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ミジョン、ジテ、ジホは、事実を話さなかったことでテスを責めました。
テスは、以前とは違って、全て達観したような表情を浮かべ、彼らに説明しました。もう、転移していて、手術しても助かる可能性は1割未満だと。
決して責められることで怒ったりはしません。
ぽつぽつと冷静に訴えるように話したのです。このまま静かに逝きたい・・・とね。
それでも、ジテたちは納得できません。このまま放っておくなんてこと、できません。
ジアンは、今になってようやく父テスの気持ちが理解できました。
自分の病気を知ったら、ジアンが留学しないと思い、一日でも早く行かせようと考えたのだと。
ジアンはテスに言いました。
「航空券の日にちは変更したわ。秋からの研修には必ず行くわ。それまでは父さんの傍にいさせて。」
何でおれは逝くまでお前の足かせになるんだ・・・とテスは呟きました。
「頼むから、そんな事言わないで。」
ジアンは泣きながらテスを抱きしめました。
ミジョンは始めた仕事をを中断し、テスと共に田舎に行く事を決めました。
ジアンたちには、極力涙を見せずに平静でいるようにと言いました。
そして、早々にテスとミジョンは二人で家を出て行ったのです。
ジアンは、笑顔で二人に手を振りました。バスが見えなくなるまで、笑顔でいました。
でも、次の瞬間、挙げた手をそのまま頭に乗せ、泣きました。このシーン、本当に上手いと思いました。リアルでした。
テスとミジョンも、落ち着いた表情でした。
久しぶりに二人きりの旅行でした。
ジェソンは、自分の荷物を片付け始めました。
離婚の意志は変わらないようです。
そして、ミョンヒはやっとジェソンの大切さを感じるようになったようです。
ジスは、自分の家のことにヒョクを巻き込んでしまったことを、心苦しく思っていました。
そして、以前、ヒョク姉に言われたように、ヒョクとの間に距離を置こうとしています。だけど、気持ちをふっ切るなんてことはジスには無理でしてね。
自分の方からそっけなくしておいて、やはりヒョクの言動は気になるのです。
ま、結局、ヒョクの作戦勝ちってことで、二人の仲は、元通りになりましたけどね。
ジアンが両親を見送って仕事場に行くと、そこにドギョンがいました。
ドギョンも慣れない仕事に追われ、なかなかうまく進まない事に苛立つ毎日を送っていました。だから、ジアンの顔が見たかったのでしょう。
会社の外から、少しでも見る事が出来たら・・・という様子でした。
振り返ると、ジアンが立っていました。
ジアンは堪え切れずに泣きながらドギョンにしがみつきました。
ジアンのこんな態度、ドギョンは見たことが無かったかも。
何かあったのかと聞いても、ジアンは言いたくないと言いました。
そんな二人の様子を、ヒョクが見ていました。何とも言えない表情をしていましたね。まだテスの病気の事は知りませんよね?ジアンがドギョンに何も言わないまま留学しようとしているからだと受け取ったようです。
ドギョンのこと、ジスのこと、そして会社や夫婦の事に気を取られていたジェソンは、ソヒョンが蚊帳の外になっている事に気が付きました。
ソヒョンだって、家の中で、そして会社で何が起っているのか、詳しく聞きたい気持ちはありました。でも、そういうことを問いただすのは下品なことだと躾けられて来たので、無関心でいるしかありませんでした。
ジェソンはソヒョンと二人で食事をしました。
そう言う場は初めてのソヒョン。居心地が悪そうです。
ジェソンが、これからは家族の間では気楽に接しなさいとか、“アボジ”じゃなくて“アッパ”と呼んでも良いんだよ・・・と言っても、ミョンヒに確認しないと・・・と答えるのです。
本当にこの環境に慣らされているソヒョンは、そんなジェソンの態度をどう受け取って良いのか、分からないのです。
ジェソンは少し唖然としました。弊害と言えるかもしれません。
一方、ソヒョンも、突然、これから自分のしたい事はあるかと尋ねられても戸惑うだけです。これまで、生きる道は決められていましたから。
婚約者も既に決まっているわけですからね。だから、自分の意志など挟みこめないと分かっています。
今回の騒動で、もしかしたら、婚約も解消と言う事になるかも知れず、そうなったら、自分はこの先何をすればよいのか分からないのです。
ただ、ジホだけは、大切な友人だと感じていました。絶対に手放したくないと。
それが、恋心だと言う事にも気付いています。
ジホも、ソヒョンを女性として意識し始めてはいますが、この周囲の状況を考えると、始める勇気は持てませんよね。
ジスにも、テスの病状を打ち明けました。
偶然、家にやってきたのです。両親の姿が見えないことを聞いたので、全てを説明するしかありませんでした。今更隠しても・・・ねぇ。
ジスは泣きました。
ジアンもジスを抱きしめて泣きました。
そんな時、ミン部長からの電話が入ったのです。
ノ元会長の呼び出しでした。
謝罪したいと言います。彼とすると、ジアンを手なずけておいて、ドギョンを取りこもうと思ったのでしょう。
でも、これは逆効果になりました。
テスを殴ったこと、跪かせたことを告げた瞬間、ジアンの表情が変わりました。
謝罪したいと言うノ元会長の言葉を遮り、許せることでは無いので・・・とジアンは部屋を出て行きました。
ミン部長がミョンヒの前に現れました。
辞表を提出しました。
もう社員ではないので・・・と敬語を使わず、対等に話すミン部長。
ミョンヒは、突然のことに驚き、取りみだしました。
ミン部長は、正社員としてへソングループに入社したのですが、その後、執事としてへソン家に住み込むことになりました。
数年で部署を変えてやると言う口約束は守られず、ノ元会長やミョンヒに人間扱いされない日々を送って来ました。
今回、父の死を告げた時も、高額な小切手を渡すだけで何の慰労の言葉もかけなかったミョンヒの態度に、もう堪忍袋の緒が切れたようです。
胸に溜めて来たことを全てぶちまけたミン部長。
その態度に怒ったミョンヒは、いつもの上品さをかなぐり捨て、飛びついて行きました。大人の女性二人の取っ組み合いですよ。
結局、一番頼りにしていたミン部長からもそっぽを向かれてしまったのです。
お金でつなぎ止めていた関係は、こんなに簡単に切れてしまうのだと、ミョンヒは改めて感じたことでしょう。
ミン部長は、ジアンにメールを送っていました。それには、ノ元会長とテスとの会話の音声ファイルが添付されていました。
それを聞いて、何があったのか、ジアンは知りました。
どれほど酷い目に父が遭わされて来たかを知ったのです。
ドギョンは、ヒョクからジアンが数日後にフィンランドに行くと知らされました。
ジアンを失う事が怖くて、慌てて連絡をして来ました。
ジアンはドギョンに、ミン部長からの音声ファイルを聞かせました。
ショックでした、ドギョン。
ここまでとは思ってもいませんでした。
ジアンは、へソン家を出て来たドギョンは、自分の為に何をしてくれたの?・・・と聞きました。
ドギョンは、家を出たと言っても、やはりへソン家の人間だったのです。
父を殴り、土下座させた人の孫であり、愛していると言いながらも、自分の望みが何かを知らず、気持ちを受け取ることだけを願った・・・。
「あなたが私を愛したら、私は必ず受け入れるべきなの?」
と、ジアン。でも、そうなってしまった・・・と涙をこぼしました。
「あなたが私に犯した最大の過ちは、あなたを愛させたことよ。だからあなたが許せない。それに私も許せない。」
別れるしかないのかねぇ。
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