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やっぱり、キム・スクたちがトドメを刺し損ねた男の一人が証言しました。
刺客は寡婦だったと。うちの一人は白装束だったと。
気になったので少し調べてみたのですが。寡婦が必ず白装束を着なくてはいけなかったという記述は発見出来ませんでした。この時代、寡婦は亡き夫の後を追うのが良いとされる認識だったようです。特に子供を成さないままだった場合など、夫の死の原因が妻にあるとまで言われることも多々だったとか。寡婦の地位は極端に低いものだったようですね。ちなみに、この作品では、寡婦村の女性たちはほぼ皆白っぽい服装ですよね。寡婦の立場に関しては、江戸時代と朝鮮時代では大きく違ったようです。
戸曹判書宅の宴の一件は、戸曹判書に進言され、光海君が企てたものでした。
永昌大君派の裏切り者をあぶりだすおとり作戦だったのです。
この生き残った男の証言により、光海君は寡婦村に狙いを定めました。それを確信に変えたのは、ホ・ユンが行ってる妓楼と言うのが、寡婦村の隣にあると知った事です。
で、急ぎ寡婦村に向かったと言うわけでした。
部下たちに妓楼を調べさせ、その間に自分は寡婦村に入りました。
その時、山の中腹にある寺が目に付いたので、登って来たというわけです。
勿論、ノクドゥは目の前の人物が王だとは知りません。
当然、父親だなんて、全く思いもよりません。
ノクドゥは、仲間なのか敵なのかすぐには判断出来ませんでした。でも、仲間ならホ・ユン達と同じような白装束を着ている筈だと考え、仲間ではないと判断。
時間稼ぎをしました。
ここは寡婦村だから、男子禁制だと大声を上げました。中の者たちに聞こえるように。
その機転を利かせた行動によって、ホ・ユンたち、そしてユルムたちは逃げ出すことが出来ましたし、ムウォル団の者たちが亡き寡婦たちの霊を慰める弔いをしている様子を見せることが出来たのです。
この働きを認めたチョン行首は、正式に任務を与えるとノクドゥに言いました。
ユルムとホ・ユンは話し合いました。これからどうするか・・・です。
永昌大君が死んでしまった今、ホ・ユンたちは目標を失ってしまったわけですから。
ユルムは、自分を王にすればいいと簡単に言いました。
民が幸せに暮らせる国を・・・と言う綺麗ごとをユルムは言いませんでした。
「私は強大な力を持ち、権勢をふるう王になります。」
民を慈しむ心が王には必要だと、ホ・ユンは幻滅し、立ち上がりました。
光海君にチクりに行こうとしたのかな?
でも、ユルムはホ・ユンの秘密を握っていました。20年前始末したはずの王の息子が生きていると言う事です。
ずっとホ・ユンを監視していたようですね、ユルムは。
だから、島に隠れ住んでいるノクドゥ父子を襲ったことを掴み、その意味を知ったと言うわけです。
どうも、光海君が息子を殺そうとした理由も知っているようですね。
そしてもう一つ、驚いたことが。
なんと、ノクドゥの兄ファンテがユルムと手を組んでいたのです。
と言うか、刺客に追われているのを救ってくれたのが、ユルムの部下ダノだったのです。
ファンテは、ノクドゥが王の息子だったがため、自分たち家族が悲惨な生活を送ることになったと恨んでいました。その恨みを晴らしてくれ、失ったものを取り戻してくれるのが、ユルムだと考えたのです。
お互いの秘密を共有した今、我らは仲間ですね・・・とユルム。
ホ・ユンは納得しかねていましたが・・・。
ところで、ユルムがドンジュの家に行き、自分は寡婦村に入っても許される人間だと話した時のこと。
綾陽君だとは言わなかったけど、どこにでも行けるし、誰でも殺せると言いました。
そういう権力を持っている人間だと。
そのうえで、ノクドゥをいつでも殺せると言ったのです。ドンジュの想ってる人を・・・。
ドンジュは必死にノクドゥを守ろうとしました。
ユルムは誤解していると。自分はノクドゥを利用しただけだと。そして、自分はここを出て行くと。
ならば、自分の所へ来いと言うユルム。
でも、ドンジュはきっぱりと断りました。
ノクドゥは、ドンジュが村を出て行くと言ったところから聞いてしまいました。
ショックでした。
ますますドンジュの気持ちが分からなくなりました。
それはドンジュも同じ事。
ノクドゥが何故外泊したのか、後で説明すると言ったことを、ちっとも話してくれないのは何故なのか。
2人は自分が抱えている悶々とした気持ちをぶつけ合い、喧嘩ばかり。
チョン行首はムウォル団の面々に言いました。
痕跡を残さないよう片付けて、翌日の夜村を出る・・・と。
ホ・ユンからの指示でした。
突然方針を変更するということは、ムウォル団のメンバーには納得できない事でした。
でも、以前から決起を準備してきたユルムは大きな権力を持っているわけですから、彼女たちが逆らったとしても、それは自分の命を縮めることにしかなりません。
チョン行首は心ならずも、命令に従うしかなかったのです。
ホ・ユンも志を共にするのだから、いずれ彼女たちの望みを叶えてくれるに違いないと考えました。
そして、自分はホ・ユンに会いに行くと言い、その供をノクドゥに命じました。
ファン先生は、王や王の甥なんぞが絡んできて、事はどんどん大きくなっているのを、心配しました。
だから、ノクドゥに手を引けと言いました。
でもノクドゥはここまで来たら、行動を共にすることで秘密を掴み、家族と堂々と暮らしたいと言いました。謀反を起こすという気持ちは全くありません。つかず離れず・・・って感じ?
ノクドゥの父チョン・ユンジョは、ホ・ユンに匿われていました。ま、幽閉と言う感じですが。
ファンテのことは、まだ打ち明けていないようです。
だから、チョン・ユンジョは息子たちを一刻も早く探し出したいと焦っていました。
ホ・ユンは自分が手を尽くして探していると言いました。
ホ・ユンは、ノクドゥを次期王として、永昌大君の代わりに担ぎ上げるのも手だと考え始めています。
でも、チョン・ユンジョは大反対。一緒に明にでも行って、一生隠れて住むから見逃してくれと頼んでいますが・・・。
一緒に川遊びに出かけたノクドゥ、ドンジュ、エンドゥの3人。
ノクドゥが川に落ちたと思ったドンジュは、血相変えて自分も飛び込み、ノクドゥを捜しました。
ま、島で育ったノクドゥがおぼれる筈はなく。
単に魚を採ろうとしただけ。
勘違いしたのが悔しいドンジュですが、それ以上にショックだったのは、ノクドゥの本名はいまだに知らないこと。
名前を呼んで探すことが出来ないんですから。
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