まったり まぎぃ

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『華政』62話まで

2017-05-29 22:28:39 | 韓国ドラマのエトセトラ
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クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

レビュー一覧は、こちらから。

 

公主は、ジャジョムに会いに行きました。

この状況を打開するためのヒントを得たかったのでしょう。ジャジョムもそれを理解していました。

一切罪を自白しないジャジョムですが、潔白の主張もしないでいました。

もう、悟ったような表情です。

そして公主に言いました。

「自分は民の事も国の事も思わなかったけれど、私が知る最も弱く愚かな人間は違うかもしれません。国と民を思う気持ちが少しはあったようです。」

仁祖のこと?・・・と公主は思いました。まさか・・・と。

 

その頃、釈放されたジュソンは世子に会いに行っていました。

自分と手を組めば、無事即位できるが、そうじゃないと・・・と。

 

ジャジョムのところから出て来た公主を、尚膳が待っていました。

彼は、仁祖の遺言とでも言える言葉を伝える為に、待っていたのです。

「王様は、最後の機会を逃しはしないとおっしゃっておりました。王さまが為し得なかった事を、世子様と公主様なら果たしてくれると。そしてこれが王さまの考える唯一の善政だと仰せに・・・。」

つまり、キム・リュを顧命大臣にしたのも、全て仁祖の策だったのです。そうやって世子のために、朝廷に残る奸臣を全てあぶり出し、追放してしまおうという・・・。

 

キム・リュは、志を同じくする同志を集め、署名押印させました。勿論、スンソン君を世子・・・或いは王にという目的のためです。

仁祖が後継者を再論するようにと言ったことで、事はもう本決まりと言え、有頂天でした。

世子から、手を組むと言う返答が無いことから、一気に進めてしまおうということになりました。

で、反対派を閉めだした状態で大殿で議論をして後継者を決めてしまおうとしたのです。

 

イ・シベクは、仁祖の命令書を公表するべく、その場にいました。

で、開いて見ると、なんと、それは白紙。何も書かれていません。

 

そこに仁祖が。

直接命令を伝える為だ・・・と言いました。

ふらふらとした足取りで、尚膳に支えながら大殿に入って来ました。

そして、シベクに、今から言う命令を、その白紙に書くよう命じました。

「新たな時代を開く新たな君主に背く者どもめ。後継者を再論しようとここへ集まった逆賊を根絶やしにしてやろう。これこそがこの国の王である私が最後に下す命令だ!」

 

なんと

感動しましたよ、あたしゃ。

やっとこの奸臣どもをやっつける事ができるのね

 

父の思いを知り、世子は跪いて敬意を表しました。涙がこぼれます。

仁祖は息子に言いました。

「お前は悔いを残すような王になるな。そして、世子・・・兄を殺した者どもを必ず・・・必ず・・・。」

そこまで口にした時、仁祖は倒れてしまったのです。

 

キム・リュを含む重臣たち、ヨジョンは捕まりましたが、ジュソンは逃走に成功。

イヌも辛い気持ちを押し殺して後を追っています。

 

仁祖は意識を取り戻しました。でも、いつ命が尽きてもおかしくない状況です。

そんな時、公主を呼ぶよう命じたのです。最後に本音を話しておきたかったのでしょう。

 

公主と仁祖は、二人きりで話をしました。

私は公主が嫌いだった・・・と話し始めた仁祖。時には殺したいほど憎んでいた・・・と。

今でもそれは変わらないと言いました。

「だが、今、黄泉の使いが待っている時になってわかった。私が本当に憎んでいたのはおのれ自身だったのだ。責めを負うべきは公主では無く自分だったのだ。だが自分を憎むわけにいかず、公主を代わりに憎んでいたのだ。」

それを聞いて、公主は言いました。

「いいえ、王さま。未熟で弱かったのは私でした。王座の重みがどれほどか分かっておりませんでした。いつも王様に寛大な心を求め続け、いつも責め続け断罪しようとばかりしました。愚かだった私をお許しください。」

公主が自分に許しを請うた事、仁祖にはそれが救いになったでしょう。

初めて自分を理解してくれたと分かったでしょうからね。

そして、自分のように死ぬ間際にならないと正直になれないのではなく、公主はいつも正直だと改めて気付き、公主の器の大きさを悟ったでしょうね。

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