放送開始時期が、丁度愛媛への移動時期と重なっていたこと、そのバタバタの中録画ミスがあったこと、愛媛のケーブルTVのチューナーの故障などの理由によって、4話まで視聴不可能な状況に陥っていました。
5話から気を取り直して視聴しようと腹をくくっていた時(・・・そこまでシリアスになる事じゃありませんが)再放送の情報をゲット
もう、狂喜乱舞ですよ、あたくし・・・そこまでの話じゃありませんよね
速攻で予約を入れ、やっと1話から見ることが出来ました。
NHKなので、おそらくカット版でしょうが、良いんです。
レビュー一覧は、こちらから。
イ・ファン=パク・ヒョンシクssiは、亡き兄の後を継いで世子になって3年。
鬱々とした表情をしています。
ファンは、世子になったその日に何者かから呪いの書を受け取っていました。
『亡霊がイ・ファンに告げる。この言葉を肝に命じよ。兄を殺して世子になろうと決して王にはなれぬ。腕があっても使えず、脚があっても歩けぬ。妻は無く、独りで年老いて子供も無く寂しく死んでゆく。友はお前に背き刀を向け、お前の愚かさにより多くの人が死ぬだろう。民はお前を世子の座から引きずり下ろす。そして廃位され、国中をさまよい歩く。この呪われた運命は死を持ってしか終わらせることができない』
このことは誰にも話していません。
1人心の奥に収めたままです。
そして1年前、狩りの途中で何者かに矢で射られるという事件も起こりました。
まだ犯人は捕まっていません。
矢には毒が塗られていたようで、その後遺症でファンは右手が動かないのではないかと見られています。
全て亡霊の仕業ではないかとも。
その噂は宮中だけじゃなく、市井にも広まっていました。
亡霊がファンを呪うのにも理由があると噂されています。
それは、前世子の兄の死は、ファンの仕業だからだと言うのです。
世子の座を狙って、兄を毒殺したのではと。
それ以外に、ファンに欠点は見られません。
頭脳明晰で武芸にも秀でているし、凛としたたずまいで王への態度も申し分ありません。
しかし、チョ・ウォンボ右議政をはじめとした大臣たちが、ファンの右手の事を持ち出し、世子としてふさわしいかどうか・・・と言いだしたのです。
狩りをすることで、それを確かめたいと。
王も敢えて反対をすることは出来ませんでした。
王は噂が噂に過ぎないと、知っているようですけどね。
知っているのは、本当にごく一部の者だけのようです。
幼馴染で側近のハン・ソンオン=ユン・ジョンソクssiも正確なところは知らされていないようです。
そんなある日、大事件が起こりました。
ソンオンとの婚礼を間近に控えたミン・ジェイ=チョン・ソ二さんが、両親と兄を毒殺して逃走したと言うのです。
ジェイがヒ素を購入して家族を毒殺したと白状したのは、同居していたシム・ヨンと言う青年。
シム・ヨンとジェイとは恋仲だったと村では噂されています。
ソンオンとの結婚を嫌ったジェイが起こした事件だと皆は口々に噂しました。
実は、ファンとソンオンは幼い頃、ジェイと出会っていました。
ジェイの父開城府長官はファンとソンオンの師でもあったのです。
男の形をしていたジェイにまんまと騙された格好になった一件があったのですが、その時のジェイの度胸と正義感を知っているだけに、ソンオンは信じられませんでした。
成長してから会ってはいませんが、ソンオンはジェイとの結婚を心待ちにしていました。
信じられない気持ちはあれど、裏切られたと言う怒りも沸き上がりましたが、当然でしょうね。
この一件は、チョ右議政たち一派を喜ばせました。
ソンオンの父ハン・ジュンオンは左議政で、ジェイ父と婚姻関係で繋がる事で、更に勢力を伸ばすことになるところでした。
それが出来なくなったということで、ライバルたちはほくそ笑んだわけです。
ジェイは何とか屋敷を逃げ出していましたが、追っ手に追いつめられていました。
ジェイ、なかなか腕が立ちます。
兵たちを何人も倒していました。
しかし、とうとう、絶壁に追い詰められ・・・。
ま、韓国歴史ドラマ定番の崖から転落となったわけです。
水に沈んでいきながら、ジェイは人生を諦めようとしました。
しかし、死んだ家族の声が聞こえたのです。生きろと言う・・・。
ジェイは必死に水を掻き、生き延びました。
ファンには異母弟ミョンアン大君と妹がいます。
チョ右議政はミョンアン大君の母、ファンの継母チョ妃の叔父です。
だから、チョ右議政とすると、ミョンアン大君が世子になってくれれば良いと考えても不思議はありません。
チョ妃は、そこまで欲深くは無さそうです。
演じているのはホン・スヒョンさん。ホン・スヒョンさんの姿を見ると「王女の男」のキョンヘ公主を思い出します。13年も前の作品なんですね
ファンが婚礼の祝いを届けさせた使いの者の遺体が発見されました。
贈り物を持っていなかったので、帰り道で襲われたと思われますが、定かではありません。
ファンは、ジェイのことを詳細に調べるよう護衛武士テガンに命じました。
同じころ、ソンオンも部下にジェイを探すよう命じていました。恋人だと言う男・・・シム・ヨンの行方も追わせました。
ファンからの祝いの品の中に、実は密書が隠されていました。
それを、父はジェイに読ませました。ジェイが読むべき密書だからだと父は言いました。
そして、今わの際に父が言ったのです。
世子様を守れ・・・と。
ジェイは、家族の死は、世子に関係があるに違いないと思いました。だから、世子に会わなければと。
ジェイは男の形をして、都に向かいました。
ジェイの侍女ガラムは、都の門の前でジェイを待ち続けていました。
事件の日、狼狽し呆然としているジェイを叱咤激励して逃がしたのはガラムでした。
ガラムはジェイを自分の命より大切に思っています。
ジェイが無実だということも信じています。
ある日、やっとガラムはジェイの姿を見つけました。
ジェイは、壁に貼られた自分の人相書きを見つめていたのです。
その時、風変りな青年が、怒ってその人相書きを剥がし破り捨てました。
ジェイは無実だと叫びながら。
ジェイは勿論、ガラムもちょっと変わった青年の顔を覚えました。
ジェイの事を知ってる口ぶりですが、ジェイは見覚えがありません。
変わり者だと言う噂だけは耳にしていました。
その青年は領議政の末の息子キム・ミョンジンです。
ジェイはガラムの兄チャン・チスに成りすまし、都に入り込みました。
一緒に行くと言うガラムを剣を出してまで説得し、一人で兵に紛れ込んだのです。
ガラムは泣きながら承諾しました。
都に入るなり、世子の狩りの勢子として駆り出されたジェイたち。
ジェイはファンに会うチャンスだと思い、進んで同行しました。
狩りが始まりました。
ファンはソンオンやテガンと共に獣を追い、次々に仕留めて行きました。
ジェイは隙を見て、兵の集団から離れ、一人でファンを追いました。
獲物を追って、気が付くと一人になっていたファン。
気配に気づき、矢を番えて振り向くと、そこには同じように矢を番えたソンオンの姿。
その瞬間、“友はお前に背き刀を向ける”と言う一文が脳裏に浮かびました。
一瞬、凍り付きました。
その様子を少し離れた場所からジェイが見つめていました。
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