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ウンは実は緊張してユミに会いに行ったのです。
もしかしたら、別れを告げられるんじゃないかって。
でも、ユミは笑顔になって家に招き入れてくれました。
細胞たちも、大喜びです。
ところが。なんという事でしょう。
よりによってこんな時、このタイミングでウンが激しい腹痛に襲われちゃった
流石のウンも、部屋に入るなりトイレを借りるなんて、あまりにも恥ずかし過ぎます。
その時、ウンの中では、突然村中に放送が響き渡りました。
“大腸細胞”の登場です
「皆にお知らせがあります。腹を下したので、ウンのアレを出そうと思います。」
等と言うとんでもない放送です
大腸細胞の姿が、もう、爆笑もんで 頭にアレを乗せてるのよ~っ
ま、そんなわけで、ウンはトイレを借りるしかなくて・・・。
ほっとしたのも束の間、今度は、トイレが詰まっちゃった
修羅場ですわ、ウン・・・
ユミに、トイレの詰まりを直す、あの“スッポン”を借りて、必死に詰まりを解消した次第です。
恥ずかしさもあって、そのまま家に帰ると言ったウン。
でも、ユミはお腹の調子を整える飲み物を用意し、温かいベッドに座らせました。
そして、手で優しくウンのお腹を撫でてあげたのです。
『薬手』・・・ですね。
2人の仲は、ウンの修羅場と引き換えに以前に増してとなりました。
週末、旅行に行こうと言う話になりました。
海沿いの素敵なホテルを予約しようと考えた二人。ところが、ネット予約が出来ないと分かりました。
ウンが生憎仕事で予約の電話が出来ません。
なにせ、人気のホテルゆえ、予約開始と同時に電話しないと満室となってしまう恐れもありました。
ユミが代わりに電話することになりました。
やっと電話がつながったと思ったのに、既にその時点で希望の部屋は空いていませんでした。
一旦切って、少々希望とは違うけど、別の部屋を予約しようとしたら、なんと、5分も経っていないのに、もうその部屋すら埋まってしまって・・・。
残るは、お風呂とトイレがガラス張りと言う、なんとも恥ずかしい部屋のみ。
ユミは、悩みに悩んで、結局、そのこっ恥ずかしい部屋を予約するしかありませんでした。
旅行当日になりました。
やっぱり、ガラス張りの浴室の事は話しておかないといけないな・・・と思ったユミ。
で、話そうと思った時、ウンが先に話し始めちゃったんですよ、その部屋のことを。
「トイレもシャワーも丸見えらしい。そんな部屋を作るなんておかしい。変態しか予約しないよな。」
・・・
ユミ、変態と言われちゃったよ。
もう、気もそぞろなユミ。
全然ドライブも楽しめません。ウンの話も耳に入りません。
何とかして部屋を変更してもらわなければと思いました。
で、途中休憩をしたとき、ウンのいない隙にホテルに電話をしたのですが、満室だから他に部屋は無いと言われてしまったのです。
もう、キャンセルするしかありません。
当日キャンセルですから、支払った金額は全額戻って来ません。
ユミ・・・ウンのカードでの支払いですから、それはマズイと思いました。
で、結局、キャンセル出来なかったのです。
腹をくくったと言うか、何とか誤魔化そうと考えました。
部屋に入ったウンは、驚きました。
ユミは、ガラス張りだと言う事は聞いていなかったと言っちゃった。
私は大丈夫だと、必死にウンを宥めようとするユミ。
納得したように見えたウンですが、ホテル側のミスだと思ったウンは、やはり一度抗議しておかなくちゃ気が済みません。
フロント係は、ちゃんと説明した筈だと言い、予約した時の電話の音声があるので・・・と、ウンをコールセンターに連れて行きました。
ユミは、それを知って、慌てて後を追いました。
ユミは、白状しました。自分がそれで良いと言ったんだと。
ユミも本来は正直者です。ウンにも、ホテル側にも迷惑はかけられないと思ったのです。
でもね、そこで必死に“大丈夫です!ガラス張りの浴室がいいんです!”と、電話口で自棄になったように叫ぶユミの音声が流れちゃった・・・
ユミは、もうウンの顔を見られません。
ウンは、事情を聞いて、ユミの気持ちを理解しました。
とりあえず、食事に行きました。
もうこの状況を受け入れる気になってたように見えます、ウンは。それどころか、楽しもうと言う考えすら浮かんできたようです。
でも、ユミは恥ずかしくて、嘘をつこうとした自分が嫌で、沈み込みました。
すると、気分を盛り上げようとするウンの明るい言葉が気に障ったのです。
完全に八つ当たりでした。
ユミの部屋に初めて来た時にウンが下痢しちゃった事まで持ち出しちゃった。
こんな時に、持ちだす話じゃありません。ウンだって思い出したくない記憶でしょうから。
ウンの中に、“怒り大君の2番目の息子ふてくされ大王”が登場しちゃいましたよ。
一旦出て来ると、3年は居座ると言われてるらしいです。
輿に乗って出て来ましたよ。ぷんぷんしちゃってます。
大声で怒るウンじゃありません。
でも完全に気分を害しているのは見え見えです。
キャンセルして帰る?俺はそれでもいい・・・なんて、平気な感じで言いましたよ。
そこまで言われるとは思って無かったユミ。一瞬、怯む表情になりましたが、ユミも意地を張りました。
キャンセルして帰ろう、今すぐに・・・と言っちゃったよ。
荷物を取りにホテルに一旦帰った2人。
ウンがキャンセルの手続きをしてる間に、ユミは部屋に荷物を取りに行きました。
部屋はとても素晴らしいオーシャンビュー。ガラス張りを除けば、2人が望んだ部屋でした。
がっくりして部屋を出たら、丁度ウンがエレベーターで上がって来ました。
キャンセルしなかった・・・とウン。
「勿体ないと思ったんだ。お金じゃ無く、今、この時間が惜しい。」
すっきりしないユミが、エレベーターに乗ろうとしたのを、ウンが引き留めました。
ガラス張りが好きだと、ウン。
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