7月18~21日で北アルプス「薬師岳 2,926m」に登って来た。
台風11号の通過を気にしながら、18日夜は「折立キャンプ場」にテントを張って一泊。
翌朝4時起きで、折立→太郎平小屋→薬師峠→薬師平→薬師岳山荘→薬師岳を目指す。
標高差1,576m 距離10km 歩行時間10時間・・・登山道はよく整備され
危険な個所もなく処々に木道が敷かれ、“お花畑”を楽しみながら行ける好い山でした。
お昼を少し回って薬師岳山荘に着いたところで雨になり、今日の山頂登山は中止。
おかげで真昼間から夜寝るまで、雲上の宴会を楽しむことになった。
明けて21日は午前3時起床。
頂上でのご来光を期待して、真っ暗やみの中をヘッドライトを頼りに薬師岳頂上に向かう。
周りは霧に包まれて方向が分かり難く、ライトの光が拡散して「真っ白い闇」は
13人全員が亡くなった愛知大学生遭難事故のことを思い出させる。
2度ほどピーク(頂上)を間違えたが、午前4時半に頂上に着き日の出を待つものの
生憎の霧でご来光は見えず終い。
山を下りる頃には霧も晴れて、登る時には見えなかったアルプスの山々が一望でき
夏山の魅力を満喫させてくれた。
19日:薬師岳山荘に向かって登る
20日:薬師岳・頂上
20日:薬師岳・頂上
20日:愛知大学生遭難のケルン(ここで下山方向を間違えた)
20日:薬師岳・下山
20日:薬師岳・下山
薬師岳の花:
20日 11:53 折立登山口に無事下山。
どこの山に登った時も小さな石をポケットに入れて持ち帰り、無事の帰宅を伝えている。
初めて行ったノルマンディの海岸で、拾って送った白い石が、残していった裁縫箱に
仕舞われていたのを見つけて以来の習慣になった。