韓国TVドラマ 『病院船』オリジナル・サウンドトラック | |
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「手術は受けません。」
と、ジェチャンがウンジェに言いました。
ヒョンがマイナス面をあれこれと言った所為だとウンジェは思いました。でも、ジェチャンは違うと言いました。
実は、ヒョンは、ウンジェを信じて、手術を勧めたのです。
受けないと言う選択は、ジェチャン自身が下した判断でした。
ジェチャンの妻も末期の胃がんでした。
ジェチャンは、妻の意思も確認せず、手術を受けさせ、抗がん治療等を受けさせたようです。
でも結局妻は死んでしまったわけで。
苦しみながら病院のベッドで死なせてしまったことを、ずっと後悔していました。自分はそういう死を迎えたくないと思ったのです。
この話を聞いたヒョンは、ジェチャンがどんな判断を下そうと、自分が傍で見守って行くと決めました。
そして、ジェチャンは退院し、子供たちの待つ学び舎に戻りました。
ウンジェは、諦めていません。何とか説得しようと思っています。
そんなウンジェに、キム・ドフンが取引を持ちかけて来ました。
自分の病院でウンジェにジェチャンの手術をさせてあげる代わりに、論文はドフンの名で出せ・・・と。
呆れました。やはり美味しいとこ取りですよ
キム院長もこの件を利用してウンジェの能力を確かめようと考えていました。
で、キム・ドフンに連絡したのですが、彼がすぐに来たところをみると、この手術、まんざら不可能な手術でもないようだと思いました。
万が一失敗したら、ウンジェはこの病院に残るだろうし、成功したら勿論患者は助かります。どちらになっても、病院は損をしないわけです。
だから、病院の手術室を使う事を了承しましたよ。
キム院長からの許可が下りたウンジェは、まずヒョンの説得に向かいました。
様々なデータを示し、可能性があると説明しようとしましたが、ヒョンは一切聞きません。
「説得したいなら、心に訴えないと。データをあれこれ出してくる前に、まず話を聞かなきゃ。相手が何を望み、恐れているのかを。」
ウンジェも負けてません。
「じゃぁ、あなたは?死にゆく人を目の前にして、何もせずにただ見てるだけじゃない。それでも医者?」
まだまだ二人は平行線です。
病院船の寮では、それぞれ役割分担があって、毎回あみだくじで決めています。
ウンジェとヒョンは、買い出し係。気まずい関係なのに・・・と二人とも仏頂面です。
買い物途中に、ヒョンに緊急連絡が入りました。また、父が脱走したと言うのです。それも、大量の鎮痛剤を持ったまま・・・。
慌てて車のスピードをあげたヒョン。
何事?・・・とウンジェが聞いても、答える余裕も無いし、第一ウンジェの問いなぞ、耳に入っていない様子です。
ウンジェも、ただ事ではないと察し、黙って見てることに。
ヒョン父は、海外の紛争地域に医療ボランティアとして行っていたようです。
散々危険な目にも遭って来たし、悲惨な状況も目にして来ました。その時の恐怖が、彼の中に残っているのです。
ヒョン父は、医療施設から鎮痛剤や様々な道具を持ち出し、森の中で“患者”の治療に当たっていました。妄想の世界にいるのです。
見つけたヒョンは、思わず立ち尽くしてしまいました。他の看護師たちも、医師としての業を見たように思ったでしょう。
怯える父に優しく話しかけたヒョン。
「僕も医者です、先生。後は僕に任せてください。」
ほっとしたようなヒョン父が、名前を聞きました。
「クァク・ヒョンです。」
私もクァクです・・・と嬉しそうな父。一瞬、その名前が気になったような表情を浮かべましたが、息子だと思い出す事はありませんでした。
父は職員によって施設に連れ戻されました。
ヒョンは一人泣きました。
雨が降りはじめました。
誰かが傘をさしかけてくれました。ウンジェでした。
ヒョンはウンジェに隠して来た事実を打ち明けました。聞いてほしかったでしょう。誰かに言う事で、口にすることで少しは心が軽くなるでしょうから。
父の事、自分の医療ミスのこと・・・。
ヒョンは、専門医の勉強と勤務、その上に父の脱走癖とあって、疲れきっていたのです。そんな時、新人でもしないようなミスをしてしまったようです。
ヒョンがジェチャンの意思を尊重したいのは、父の様子を見て来たからです。
病気は少なからず自我を失わせるもので、しかし、その中でジェチャンは一生懸命自我を守ろうとしているから・・・とヒョンは言いました。
父のように壊れるより、命が短い方が良い・・・と。
患者の意思が大切なのは分かる。だけど、その自尊心は命より大切なものなの?・・・とウンジェ。
そして、ヒョンも、まだまだ迷っていました。
ジェチャンに手術を受けさせたいと思う気もちがあるのは確かです。医者にとって死は失敗ということだから。
お前にとって死は失敗か?・・・とジェチャンは言いました。
「誰にも訪れるモノなのに、何故失敗なんだ?死は人生の結論なんだ。私はこの結論が良い。」
ウンジェはヒョンに言われた言葉が心に残っていました。説得したいなら相手を理解しろと言う言葉です。
で、ジェチャンの詩集をたくさん読んでみました。
確かに、感動しました。
「でも、命ほどじゃない。」
と、ウンジェ。
ウンジェはキム・ドフンの取引を飲みました。
最高のスタッフと施設等で手術ができるなら、論文などどうでもよいと思ったのです。
それを知ったヒョンは、ウンジェの目的がますます分からなくなりました。論文を書いて、出世しようというのでないなら、何故?・・・と。
ウンジェは、母のことを今でも後悔しているのです。
自分が傍にいたら、救えたのに、傍に居なかったがために救えなかった命です。
今は、ジェチャンの傍に自分がいます。だから、救いたいのです。
しかし、ジェチャンは既に遺体寄贈の誓約書をウンジェ宛てに書いていました。手術はしないけど、自分の体を研究に役立ててほしいと思っているのです。
ある日ジェチャンと子供たち、そして、偶然往診帰りのウンジェが乗り合わせたバスが横転事故を起こしてしまいました。
ウンジェは左腕を脱臼。
しかし、右腕で、出来る限りの手当てをし始めました。
他の面々も駆け付け、救護活動が始まったのです。
ウンジェの腕は、ジェゴルが処置してくれました。
重傷者も含めて救護のめどが付くかと思われた時、一人の子供の行方が分からないことに気付いたジェチャン。
ヒョンは、その子サンを、バスの中で発見。
助けに入ったんだけど、バスがそのまま転落してしまいそう~っ
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