後期高齢者1と2と3と

後期高齢者に組み込まれて運転免許試験も認知症検査付き
せめてgooブログで脳トレに励むことに・・・

聖岳3013mは遠かったぁ

2014年07月30日 | Weblog

高い山順位で21番目の聖岳は一度は登っておきたい山・・・でも二度とは登らない(登れない)聖岳

26日、仲間5人が4時起きして前泊した下栗の里の民宿を出発。
落石の目立つ屈曲した赤石林道を1時間走って易老度(いろうど)の駐車場に着く。
登山口の便ケ島(たよりがしま)まであと2キロ。 
ここから先は4WD必須の荒れた痩せ道となる(多くの登山者はここに車を置いて歩いて行く)。

今日の予定は、標高920mの便ケ島から8時間かけて標高2300mの聖平小屋まで登る。 
滑ったら70メートル下の沢まで木立も何もないザラザラの登山道は、掴まるロープも岩も木も無い上に
雨で崩れて40センチの道幅しかない危険個所が8か所もありイキナリ緊張しまくりで始まった。

追記:帰宅して2日後に滑落の情報が入った。
  ⇒下山の工程で、自分たちより後から来たパーティの一人がこの場所で滑落⇒8/01死亡の情報。
    事故は下山時に起こると教えられている。心しよう。

50分ほど歩いて西沢渡(にしさわんど1098m)に出る。
通常は沢を渡る木橋があって、重い荷物と増水時のための手漕ぎの籠が併設されているのだが
木橋は流失して無くなっていた。

この手漕ぎの籠は結構な力が要り、しかも思ったほど前に進まない・・・・でも楽しい

ここから後は全行程ひたすら登るだけで平らな所はゼロ。しかも倒木と苔蒸した樹林帯の急登とあって体力消耗も半端じゃない

ようやく標高2200mの“苔平”に辿り着いて、残りあと200mで視界が開ける“薊畑(あざみばた)”に出られる

歩き始めて7時間、ヘロヘロ状態で今日の頂点“薊畑(あざみばた)”2400mに出た。
・・・・明日は遥か左前方に見える小聖岳を越えて聖岳に向かう。 

ホッと一息入れて地図を広げて三座同定。

 27日午前4時30分、小屋の朝食は早い。 誰も彼もが3時には起きて身支度整えて待機。

小屋を出て1時間半、小聖岳2662mに到着して後ろを振り返る。 雲が湧いて夏山の醍醐味を感じる一時だ。

800m先には雄大な聖岳3013mがそびえ立つ.

眺めていては分らなかったが、稜線上は左側から右に猛烈な風が吹いていて、ストックで待機姿勢をとらないと吹き飛ばされる。
喘ぎながら歩くこと3時間・・・・8:09待望の聖岳に着いた  

「われ夏山に登る」そんなキザな台詞を言って見たいほどの絶景が広がる。

 「山の天候は変わり易い」をそのままに、見る見る雲が湧いて来て15分間の滞在で下山を決めた。

1050m辺りまで下った処で猛烈な雨に遭遇・・・西沢渡の“籠”が渡れるか、便ヶ島の林道が通れるか・・・気を揉みながらの下山となった。
途中、一人が木の根に乗って滑り、仰向けに転倒した時は本当に肝をつぶした。 思わず「捉まえろッ」と前行く仲間に大声で叫んだ。
転がった方向は切り立った崖側で、あと50センチで滑落事故になるところだった。

カチカチに硬直した筋肉を騙しだまししながら、午後3時に便りケ島に戻って、お互いに「よく歩いたもんだ」と健闘を讃えあった。
そして「もう登りたくない」と・・・・・歩いた距離21.5kmでした。

 

 

 

 


 

 

 

 

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トレーニング

2014年07月23日 | Weblog

さるすべり(百日紅)の花が咲き出していよいよ夏本番。

この夏登る聖岳(3013m)と北岳(3193m)の日程が近づいてきた。

先月から指導を受けていた岩場歩きや救助訓練で、気持ちの準備は出来ているが
3000メートル超の長丁場と、酸素の希薄な高山では何より体力が勝負になる。
まして今回は、女性4人を牽引するパーティーリーダとなると荷物も責任も重い。

そんなワケで、昨日は近くの本宮山(789m)に登ってきた。戻りは一般登山道を外して
荒れた沢を下り、また登り返して往復15kmを歩いて来た・・・とにかく暑かったがなんとかなりそうな気がしてきた。

第二東名のトンネル工事も随分と出来てきた。

天狗岩で一休み

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一ケ月振りの更新

2014年07月19日 | Weblog

・・・・病気してたわけでもないのに、1ヶ月間も更新をサボってしまった。

この間カメラを少しでも軽いものと、ペンタックスのミラーレス一眼に変えて二度ほど山に行って来たが
どうにも気に入らなくて、メロンと物々交換した。

改めてニコンのミラーレス一眼を購入して、サテその写りや如何にと木曽駒ヶ岳に行って来た。
今までのニコン一眼レフと比べると全てに不満が残るが、軽い分だけが救いかも??

駒ヶ岳の登山口「千畳敷駅」は雲の中で10m先は見えません。

千畳敷カールの雪は20㎝と例年より多いが、通過すれば山頂に青空がみえた。

中岳2925mを過ぎた辺りから槍ケ岳がクッキリと見える・・・次はあの“槍”に登りたいと思う。

駒ヶ岳の頂上が見えて来た。

好天に恵まれた頂上展望は素晴らしく、これぞ夏山!って感じは山登りの醍醐味です。

駒ヶ岳頂上を下って遥か彼方の宝剣岳2931mを目指します・・・望遠で覗くと豆粒大の登山者が登ってます。

初心者には怖い箇所もあるが、鎖を掴んでドキドキしながらでも登れてしまう。

宝剣岳頂上を目前にして、一気にガスって来て見通しが悪くなって来た。

ここで退却する女性も見受けられる最後の鎖場です。

宝剣岳頂上2931mに到達。

頂上到達とは、僅か60センチ程の岩にてっぺんに登ることと・・・怖いもの知らずのFさん(落ちたら死にます)。

無事に下山して千畳敷カールに戻ってきました。

 

 

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