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フンは、これまでの様々な事実から、スの失踪が単なる逃亡ではないと察していました。
スたち父子の借金が、何者かによって倍返しされたという事実、ムンソクが王宮の方向に行ったということ、そして、自分を迎えに来た兵、その中にムンソクがいたということ。連れて行かれた場所は、独特な臭いのする灯りがあり、重厚な音のする門がある。
目隠しをされていたけど、それらが指し示すのは王宮だと分かったのです。
そして、以前スから見せられた王妃だけが持つ筈の簪。王と世子が急逝した後、新王が現れたのが、スの婚礼の二日後。
つまり、連れてこられた王宮で、当然現れたスは、新王だと言う結論に達していたのです。
スは、フンにケトンの事を聞きました。
彼が知りたかったのは、それだけですから。
何者かが、ケトンを襲おうとしたため、自分の家に住まわせていると聞き、スは一瞬驚きましたが、ほっとしました。
王と結婚する約束をしていたと分かれば、今回は無事だったが、今後はどうなるか分からないとフンは言いました。
「ですから、ケトンは死んだと思い、忘れてください。」
責任を持って別の者と縁組みさせますからと言って、帰ろうとしたフンを、スが引き留めました。
「約束したじゃありませんか、必ず結婚させると。僕は何をすれば良いのでしょう。」
スは、必死にすがろうとしました。
でも、フンは冷たく言いました。私と会うのも自由にできないのに、何が出来ると?と。
私が愛する人はケトンだけです。
ケトンを傷つけずに側におけるだけの力をつけます。
それまで、代わりにケトンを守ってください。
私を信じられるのですかと、フンが聞きました。
「他の人なら分かりませんが、あなたなら信じられます。」
真っ直ぐに見つめてスが言いました。
スはケトンを忘れて生きる事など考えられませんでした。
生きていけないと思いました。
この一途さが切なくてね。
家に戻ると、門の前でケトンが不安げにフンを待っていました。
フンを見つけると、駆け寄って抱きつきました。
突然姿が見えなくなったので、兄やスのように消えてしまったのではないかと、不安に苛まれてしまったのです。
「私はどこへも行かない。」
フンは言いました。
イ・ヒョンギュの件は、そう簡単に事は運びませんでした。
ヒョンギュが母に事情を説明しても、母が受け入れてはくれなかったのです。
おまけに、母は、仲立ち人を替えると言い出したのです。
フンはプライドが許せませんでした。
で、こうなったら、ヒョンギュ母が望んでいる相手、左議政の姪の方から手を打とうと考えました。
事情を調べるため、ケトンが両班の娘のフリをして近づくことに。
既に亡くなっている女性の身分を詐称させましたよ。ばれない?
まぁ、元々ケトンには戸籍が無いみたいですけどね。
しかし問題は多々。なにせ、普通の女性より遥かに男らしいケトンです。両班の娘に仕立てあげるには教育が必要だったのです。
でもま、苦労しながらも、何とか作法、立ち居振る舞いは身に付けることが出来ました。付け焼き刃的ではありますが。
フンは一生懸命なケトンに少しずつ惹かれています。
自分で気がついているのかどうかは分かりませんが。
どうしてそんなに一生懸命なのだとフンが聞くと、
「新婦が悲しむのは嫌なの。」
それが、自分の実体験からだと、フンは察しました。スの強い想いも考えると、ケトンを実際に両班の娘にすると言うのも、手かもしれないと考えました。そうすると、王との縁を結ぶ可能性もゼロじゃなくなるからでしょう。
でも、ケトンは笑って拒否しました。
兄やスに会えなくなるからと言いました。名前を変えたら、探せないからと。
その健気な一途さが好ましいと同時に、スとの縁が不可能になる選択をしたようで、私は悲しいです。
両班の娘たちが集まってもお茶会の席がありました。
ケトンはそこでターゲットの左議政の姪と、娘であるジファと知り合いました。
危ない場面にも遭遇しましたが、そこは度胸と機転の速さで切り抜けることができました。
フンは不安で居ても立ってもいられず、部屋の中をうろうろ。
それを愉快な表情で見るジュン。
遊び人のジュンは、フン自身も気づいていない想いに気づいているようです。
ふと、フンは気になっていたことを、ジュンなら答えてもらえるかと聞きました。結婚相手を他の男に頼むと言うのは、どういう意味かと。
「任せた男を心から信じている場合。或いは、自分の女を奪われるおそれが無い場合。兄弟でなければ、前者の可能性は低い。男としての魅力が全く無いから安心して任せたのさ。」
フン、ショーック!
その表情を、ジュンは面白そうに見ていました。
コッパダンのメンバーは、それぞれの得意分野を駆使し、左議政の娘を別の男性に出会わせました。
これが、チェ・ジニョクssi扮する武官なんです。
贅沢なカメオ出演者の数々だわ
そして、とうとうイ・ヒョンギュ母も折れ、ジヨンを嫁とする決心をしたようです。
作戦、成功です。
突然、ムンソクが内禁衛将の職を解かれ、地方の官職を任命されました。
領議政の仕業です。スを孤立させるためですね。
でも、ムンソクはこれを予想していました。
だから、あらかじめスに覚悟するよう伝えてあったのです。抗議せず、受け入れるようにと。
スが独りだと安心させるように・・・と、ムンソクは言いました。
このことで、領議政の勢力が増すのを警戒した左議政一派は、ユン・ドンソクという人物に目をつけました。
何やら、両班にも関わらず、貧しいと同じような格好をしてますけど。
どういう方?
ある日、スが大切にしていた母の形見の簪が失くなりました。
血相を変えて探し回るス。
見つかったは洗濯物の中。洗濯担当のセアという女性が見つけて保管してくれていたのです。
いつか自分の手で大切な人に渡すものだ・・・と、スは嬉しそうに言いました。
このあと、スアが夜、スの元に来るのですが、領議政が遣わしたのでは無さそうだし、大妃の命令?まさか、スア自身の希望で?
勿論、スは帰るよう言いました。
でも、スアはお友だちから始めましょう的な感じで、スの仕事の手伝いをすると言いました。友として・・・と。
ムンソクがいなくなったタイミングですからね。話し相手はほしいでしょうね。
ケトンを襲った一味の情報をジュンがつかんで来ました。
フンは一人で調べようとしたのですが、ケトンが話を聞いちゃってて。
後をつけて来たんです。
そのうち、通行禁止の時間になってしまったので、何とか、泊まれる場所を探したのですが、粗末な小屋しか見つかりません。
仕方無く、そこに泊まる事になったのですが、爆睡するケトンとは違って、フンは眠れません。
そのうち、寝相の悪いケトンが転がって来ちゃってね。
フンの腕の中に。
おまけに、寄り添って来たもんだから、kissしちゃった
ありゃ
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