1/11~12:冬山合宿・八ヶ岳
冬山経験のない新米7人+山のベテラン5人で、厳寒の八ヶ岳(硫黄岳2760m・東天狗岳2640m)に登る。
折りしも今季最強の寒気が居座るとあって、天候を気にしながら午前3時に豊川を出発した。
諏訪ICを下りて山に向かう道路は、除雪の雪と融水が凍ってツルツル・ピカピカ状態だが
さすがスタッドレス タイヤは素晴らしい・・・。
7:20唐沢・夏沢鉱泉分岐に着いて、ここからは小屋の雪上車に乗り換えると、いよいよって感じでその気になる。
小屋に荷物を降ろして休む間もなく支度を整え、硫黄岳2670m登山を開始する8:30。
途中オーレン小屋までの1.7kmを休憩なしで登るのはキツかったァ
「汗をかかないような服装で」と指示されてはいたが・・・・ 小屋外の寒暖計を見ると-15度では、手袋3枚に
オーバーヤッケと厚着をしてしまい「ハァハァ」と肩で息する状態でなんとか辿り着いた。
登山道は昨日の積雪で踏み跡が薄くて時々ズボっと膝まで雪に埋まるのだが、これが意外にエネルギーを浪費する。
オーレン小屋から先の1.4kmは勾配がきつくなり稜線に出るので風も強いと注意があってアイゼン、ピッケル
オーバーヤッケと装備を整えて頂上目指して出発した(10:20)・・・・・が、ホントにキツイ
樹林から稜線に出た途端に横殴りの強風でピッケルを突き立てていないと飛ばされそうだ。
頂上まで後数百メートルだがメンバーの力量からして「ここで引き返す」とリーダーの指示
下山が早まったので、明日通る「箕冠山・みかむりやま2580m」経由で戻ることになった。
このルートは昨年の9月に登った経験があったが、冬と夏では大違いだ
厚着+重いアイゼン+空腹=発汗、塩分不足で足攣りが起きてしまった 薬を飲んでも少し歩くとまた起きる
とうとう歩行困難となりパーティーから離脱した・・・・指導者2人に付き添って貰い1時間遅れで下山した。
1/12:
昨日の失敗に懲りて今日は全員に“薄着”の指示が出る・・・とはいえ外の寒暖計は-13度。
キツかった昨日の工程で2人がダウンしてしまったので、今日は10人で東天狗岳2640mに向かう7:30。
昨日は「ハァハァ」しながら辿り着いたオーレン小屋だったが、今日の景色は墨絵調で美しい。
“薄着”のお蔭で無用な体力消耗もせず足攣りも起きず、「箕冠山2580m」を経て中間点の「根石岳2603m」に到達 10:20
しかし「今日はここで引き返す」とリーダー (送迎の雪上車の出発が12:00と言うことで止むを得ない)
目前に雄大な東天狗岳/西天狗岳が見えるが・・・ちょっと残念(・・・夏にまた一度来ようと決めた)