合うと思っている。
CB400SSのカラーをネットでいろいろ見てみたの
だが、今は、このワインレッドの色の方が、エレ
ガンスな雰囲気が感じられて、どのカラーよりも
好感が持ててきている。不思議なものだ。
もうやがて、2年前の夏、突如として、バイクに
乗りたいという衝動がわいたが、あの感覚が、実
は、CB400SSに乗っている時の感覚だったのでは
と、思ったりして不思議な気がしている。
あの座り心地、永遠に走り続けてしまいそうな気
持ちよい乗り心地。こんなバイクがあったなんて、
びっくりである。こんな名車?がなんで、製造中
止になったのだろう。残念でならない。
しかし、それにしても、荷物の積載性の悪いこと。
これも、粋で乗るバイクだから、しようがないかも。
それはそうとして、このままでは、冬場は辛い。
だから、ウィンドスクリーン、ナックルガード、そ
してリアキャリアをオプションした。もっとも、純
正のリアキャリアは作られていないようだが。
ただ、リアキャリアは、ネットの情報によると、ST
250のリアキャリアが「ポン付け」できるとあった
ので、純正が無かったら、これを流用した方がよい
かも。
ただ、作りのイメージが違って、ごついので、トー
タルのバランスは悪いと思う。この辺が苦しいとこ
ろだが。
このCB400SSは、SR400に対抗して作られたようだ。
またST400(テンプター)もやはり、SR400に対抗し
て作られたようだ。
そういう経緯があるが、3台ともまったく違う性格
のようだ。
その中で、単気筒らしくない音は、CB400SSのよう
だ。もっとも、わたしはこの音が大好きだ。静かで、
爽やかだ。
ST400(テンプター)の方が、CB400SSより「パワー
感」「粘り」を感じたのだが、それぞれの最高出力、
最大トルクを比較すると、下のようになっていた。
SR400<ST400<CB400SS
結局、CB400SSの方、一番パワーがあるようだ。不思
議な気分になった。でも、その方がわたしとしては、望
ましい。少しでも、パワーにゆとりがあって欲しいから。
結局、製造中止になったものの、このCB400SS、わたし
にとって、ベストなバイクになったようだ。
リードは、走り出すと最初に時速30㎞あたりで、リミ
ッターがかかったような感じになる。勿論、強引にスロ
ットルを回せば、いいのだが。エンジン音が汚くなり、
ストレスになる。それで、呑気にスピードがあがるよう
になるのを待つしかない。待っていると、次第にスピー
ドが上がってくる。ところが、これが、車の流れに遅れ
ることになって、これがまたストレスになる。
リードは、平地ではだんだん調子が上がって、時速50
㎞あたりで、快調に走る。60㎞まで走行可能になって
いるのだが、そこまで、スピードを上げるとエンジン音
にゆとりがなくなる。それが、また、ストレスになる。
雑誌の特集では、時速80㎞あたりまで、スピードがあ
がるようだが、とても、わたしの感性には、馴染まない。
それに、急勾配の坂道を登るとエンジン音が荒む。これ
がまた、苛立ちの原因となり、疲れてしまう。
リードのこの状況に、なんも感じない人もいるようだが、
残念ながら、わたしには、ストレスと疲労のもとになって
いる。
いろいろなオートバイ、スクーターを乗ってみて、250㏄
のサイズのエンジンでないと、時速60㎞~80㎞あたりを
快調に走ることは無理だと分かったが、しかし、パワー的
にゆとりを感ずるためには、最低、単気筒の400㏄がベス
トのようだ。
CB400SSで、自由奔放な走りができそうで、わくわくして
いる。納車が、楽しみである。
追記
帰宅しながら、気付いたが、雨降りの中CB400SSを乗って
いたので、時計と携帯を忘れて良かったなんて思ってしま
った。