後期高齢者1と2と3と

後期高齢者に組み込まれて運転免許試験も認知症検査付き
せめてgooブログで脳トレに励むことに・・・

気力が・・・

2012年01月02日 | Weblog

朝はカニと柿をそれぞれにミキサーしたものと、ヨーグルトをきれいに食べて
口腔ケアを済ませて眠った。

昼になって少し目を覚ましたが直ぐに眠ってしまった・・・よほど眠いのかと思い
体温とSpO2を計ってそのまま眠らせておいた。

3時になっても眠っている。・・・体温とSpO2は問題ないが何かおかしい
呼んでも目覚めないし叩いても反応が無い!!

今回、入院した時と同じだと気付くのが遅かった!!
血圧が異常低下して意識を失っていたのだ。
3日前に退院したばかりの病院に救急車で駆け込んだ。

酸素吸入も、「マスク」をやめて「鼻孔式」にしてもSpO2が94~97を
確保できるまでになったことが判断を遅らせてしまった。

病院に着いて一瞬意識が戻ったが直ぐに眠ってしまい無反応になった。
でも、すべての監視データは正常値になっている(脈拍、SpO2、血圧 ・・・etc.)

主治医に聞いた。「何が原因ですか」「介護に手落ちがあったからですか」と
主治医:「この病気の成せるもので、唐突に血圧が下がって逝く方も多いのです」。

呼び寄せた子供たちに伝えた。
「お母さんは苦しまずに、眠ったまま逝くから、意識が戻る時を逃がさず見舞いなさい」

今夜は主の居なくなったベットで眠る。 明日は意識が戻ってくれると願いながら・・・・。

もう夕食を摂る気力も、着替えをする気力もない。

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支えられて…2012年元旦

2012年01月02日 | Weblog

年賀状を書く時間も無く、正月の煮物も酒もないまゝ歳を跨いで新年になった。

年越しはFさんの家に招かれて蕎麦で温まり、栗きんとんや和菓子など戴いて
お世話になった一年に感謝しつつ家に戻った。

この家に“正月”を思わせる色彩は、何年も前に描いた絵が只一枚・・・静かです。
             でも気持ちは沈んでいません。

搗いてもらった餅が“福餅”になったか妻の症状が“餅治して”(持ち直して)きた
声が出て、僅かながら意志の疎通も出来るようになった
食欲もあって入院していた時とはずいぶん変わって、血の通った顔になった。 

暫くの小康状態・・・・・と分かっているがそれで十分嬉しい

元日は山登りクラブの仲間と吉祥山に登って日の出を眺めると言うFさん
「良かったらどうぞ・・・」と誘われて、気兼ねと気分転換の半々で付いて行った。

   
少し離れて後を行くが、場違いを感じて会話も点が線にならない
やはりいつもの自分と違う雰囲気が伝わって声を掛け難くしていたものと思う

・・・・沈む

             「吉祥山頂上で日の出を待つ人々」

日の出は生憎の結果だったが、明ける空と山の冷気で気を取り直し
長く続いて欲しい「最終章」を願って、下山する皆さんの後ろに従う。

帰宅は、来た時とは違う少し遠回りの道を走って「わたしに出来ることは手伝うから」と
時間をかけて何度も励まされ、気持ちを立て直して家に着いた。
暫くして「黒豆が美味しく出来たよ~ン」のメールが来て、歩いて届けて戴いた。

さっそく「ミキサー料理??」を作って食べさせた。

たどたどしい「オ・イ・シ・イ」の声を聞き
病む妻の愛おしさと、人の優しさを知る一年が始まった。

コメント (2)
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