新聞にあった記事である。
日本の富裕層360万人
スイスの金融大手クレディ・スイスが22日発表した
2012年の世界の富裕層数ランキングによると、純
資産100万㌦(約8千万円)以上を持つ富裕層は日本
に約360万人おり、米国に次いで2位だった。
前年より約8万3千人増え、17年には540万人に拡大
すると予測している。
ランキングは、1位の米国が1102万3千人、2位
の日本が358万1千人、3位のフランスが228万4
千人。
一方、5千万㌦(約40億円)以上の純資産を持つ超富
裕層は、日本が約3400人で4位。1位は約3万8千
人の米国が断トツで、2位は経済成長で躍進した中国の
約4700人、3位はドイツの約4千人だった。
クレディ・スイスが集計した純資産は、不動産など非
金融資産と金融資産の合計から、家計の負債を差し引い
た額。
以上。
興味深い数値だが、総人口との兼ね合いで、考察した
ほうが、より意味が理解できると思う。
アメリカの人口 3億875万人
ドイツの人口 82,490,000人
フランスの人口 60,742,000人
中国の人口 13億3千9百万人
日本の人口 1億2779万9000人
もっとも、世界的な大富豪はアメリカにしかいないので、
国の総人口を引き合いにして、考察してもたいした意味
がないかもしれない。
それはそうと、ロックフェラーやロスチャイルド等の財閥
はこの数値には、でてこないと思うが、彼らの実態の方が
興味深い。
ところで、非金融資産と金融資産の合計をベースにして、
純資産100万㌦(約8千万円)というのは、相続してしま
えば無くなる一代かぎりの資産だから、富裕層と言われても、
引っ掛かる。
それだけの資産のないわたしが、評してみても、しようの
ない話しだが。そう称されたからといって、喜べるものでは
ないかもしれないのでは。
明らかに、自分の子どもの世代が貧しくなるのを見てとれる
のは、苦しいかもしれない。
それにしても、アメリカでは、富裕層も没落していくという
悲鳴が聞こえてきたが、やはり、純資産100万㌦(約8千
万円)の富裕層というのは、いずれ没落していくのかもしれ
ない。
その富裕層と持ち上げて、この手あの手で、金を放出させ
ようと手ぐすねをひいて、商戦が展開されているから、恐い
話しだ。
でも、やはり、金は欲しいね。どうせなら、世界の歴史を
変えるくらいの。
そのような金があれば、山中伸弥京都大教授などのような
才能を全面的にバックアップし、時代を変えることができ
る。