山里に春が

奥三河の山郷・鳳来は、観光で訪れるしか用の無い地でしたが、今回、７２歳を迎えて
パソコンを習いたいと言う、山間の奥まった一軒家に夫婦二人で暮らしておられる
盲目のＯさんを訪ねました。

６８歳の時、水田に水を引く農作業をしていて、足元が中々濡れて来ないことから
堰を切る作業がキチンと出来ないと分かり、肩を柱にぶつける日々の状況に照らして
「自分は目が見えていない」ことを知ったと言う。苦しんだ３年間であったが、今回、
パソコンに生きる途を託して見たいと活き活きとして話された。

昨夜は徹夜になったが、整備を終えたパソコンを届けて来た。
インターネットもメールも快調に走る。無線LANだからノートパソコン持ってどこの
部屋にも移動ＯＫ。ノートのキーは小さいので１０９型の無線キーボードも用意した。
早速、甥っ子から応援メールが届いて夫婦で喜んでおられた。

そして、予期せぬ出来事が起こりました
ナント　キー練習用に入力したパソコン上の文字が読めた（見えた）のです
奥さんが信じられなくて、読み取り音声を止めて確認してみたが、ちゃんと読めます。
「集中すると読める（見える）のですネェ」・・・本人が一番ビックリでした。

・・・ようやく山郷にもＯさんにも春が来たようだ。

　　　　　Ｏさん宅の春（３月３０日）
　　　

春が来た

春の一日。

枯れたハズの桃の木に花が咲き、３月半ばにして４月の気温とか・・・・。
陽気に誘われて、握り飯と車椅子と妻を軽トラに載せて裏手の佐奈川に行く。

スゴイか？哀れか？

やっと春がきた・・・そんな感じで先週からマラソンを再開した。
冬眠中は、同じ“運動”でも「食べる寝る」の
往復運動のみで、とうとうベルトの穴が一つ左にシフト。

同級のＴに「マラソン再開したよ」とメールしたら「体力維持は
歩いてしなさい」と返事が返ってきた。
・・・実際のところ言われなくても殆んど「歩き」に近い。
1000メートル走って100メートル歩く・・・そんな感じ。

神社前を歩きながら走っていたら、突っかい棒のあるヘンな格好の
境内が見えて、翌日カメラを持って行ってみた。
それがこの写真で、遠目には緑の大樹なのだが、近くに行って
樹の裏側に回ってビックリ、そして感嘆譜「スゴ～イ」　

・・見た目は元気そうだが、見えないところはボロボロだ。
なんだか自分たち高年代の男どもの姿と似ていて
「体力維持は歩いてしなさい」をあらためてナットク。