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ノクドゥ=チャン・ドンユンssiは、島で父と兄の3人で住んでいます。
勉強をすることも武術を習うことも父から止められて来ました。
自然の中で、ひっそりと生きて来た家族なのに、ある日突然襲われました。
女性の刺客が襲って来たのです。
ノクドゥが留守の時でした。
知らせを聞いて駆け戻ったノクドゥは、あっという間に刺客たちを倒しました。
相当な腕前です。
武術は師匠に教わりました。
娘のエンドゥといずれは結婚すると言う約束で。
でもね、エンドゥ、まだ幼い子供なんですよ。ノクドゥは武術を教わるために約束しちゃったって次第です。
父と兄が襲われたのは自分のせいだと思ったノクドゥ。
母が死んだのも、自分のせいだと思っています。その根拠が何なのかはまだ分かりません。
刺客の一人が傷を負いながらも逃走しました。
その後を、ノクドゥは追いました。師匠に父と兄を託して。
刺客は女性でした。それも、鍛錬を積んだと思われます。
「頭目を捜せ。」
と、師匠は言いました。逃げた刺客も、捕まるよりは自害を選ぼうとしたくらいですから、絶対に口を割ったりはしないだろうから・・・とね。
ノクドゥは刺客を追って都にやって来ました。
丁度、王の行列に行きあたってしまいました。
刺客はそれを避けるように、大通りを避けて逃げて行きます。
道行く人は皆、低頭していました。
その中、一人の人物が王を見つめていました。
トン・ドンジュ=キム・スヒョンさんです。男装しています。
矢で射ようと計画していました。
狙える場所を見つけようと移動している時、ドンジュにノクドゥがぶつかっちゃって。
弓を落としちゃった。
もたついている間に、一人の老人が王の行列に向かって石を投げつけていました。
子供や孫を殺された恨みがあると叫びました。
どうも、彼が住んでいた所に無理やり王宮を建てたようです。そのせいで、子や孫が死んでしまったと言いました。
当然、その老人はその場で捕まってしまいました。
彼が投げた石は確かに輿に乗っていた“王”に当たっていました。でも、それは偽物の王だったんです。
敵が多いことを自覚している王が、影武者を立てていたってことです。
本物の王は、護衛の兵に扮していました。
王は、共謀者がいる筈だと言い、周辺を捜させました。
その網に引っ掛かったのが、ノクドゥとドンジュだったのです。
ノクドゥが追っていた刺客も女性でした。
逃げ込んだ小屋の中で女性の身なりに変えたので、まんまと逃げることが出来たってわけです。
ノクドゥとドンジュは同じ牢に入れられました。
ノクドゥがぶつからなければ、自分は目的を果たせていたのにとドンジュは怒りました。
ノクドゥも、ぶつからなければ刺客を逃がす事も無かったと、怒りました。
初対面からぶつかる2人です。
その夜、皆が寝静まった頃、ドンジュは牢の柱の一部を外し、逃げようとしましたが、途中で体が引っ掛かって身動きがとれなくなってしまって。
結局、ノクドゥに頼んで助けてもらうしかありませんでした。
翌朝、2人は他の民と一緒に尋問場に引き出されました。
役人たちの中には、流石にここまでしなくても・・・と、王の命令に異論を持つ者もいました。
尋問場では拷問も加えられています。
それを見て、ドンジュは昔の記憶が蘇ったようです。どうも、家族が襲われたようですね。どういう事情なのかは不明です。
恐怖心がこみ上げてきました。
役人の取り調べを受ける段になり、キム・ウォンシクと名乗りました。ただ通りかかっただけだと。
詳細を話せと言われましたが、パニックになりそうで、言葉が出ません。
その様子を見ていたノクドゥ、立ち上がりました。
そして言いました。
「王に会いたい。」
死ぬ気かと言われ、その場で殺されるのなら、言いたいことを言って死にたい・・・と言いました。
「まことに逆心があるならば、投石では終わらぬはずだ。矢にしても、いつ落ちた物か分からぬのでは?」
役人も、もっともなことだ・・・と思ったようです。ノクドゥの話を聞こうとしました。
ノクドゥは、言いました。
「あの老人のために墓を作ってやれば、民も感動するかも。民を慈しむフリをせよと言いたい。」
この様子を、王が見ていました。
バカにしたように見ていましたが、一理あるとも思ったようです。
「民を慈しむフリをする。民がこの無能な王を少しは崇めるやもしれぬからな。」
王は自分が王として相応しくないと認識しているようです。民が自分に恨みを持っていることも十分分かっているのですね。
王は第15代の光海君=チョン・ジュノssiでした。
結局、この時捕まった者たちは皆釈放されました。
ノクドゥとドンジュも、役所の前で別れました。二度と会いたくないと言って。
その夜、宿で出された食事を食べたノクドゥは体調を崩してしまいました。
で、道端で倒れてしまいました。通りかかった役人が
「死んでる。」
なんて言いましたよ
でもそれはノクドゥの芝居。
自分の後を例の刺客が付けているのに気が付いていたのでしょう。刺客が食事に毒を盛るよう宿の女将に命じたのも知ってたようです。
安心してアジトに戻る刺客を、ノクドゥがそっと追っています。
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