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ソジュンとギドゥンは、セヨン父の事故死について、しつこく警察に食い下がりました。
本当に事故死なのか、他殺は考えられないのか、ちゃんと細かく調べたのか・・・etc,
ただ一つ、ソジュンたちには引っかかる事実が分かりました。
あの日、セヨン父の行動記録を見たところ、最初にギドゥンとマリンが待っていた工事現場にも行ってるんです。と言う事は、ギドゥンたちはセヨン父を見かけていなければいけない筈なのに、一切姿を見ていないのですから。
ってことは、素通りしたということになります。
そしたら、警察の言う、建築現場を毎日見回っていた習慣をなぞっただけだという説に合いません。素通りするなんて、見回ったことにはなりませんから。死んだ現場だけ、車から降りてチェックしたというのか・・・とね。
ギドゥンからその話を聞いたマリンは、記憶をたどってみました。
確かに車はすれ違ったけど、怪しい感じはしなかった・・・と言いました。
ソジュンはドゥシクに何を知っていて、何を隠しているのかと問いました。
でも、ドゥシクは答えませんでした。
「このままでは、お前の未来はどんどん悪くなる。だから、未来を見に行くな。」
じゃぁ、何故アジョッシは未来を見に行くの?・・・とソジュンが問いました。
だけど、その問いにも、ドゥシクは答えませんでした。いずれ分かる・・・と言って。
ソジュンは、ただただマリンを救いたいだけなんです。唯一の家族で心から愛しているマリンを・・・。
だから、死ぬと分かってる未来を変えたいんです。
だから、こうやって未来と現在を行き来しながら、何とか方法を見つけようと模索し続けているのです。ドゥシクも、その気持ちは充分分かっています。
だけど、多分、ドゥシクは何か知ってるのでしょう。
このままソジュンが未来を見続けて不幸な未来を避けようと手を打てば打つほど悪くなるってことを。
キム常務は会社の中でも自分の行動に不審感を抱かれている事に気づきました。
今更ですが、何とかイメージを良くしようと、あれこれと手を打とうとしています。
妻のゴンソクは、夫の様子が今までに無いくらい変だと感じています。ベトナム移住の話など、その最たるものです。
ファン秘書に聞いても、詳細は分かりませんでした。
だから、意を決してマリンに頭を下げることにしたのです。これまでマリンを下に見て来たゴンソクとすると、プライドを投げ捨てても、夫の事をフォローしたいと考えたのです。
マリンは、見たことのないゴンソクの態度に驚きました。
でも、マリンには杞憂に思えました。だって、ソジュンからキム常務の悪口を聞いた事が無いからです。
ただ、ベトナム移住の話が出ていることには、流石に驚きました。
ソジュンは、セヨン父の事件を、未来に確認しに行きました。
これが一番確実だと思ったのです。
2年後の未来に行きました。
担当だった刑事にどうなったか問い合わせようとすると、事件以前に、ソジュンが現れたことに驚かれてしまったのです。
「2年前の冬に失踪したんじゃ」
・・・と刑事は言いました。
ソジュンも驚きました。思わぬ事を突きつけられ、誤魔化して逃げるしかありませんでした。
でも、一つ分かりました。
自分は2年前、自らの意志でいなくなったのではなく、失踪したのだということです。
ギドゥンが嘘を言った事が分かったのです。ギドゥンはマリンと仲が悪くなって、海外に行ったっきりだと12月3日には言ったのですから。
すぐにギドゥンに確認に行きました。
ギドゥンは嘘を認めました。
「お前は未来に行ったっきり、戻らなかった。」
と、ギドゥンは言いました。
嘘は、マリンから頼まれたと言いました。
捜し方も分からず、マリンはまだ家でソジュンを待ち続けている・・・とギドゥンは言いました。
混乱するソジュンは、理解できません。
「2人が出会わなければ失踪することもなかった。本来の未来では失踪しなかったよな?お前が失踪したのは、未来を変えたからだ。マリンさんとも突然結婚を決めた。それで未来が変わった。お前のためにも、マリンさんの為にも、元通りにしろ。」
ギドゥンにそう言われ、ソジュンは返す言葉がありませんでした。
マリンは今でも3日に1度はナミョン駅に行き、ソジュンが帰ってくるのを待っている・・・とギドゥンは言いました。
ソジュンが失踪するまで、幸せな時間は1カ月も無かった。その1カ月のために、一生苦しむのか?・・・と。
「だから、帰って別れろ。」
ギドゥンは、ソジュンと別れた後すぐにマリンに連絡しました。
2年前、セヨン父が死んだ直後から来たソジュンに会った・・・と。
「事実を話して無いですよね?」
と、マリン。
えギドゥンの話は、真実じゃなかったの
二人は、ソジュンに何かを隠してるのね未来に起る不幸・・・ですよね、それは。
そしてそれはキム常務との間にある“何か”のようです。
それを話しておくべきじゃ?・・・と言うギドゥンに、マリンは話さないでほしいと言いました。話しても、結果は同じだから・・・と。
「最初から私と会うべきじゃなかった。今からでも、戻って私と別れたら・・・。あの時別れていたら・・・。あんな悪いことは起きない筈。私が悪いんです。」
ギドゥンは、マリンの指示に従ってはいますが、これがソジュンの為に良いのかどうか、彼にも判断が出来ないようです。
そしてこの時、ギドゥンはセヨンと結婚しようとしていました。
良かったです、二人が幸せになって。
現代に戻ったソジュン。
迎えに来たマリンを見て、愛しさがこみ上げてきました。
運転の練習をしたから、随分上達したと嬉しそうに話すマリンに、突然kissしました。
ソジュンはマリンに聞かれ、タイムトラベルの方法を打ち明けました。地下鉄だ・・・と。
最初にタイムトラベルして未来に行った時の感動も話ました。不動産の売買情報を得られたから、会社が急成長できたんだということも。
地下鉄事故に遭遇した時が始まりだったと聞き、マリンは、何故自分じゃ無くてソジュンなんだろうと聞きました。
それはソジュンにも分かりません。
でも、マリンは言いました。
これから運転を練習して、会社まで車で送っていけるようにするから、なるべく地下鉄を使わないで・・・と。
未来の事を考えず、今を楽しく幸せに暮らすのはどう?・・・と。
「別の時空に飛んだら、あなたがこの世界にいなくなる。私が探せない場所に行くのは嫌。戻れなくなったらと心配だし、あなたがいないと思うと取り残されたような気分になる。だから、探せない場所に行くのは止めて。」
それでも、ソジュンは言いました。行かなくちゃ・・・と。
土地を調べに行くの?・・・と聞かれ、ソジュンは愉快そうにそうだと答えました。二人が幸せに暮らすためには見て来なきゃ・・・って。
でも、本当は違いますよね。マリンを守りたいから・・・ですよね。
マリンは、自分にもできるかも・・・と何度も地下鉄で確かめてみました。
でも、周囲の人に怪訝な顔をされるだけで、全然無理だと分かっただけでした。
ところがある日、偶然、ナミョン駅でソジュンを見かけたのです。
また未来に行こうとしてる・・・と察し、同じ電車に乗り込みました。
ソジュンは驚きました。
目の前にマリンが現れたのですから。
マリンは必死に止めました。
でも、タイムトラベルはソジュンの意志で止めることはできないようです。
しっかりと握りしめたマリンの手の中から、ソジュンの手が消えて行ったのです。
愕然としました。
分かっているつもりだったんだけど、いざ、目の前で確かに存在していて、触れることができたソジュンが、煙のように消えてしまうなんて。
ショックでした。完全にソジュンを失った気分だったのでしょう。
涙がこぼれました。
ソジュンが行ったのは、2019年3月24日、事故の前日です。
マリンがどう暮らしているのかを確かめに来たのです。
車の運転は、もう何の心配もいらないようでした。
家の中も、昔と特別変わった様子はありませんでした。
そこで、マリンの写真展のパンフレットを見つけたので、行って見ました。
ソジュンの写真が数多く飾られていました。
そして、マリンはナミョン駅に行ったのです。ギドゥンの言葉通り、駅の隅でソジュンの帰りを待ち続けたのです。
ソジュンはドゥシクの家に行って見ました。
マリンがどうなるのか、どうしても聞きたかったのです。
でも、既に別の住人がそこに住んでいたのです。
ソジュンは泣けました。どうすれば良いのか分からず、泣けました。
現代のナミョン駅に戻った時、そこにはさっき見たのと同じように、マリンが待っていました。
待つな・・・とソジュンは冷たく言いました。
そうすることが、未来のマリンの為になると思ったのでしょうか。
マリンは、自分がどんなに不安で心配だったか・・・と訴えました。
だから目の前で消えないで・・・と、泣きながら言いました。
「じゃぁ、やめよう。」
ソジュンが言いました。
君との結婚は失敗だったのかも・・・と。
「僕たち、考え直そう。」
マリン、突然の思いもよらない言葉に、涙があふれました。