まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『メモリスト(原題)』13話まで

2021-08-25 16:46:28 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

イ次長が、消しゴム=トン・べクだと言う理由。

それは、トン・べクが憎む者は全て消しゴムに殺された事。20年前の集団暴行事件の現場にいたこと、等々。

一方、トン・べクは、チョン・ギスを使ってムン・ヨンデ殺人事件を隠蔽したのはイ次長だと名指ししました。

イ次長は認める筈はありません。

誰が隠蔽を指示したと、トン・べク。

イ次長は、それにも答えません。

再度記憶をスキャンしようとした時、イ次長の部下が銃を構えて入って来ました。

殺人犯だ、捕まえろと、イ次長。

トン・べクは逃走しました。

 

ソンミは言いました。ようやくイ次長がトン・べクを排除しようとした理由が分かったと。

「自分の罪を隠すためですね。」

全てを隠すためには、あと一人は殺す必要がありますね・・・と、ソンミ。自分のことですね。

 

トン・べクは逃げました。駆けました。

7年前にも、こうやって駆けて行ったことがありました。チョウォンを探しに行った時です。

チョウォンが姿を消したあと、トン・べクはチラシを作って行方を探しました。

が、全く手掛かりを得ることは出来ないでいました。

そんな時、選挙活動中のコ・ヒョナと言う候補と偶然握手することがあって。

スキャンしてしまったのです。

なんと、コ・ヒョナは不倫相手とドライブ中にチュウォンを撥ねて瀕死の重傷を負わせてしまったのです。

当時、選挙活動中だったコ・ヒョナは、まだ生きているチュウォンを人目に付かない場所に遺棄。死んでいないと分かると、トドメまでさしました。

トン・べクは激高して、コ・ヒョナに頭突き。暴行の現行犯で逮捕されてしまいました。

この裁判において、トン・べクは初めて自分の超能力を公表したのです。

そうするしか、コ・ヒョナを罪に問うことが出来なかったのでしょう。

 

最初は疑っていた裁判所は、調査し、トン・べクの主張を受け入れました。

国家情報院も注視し、能力の確認に動いたのです。

トン・べクと言う存在が、公になった瞬間でした。

このニュースを聞いたイ次長は、あの暴行現場にいた少年がトン・べクだとすぐに察したようです。

 

消しゴムが、ノチーム長の鼻の中に入れたメモの内容がイ次長に報告されました。

罪のない者が罰せられる、罪人の代わりに・・・と言う、あれです。

イ次長は、ただちに妻と息子に厳重な警護を付けました。自分が罪人だと認識しているということですね。

 

一つ私が分からないのは、20年前の暴行事件の場に、何故イ次長とチン・ジェギュがいたのかということ。

ジェギュはフリーでしたが、イ次長は縛り付けられていました。その意味は?

どこかで見落としたかしら

 

広域捜査隊にトン・べク逮捕の指示が出されました。

同時に、ソンミとクチーム長、オ刑事の監視も指示されました。

しかし、今では、捜査隊の刑事たちはトン・べクの事を理解しています。殺人を犯すような人間じゃないことをよくわかっているのです。トン・べクが殺人をどれほど憎んでいるか、良く知っていますから。

抵抗したら銃を使っても良いという命令まで出されたと聞き、刑事たちは猛抗議しました。

実は、イ次長からこの命令を受けた時、ピョン隊長もその根拠は何だと聞いていました。納得できなかったのです。

しかし、イ次長は怒鳴るだけで、満足のいく答えは得られませんでした。

 

トン・べクはチン・ジェギュのアジトにいました。

ソンミは、トン・べクがそこに行くと、ジェギュから予言を受けていました。

 

ソンミはトン・べクと向かい合い、話を聞きました。

ソンミは、これまでの事を考え、ジェギュはムーダンだったのではないかと考えています。

ムーダンと言うのは、韓国のシャーマンで、儀式を行い神を憑依させお告げ等を行うんだとか。

確かに、ジェギュの突然憑依したような言動は、それでしたね。

トン・べクはジェギュをスキャンしていました。だから、その予想が当たっているか、確かめようとしました。

 

トン・べクはスキャンしたジェギュの記憶を話しました。

確かに、ジェギュには霊感があったようです。彼の母親がムーダンだったのです。その血を受け継いだようですね。

しかし、その能力が目覚めたのは、敵に出会った時でした。

敵と言うのは、異母姉のファン・ピルソン。

ジェギュの母は、愛人だったのです。

ファン・ピルソンは、ジェギュを酷く虐めました。

暴行を受けている最中に、突然憑依が起こったのです。そして神のお告げを下したのです。

恐怖に震えたファン・ピルソンは、ジェギュ母を殺しました。自分の母親と一緒に。

初めて憑依したその日、ジェギュは母を失ってしまったのです。

 

ジェギュは死ぬ前にソンミに遺言を4つ残していました。

「消えたトン・べクとまた会う事になる、祭壇で。」

「消しゴムがトン・べクの過去に隠れている。」

「チョウォンを探せ。」

「パク・ギダンが死んだ夜、トン・べクが祈祷院に来ていた。」

 

パク・ギダンを殺したの?とソンミが問いました。

確かに祈祷院に行ったが、殺したかったが、何もせずに戻ったとトン・べクは言いました。

チョウォンは、自分のこんな姿を望んではいないと思ったからだ・・・と。

そして、トン・べクはソンミにチョウォンとのことを話したのです。コ・ヒョナによって殺されたということも。

 

ソンミは、トン・べクは殺人を犯すような性格ではないと思っています。

しかし、別の人格を疑っていました。

20年前にシムべで7人を殺した悪い人格を。

その悪い人格が、誰かと手を組んで事件を起こしたのではないかと。

でも今は、トン・べクを信じる気持ちの方が強くなっていました。トン・べクは消しゴムではないと。

「消しゴムを捕まえるまで協力しましょう。」

ソンミが言いました。

 

20年前の集団暴行事件の時、現場にはトン・べク以外にもう一人いたとジェギュの記憶にありました。

消しゴムが7人を殺した時、トン・べクもその場にいたと言う事は事実なのでしょう。

その夜、トン・べクの母親も殺されました。

その後、トン・べクは記憶を失くし、駅で保護されました。

 

消しゴムは絶対にトン・べクの家族と悪縁があったに違いない。ムン・ヨンガンが消しゴムであるかどうかは定かじゃないけど、グルだと言う事は間違いない。

消しゴムには壮大な目的があって我々はまだ最終目標も分からない。

・・・と、ソンミは言いました。

最終目標は、イ次長の黒幕だ思うとソンミは言いました。

そして、トン・べクは捜査をするなと言いました。スキャンを繰り返したら命に関わると聞いているからです。

でも、トン・べクは死んでも止められないと言いました。自分の戦いだからだと。

 

ムン・ヨンガンの協力者を見つけた・・・と、ソンミ。パン元議員の秘書ソ・ヒスです。

ソ秘書は、ムン・ヨンガンに羽交い絞めにされた時、ヨンガンが逃げやすいように自分から動いていたのが、ソンミの撮った動画に映っていたのです。

 

オ刑事はカン記者に会っていました。

このところ、マスコミのトン・べク叩きには度を越したものがありました。誤解や嘘の情報、誇張等が入り乱れてて、真実を報道しているところは一社も無かったのです。

いつもトン・べクの味方をしてくれていたカン記者は、社内で浮いた存在になっていました。こういう記事が出ている事も気が付いていませんでした。

褒めなくてもいいから、真実を書いてほしいと言うオ刑事に、謝るしか出来ないカン記者でした。

オ刑事は思わず涙がこぼれて来ました。

知り合ってこれまで、トン・べクの苦しみをたくさん見て来たオ刑事とすると、悔しくて仕方が無いのです。

世の人々は、トン・べクの苦しみを全く理解していないということが悔しいのです。

トン・べクは常に同僚たちから一線を引かれていましたし、彼自身も関わらないように気を付けていました。

だから孤独でした。トン・べク本人も、それを納得していました。

何より、スキャンすることは捜査には有利ではあるけど、トン・べクには苦しみでしかなかったのです。

残酷な記憶は一度頭に入ると簡単には消えないからです。

トン・べクを救ってくれたのは、被害者からの感謝の手紙や言葉でした。

「僕は先輩を守ってみせます。」

と、オ刑事は涙ながらに語りました。

カン記者は自己嫌悪に陥りました。自分も何かできるのではないかと思ったでしょうね。

 

ソンミとトン・べクはソ秘書に会いに行きました。

ムン・ヨンガンの居場所を聞きました。が、ソ秘書は関係を認めません。

でも、2人の説得で、とうとう白状しました。リゾートホテルだと。

その場所に向かうと、厳重な警護が敷かれているじゃありませんか。そして現れたのはイ次長。

そこには、イ次長の妻と息子が匿われていたのです。

と言う事は、ムン・ヨンガンは、イ次長の家族を殺すためにこの場所に来ているということです。

 

即、ソンミはイ次長に危険を知らせました。

しかし、イ次長は、トン・べクを消しゴムだと思い込んでいますから、忠告を聞きません。

大勢の要員が警護する中、ソンミとトン・べクはイ次長の元に行きました。

 

突然、停電し、外に待機していた要員たちがバタバタと倒れました。

ガスマスクをつけた人物が入って来ました。

しかし、ソンミとトン・べクもガスマスクをつけて現れ、人物を制圧。ムン・ヨンガンでした。

ソ秘書からガスを準備していると聞いたので、マスクを用意してあったようです。

トン・べクはソンミの止めるのも聞かず、ムン・ヨンガンをスキャン。

苦しみ始めました。

直後に、イ次長が来て、2人をスタンガンで気絶させました。

 

イ次長は銃を構えました。

ムン・ヨンガンを撃つのか、トン・べクを撃つのか・・・。

トン・べクを撃つ決心をしたようです。

銃口をトン・べクに向けた時、救急隊が到着。未遂に終わりました。

その後、クチーム長がどさくさに紛れて2人を上手く連れ出すことに成功。危機を脱しました。

 

意識を取り戻したトン・べクは、すぐに戻るよう叫びました。

ムン・ヨンガンは囮だとスキャンして分かったのでしょう。

イ次長に連絡を入れました。

「ムン・ヨンガンは餌た消しゴムが息子を殺す

イ次長が部屋に駆け込みました。

でも、既に襲われた後でした。

釘が20本も体に刺されていたのです。

 

トン・べクたちが容疑者とされました。武器の使用も許可するという警察無線が入りました。

何故

 

ムン・ヨンガンの記憶から新たな事実が判明しました。

ムン・ヨンデを殺したのは7人ではなく、8人だったということです。

残り一人はパン元議員でした。

 

その頃、消しゴムからマスコミ宛てにパン元議員の妻の写真が送り付けられていました。

“殺人は全てトン・べクのせい”と書かれたものを持たされている妻が写っていました。

 

ソンミとトン・べクはある場所に呼ばれました。

現れたパン元議員の妻スギョンの母は、泣いてトン・べクに縋りました。助けてくれと。

「スギョンとチョウォンを助けてください。」

チョウォンと言うのは、お腹の中にいる子の胎名でした。

チョウォンを探せと言うチン・ジェギュの遺言が脳裏を過りました。

 

振り向いたトン・べクの目に入って来たのは、壁に掛けられた写真。

それを見た瞬間、消しゴムのターゲットがトン・べクには分かったのです。

「すべての元凶はパン・ジュンソクじゃない。全ての事件を繋ぐのは、ムン・ヨンデ殺害を隠蔽した犯人、消しゴムの最終目標、チン・ジェギュの母を殺し人生を破滅させた腹違いの姉ファン・ピルソン。」

 

ファン・ピルソンを演じているのはイ・フィヒャンさん。

「天国の階段」で、チェ・ジウさんをとことん虐めまくったあの継母を演じてた方と言うのが、私にとっては一番ぴんとくる説明です。

適役だわ~と思ってしまいました。


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