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事故の一報を受けて、ジンガンは慌てて病院に駆け付けました。
ウサンは即死。
スンアは重体。手術は一応成功しましたが、予断は許さない状況でした。
でも、ムヨンの存在は一切報道されなかったのです。警察の報告にも入っていませんでした。
ムヨンが消えた・・・。ジンガンは、確かにスンアの車の助手席にムヨンが座っていたのを見ています。
なのに、負傷者としても名前が挙がってこないし、第一、ウサンが運転する車に婚約者のスンアが同乗していたなんていう報道内容なんですもんね。
NJグループとすると、スキャンダルを揉み消すために手を打ったってことです。
ムヨンを保護していたのは、ウサンの姉セランでした。
意識が戻った時、マズイ事を喋らさないために・・・でしょうな。
一方、自首したと思ったユリなんですが。
関係者として事情聴取を受けたってだけでした。
あの事件の日。ユリが見たのは、死んだ女子大生と恋人が喧嘩をしていたこと、そして恋人のチェ・サンフンを追い返したこと。
「その後覚えているのは、ミヨン帰って来た事。その後は・・・血。血が・・・。」
そこまで言うと、後は覚えていないの繰り返しでした。
現場に行けば、何か思い出すかも知れないと、ジングクがユリを連れて行くと、ユリは隙を見て逃げ出してしまいました。
ジングクは敢えてユリを逃がしたみたいです。
彼女がどういうルートで逃げるか、確かめようと思ったのです。あの夜犯人が通ったのと同じように、監視カメラの無いルートを通るかどうか・・・を。
時間を置いて、ジングクはユリに話しを聞きました。
でも、やはり覚えていないと言うだけです。
だから、ジングクはとうとう自分の過去を口にしました。人を殺した・・・と。
「それでもやり直せる。俺が証拠だ。時間がない。明日警察署に来い。自首するんだ。」
そう言ってジングクは帰りました。
ジンガンは、ムヨンの家にも毎日のように通って戻ってきていなか、確認しました。
でも、いません。
ただ、猫がいるだけです。ジンガンは、ムヨンが育てている猫に餌を上げるようになりました。
ジングクは、今回の事故の管轄署に行きました。
そこには、先輩キム刑事が課長として勤務していました。今回の事故の担当者でもあります。
ジングクは、事故の真相を聞く事が出来ました。
やはり、NJ側が、隠ぺいしたのです。警察はちゃんと真相を掴んでいました。
スンアとムヨンが逃げようとしたのを、嫉妬したウサンが追いかけて事故になった・・・と。ウサンは泥酔状態で、ブレーキをかけた様子は無かったと言いました。つまり、スンアが死んでも良いと思ったってことです。
キム課長は、ジングクが引きずっている事件についてちゃんと状況把握しています。イチーム長の様に、ひねくれた見方などせず、ジングクの苦しみを理解しているようです。
幼いジンガンを引き取って独身のジングクが育てたことも知っているし、その苦労も理解していました。
この時、キム課長から、驚くべきことを聞きました。
なんと、事件のあと数カ月後に、ジングクが探していた男の子がジングクを訪ねて警察に来たということです。その時、キム課長も席を外していたので、よりによってイチーム長が応対したんだとか。
ジングクがチラシを作ってまでも必死に探している少年が訪ねて来たのなら、一言ジングクに報告すれば良かったのに、イチーム長はそれすらしなかったのです。
ジングクが血相変えてイチーム長に詰め寄りましたが、今更何だと開き直られただけでした。
ところで、オム刑事は、彼なりに女子大生の事件を調べていました。
で、いろいろな証言や証拠から、ムヨンへの疑いを強めていました。
それを報告しても、ジングクがイマイチ乗ってこないのを、いぶかしく思い、イラついています。
ムヨンの意識が戻りました。
ウサンの秘書が、待っていました。そして、セランからの指示を伝え、示談書にサインさせ、大金を渡しました。
10億と言う大金をあっさりと受け取ってサインしたムヨンと言う男を、セランは面白く感じたようです。使えると思ったのかな?
家に戻ったムヨンは、飼い猫が何かを感じて外に飛び出していくのに気が付きました。
誰かが来たのを知りました。
それがジンガンだと、すぐにわかったのかな?
突然姿を現したムヨンに、ジンガンはホントに驚きました。
呆然と行こうとしたのを、ムヨンが引き留め、kiss。
ジンガンは、そのまま帰って来ました。
その夜、スンアが亡くなりました。
ジンガンは、泣きました。胸がつぶれるほど悲しかったのです。
謝る事も感謝を告げる事もできないまま、スンアは逝ってしまったのです。
嘆き悲しむジンガンを見ても、ジングクはどうしようもありませんでした。
ジングクは、ムヨンに怒りをぶつけました。
ムヨンがあまりにも人ごとの様な態度を取っているのが、我慢できませんでした。
それでも怒りを押さえてムヨンに聞きました。
「こうなると分かっていたら、踏みとどまっていたか?」
さぁ・・・と関心無さそうな態度のムヨン。
それを見たら、もう我慢できなくなったジングクは、ムヨンに掴みかかりました。
ウサンに対しては仕返しといえるかもしれない。でも、スンアには何の罪も無い・・・と叫びました。
それを見てムヨンは、ことさらに気持ちを逆撫でするように言いました。
「こうなると分かっててもやったよ。」
ジングクは、ムヨンに言いました。
これからはお前が何者だろうが知った事か・・・と。
「俺はオジサンにとって何者だったんだ?」
ムヨンが聞きましたが、ジングクは答えずに背を向けました。
もう会わないと言う言葉を必ず守れ・・・とジングクはジンガンに言いました。
「あいつにとっては何もかもがゲームだ。大切なものなどない。自分の命さえゲームのチップにする。覚えておけ。スンアはあいつの所為で死んだんだ。スンアが死ぬと分かっていたとしても自分が死んでも同じことをしたそうだ。」
まさか・・・とジンガンは思いました。
そのままスルーしようかとも思ったかも。でも、やはり無理でした。
ムヨンの帰りを待ちました。
ジングクから聞いた事を確かめました。
誰かが死んでも悲しくないの?時を戻せたとしても同じことをするの?
ジンガンは罪悪感にさいなまれていました。
重体のスンアの傍で、自分はムヨンの事ばかり考えていたから・・・。
「何故悲しくないの?私があれほど心配したあなたの命が何故大切じゃないの?」
自分でもわからない・・・とムヨン。
きっと、それが本音でしょう。ムヨンも自分がどうしてこうなのか、分からないのでしょう。
ジンガンは諦めたように帰って行きました。
その後を、ムヨンは付いて行きました。
見守るように・・・。
ところが、途中で、オム刑事たち強力3チームがムヨンを呼びとめたのです。
「チョン・ミヨン殺害の疑いで逮捕します。」
ジンガンにも聞こえていたかもしれません。でも振り返る事も立ち止まることもありませんでした。
ムヨンは必死にジンガンを目で追っていましたが・・・。
オム刑事は、ジンガンの後をムヨンがついて行っていたと察したかも。二人が知り合いだと言う事を、まだ知らない筈ですが。
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