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リタイアーのよもやま話

尖閣周辺の日中消耗戦に打ち勝つ 堅固な日本に中国メディア困惑も

2012-10-06 22:22:29 | 政治


ネットにあった記事である。

興味深い内容なので、取り上げてみた。

その記事である。


尖閣周辺の日中消耗戦に打ち勝つ 堅固な日本に
中国メディア困惑も

2012.10.3 08:20 (1/3ページ)[中国]

 沖縄県尖閣諸島の周辺海域は、いよいよ我慢比べの「消耗戦」
に入った。

  中国や台湾の公船は、台風で海が荒れていない限り、一定の
シナリオに基づいて連日のように姿を現す。数で相手がひるむ
のを誘う作戦だ。

 それを予感させたのは割合に早くて、7月9日付の中国共産
党機関紙、人民日報系の国際情報紙「環球時報」だった。

  「日本が釣魚島(尖閣諸島の中国名)問題で中国と争っても、
まったく勝ち目はない」という宣伝記事である。

 記事は中国の取るべき戦術を列記して、「互いに報復しあおう
ではないか」と日本に揺さぶりをかけた。

(1)巡航による主権行為を日本より多く実施する
(2)日本が1歩進めたら、中国は2歩進める
(3)両岸4地(本土、台湾、香港、マカオ)による保釣(尖閣
      諸島を守る)活動を強化する
(4)経済関係に悪影響を及ぼす-などの4項目を挙げた。

 この記事は、台湾の馬英九政権について「当局はあまり熱心で
はないが、民意として馬政権に呼びかけさせる」と、台湾を巻き
込んで政権を動かす策略だ。

  台湾の巡視船が尖閣周辺に現れるところを見ると、中国の魔の
手が伸びていたか。台湾や香港も巻き込んで日本の巡視船を疲労
困(こん)憊(ぱい)にさせるシナリオは、周辺海域で忠実に
実行されている。

【湯浅博の世界読解】

尖閣周辺の日中消耗戦に打ち勝つ 堅固な日本に
中国メディア困惑も

2012.10.3 08:20 (2/3ページ)[中国]

 これら東シナ海の消耗戦は、フィリピンやベトナムを相手に
南シナ海でみせる威嚇戦略とはやや異なる。

  比越には、対艦弾道ミサイルを装備した中国海軍の軍艦を
ちらりと見せていた。


  弱者に力を誇示する古典的な「砲艦外交」である。

 海軍力のある日本に対しては逆に海洋警察力を駆使して、とも
かく我慢比べに持ち込む。

  尖閣周辺には、国家海洋局海監総隊に所属する海洋監視船
「海監」と、農業省の漁業監視船「漁政」が展開する。

 海洋警察力としてはほかに、違法行為を取り締まる海警部隊、
事故防止や救難活動をする交通部海事局などがある。

  中国海軍はいまのところ、将官クラスが威嚇発言を請け負い、
日本国民の動揺を誘う「心理戦」を実行している。

 これに対して日本は、海上保安庁の艦船約360隻のうち、
40隻前後を尖閣周辺に動員してがんばっている。

  中国メディアの中には、日本が予想外に堅固であることに、
困惑する様子さえうかがわれる。

 米海軍大学のトシ・ヨシハラ教授は9月12日の米下院外交
委員会で、中国が海洋警察力を動員するのは、米海軍に手出し
できない状況をつくるためであり、数で日本に戦略的疲労を
させるためだと証言した。

  確かに、中国の海監や漁政による挑発では、小規模すぎて
米軍が介入する余地がない。米国が「アジア回帰」を策しても、
このままだと日本など同盟国からの信頼がそがれかねないだろ
う。


尖閣周辺の日中消耗戦に打ち勝つ 堅固な日本に
中国メディア困惑も

2012.10.3 08:20 (3/3ページ)[中国]

 そこでヨシハラ教授は、南シナ海の沿岸各国には艦船の増強
に対して自助努力を支援する。また、偶発戦争に備え、同盟国
に対艦巡航ミサイル部隊など攻撃力の配備計画をつくるよう米
政府に求めている。国によっては小規模の軍事力を提供する。

 中国は尖閣周辺での海洋消耗戦とともに、国際社会に対しては
「日清戦争末期に中国から盗んだ」とウソをふりまく。

  虚偽を繰り返して国際社会に信じ込ませる「世論戦」である。

 日本は今後も消耗戦のストレスと付き合いながら、比越など
東南アジアと緊密な連携が不可欠になる。日本外交にも時には
問答無用のことがある。
(東京特派員)

以上。


なんとも笑い話、

日本が釣魚島(尖閣諸島の中国名)問題で中国と争っても、
まったく勝ち目はない」という宣伝記事である。

 記事は中国の取るべき戦術を列記して、「互いに報復しあおう
ではないか」と日本に揺さぶりをかけた。

(1)巡航による主権行為を日本より多く実施する
(2)日本が1歩進めたら、中国は2歩進める
(3)両岸4地(本土、台湾、香港、マカオ)による保釣(尖閣
      諸島を守る)活動を強化する
(4)経済関係に悪影響を及ぼす-などの4項目を挙げた。

こんな、戦術がばれてしまうなんて、おかしい。

 

ところで、ヤフーのニュースにこういうのがあった。

中国景況感の50割れ続く 欧州危機、日中緊張も
2012.10.1 20:33 [中国]

 中国国家統計局と中国物流購買連合会が1日発表した9月の
景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)は49・8と、
景気判断の節目となる50を2カ月連続で割り込んだ。

 欧州債務危機に伴う輸出鈍化と景気減速の長期化による内需
不振で、生産活動の停滞が続いている。尖閣諸島をめぐる日中
関係の緊張が中国経済を一段と冷え込ませるとみられ、先行き

不透明感が強まっている。

 中国政府がインフラ整備など公共投資による景気てこ入れを
急いでいることから、PMIは8月より0・6ポイント改善した
が、勢いの弱さを印象付けた。

 PMIは、50を下回ると受注や生産の減少による経済縮小を
意味する。国内総生産(GDP)と相関関係が強く、7~9月期
のGDP成長率が7四半期(1年9カ月)連続で減速するとの予想
が強まっている。(共同)

以上。


(4)経済関係に悪影響を及ぼす-などの4項目を挙げた。
のだが、自分ちの家計が「火の車」なのに、こんな戦術をとった
経済音痴には、笑ってしまうしかない。

日本が釣魚島(尖閣諸島の中国名)問題で中国と争っても、
まったく勝ち目はない」と言っているが、

現実の日本の政界は、民主党も自民党も党利党略で、中国の
謀略なんて、どこ吹く風である。

「尖閣周辺の日中消耗戦に打ち勝つ 堅固な日本に中国メディア
困惑も」なんて言っているが、日本を見くびりすぎるのではない
か。

自分の国の経済をなんとかしなければ、自分の首がとぶんでは
ないか。

日本人が辛抱強いのは、東日本大震災で十分承知のはずだが、
中国の国民は、そこまでは辛抱強くないのでは。


漁業協議再開を呼び掛け

2012-10-06 21:46:40 | 政治

ヤフーのニュースである。

 

漁業協議再開を呼び掛け=台湾に異例のメッセージ
―玄葉外相

【台北時事】玄葉光一郎外相は5日、沖縄県・尖閣諸島の
問題をめぐり関係が悪化した台湾に対し、日本の在台湾
大使館に当たる交流協会台北事務所を通じてメッセージを
発表した。

  日台間の長年の課題でありながら、3年以上中断している
尖閣周辺海域の漁業権に関する協議について、玄葉外相は
「早期再開を期待する」と台湾当局に呼び掛けた。
(時事通信)

 

台湾・沈斯淳駐日代表が帰任
産経新聞 10月5日(金)7時55分配信

 沖縄県・尖閣諸島の国有化に抗議して台湾に戻っていた
台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表(駐日大使に相当)
は4日夜、日本に帰任した。

  沈代表は東京・羽田空港で記者団に「漁民の生計は重要な
課題だ。対立がある中でも漁業交渉が具体的な成果を得ら
れるよう希望する」と述べ、日台漁業交渉の再開に意欲を
示した。

  沈代表は9月12日から台湾に戻っていた。「中華民国」
の建国につながった辛亥革命を記念する10日の「双十節」
を前に、代表処主催のレセプションが5日に都内で予定され
ているため、これに合わせて帰任を決めたとみられる。


以上。


  台湾も尖閣諸島の領有について主張してきたわけだが、
ニュースを読むと、漁業権の問題さえ解決できれば、領有
問題については、さほど固執しそうにない。

  これについては、沖縄県の漁業者と共存できるのであれば、
問題はないと思うのがどうだろう。

  中国だって、領有に拘るのではなく、この区域の資源開発
については、日中共同で取り組むという特別区域に設定すれ
ば、いいのではないか。なんて、考えるのだが。

 


竹島取材協力は失策

2012-10-06 21:37:12 | 政治


新聞にあった竹島に関するニュースである。


竹島取材協力は失策

海外メディア「係争地」報道

韓国野党、政府非難


【ソウル共同」米CNNなど海外メディアが韓国政府の
計らいで竹島(韓国名・独座)を現地取材し、「日韓が
領有権争いをしている場所だ」と伝えたことについて、
韓国国会で5日、野党から「重大な失策だ。大々的に
係争地だと広報してしまった」と政府を非難する声が
上がった。

 金星煥外交通商相は反論できず、取材協力の経過を
確認すると表明した。

 竹島を実効支配する韓国は最近まで国際社会が係争地
と見なすことを嫌い、国際会議などで積極的な領有権主
張はしない「静かな外交」を進めてきた。

 今回の取材協力は、李明博大統領の8月の竹島上陸
後、日本が領有権主張を強めたことに対抗したもので、
現地取材した欧米と香港の6社には事前に韓国政府の
立場を説明したという。

 しかし各社は「係争地」と報道。

野党議員は「外国メディアがわれわれの立場だけを伝え
ることなどあり得ないではないか」と嘆いた。


以上。

 

ヤフーのニュースである。

<竹島>米紙「係争地」と紹介 韓国内から「宣伝失敗」
毎日新聞 10月6日(土)12時7分配信

 【ソウル西脇真一】米紙ワシントン・ポストとニュー
ヨーク・タイムズは5日、韓国政府の便宜を受けて上陸
取材した島根県・竹島(韓国名・独島=ドクト)のルポ
を掲載した。

 ともに発信地を「独島/竹島」と併記し、「韓国が行政
管理し、日本が領有権を主張している島」(ポスト紙)と
紹介、係争地の扱いで報じた。

 領有権問題は存在しないとする韓国では李明博(イ・ミョ
ンバク)政権に対し「国際的に係争地と印象付けた」と批判
の声も上がっている。

 韓国政府はソウルなどに駐在する欧米など一部海外メディ
アの竹島上陸を許可し、韓国政府の協力で4日に現地を取材
した。

 韓国政府の便宜は竹島の領有を国際的にアピールする目的
だったとみられる。

 ワシントン・ポストは上陸取材の記事と写真、地図を1面
に掲載。島に滞在する漁師や駐在警察官の話を紹介している。

 日本側にも配慮し、「韓国からの訪問は日韓の国境をまた
ぐ外国訪問」とする日本外務省の見解も紹介し「係争地」の
扱い。

ニューヨーク・タイムズも「日韓の古傷」として上陸記事を
掲載した。

 韓国メディアは「(ポスト紙が)『韓国で独島は民族自尊
心の前哨基地』と報じた」(YTNテレビ)と報道。

 しかし、韓国国内では欧米のメディア報道で「係争地」と
国際的に受け止められかねないことに懸念はあり、政権批判
が今後、高まるおそれもある。

 5日に行われた韓国国会外交通商統一委員会では、李明博
外交に対し批判が上がった。李大統領の8月10日の竹島上陸
を蒸し返し、「緻密なシナリオが不在。独島が領土紛争地だと
いうことを全世界に知らせる決定的なミスをした」と非難する
議員もいた。

以上。

興味深いのは、

  竹島を実効支配する韓国は最近まで国際社会が係争地
と見なすことを嫌い、国際会議などで積極的な領有権主
張はしない「静かな外交」を進めてきた。

「緻密なシナリオが不在。独島が領土紛争地だということを
全世界に知らせる決定的なミスをした」と非難する議員もい
た。

これらの内容だ。

いよいよもって、国際司法裁判所は、逃げられないね。

「策士策に溺れる」というのがあったな。

日本としては、ついている。

韓国政界のこの様子を見た愛国教育の韓国国民は、どう反応
するか興味深いのだが。独島博物館は、どのような評価を
していくのだろう。