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ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~ DVD-SET2 |
エル(INFINITE),Ara,ソン・ドンイル,リュ・ドクファン,イ・エリヤ | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
レビュー一覧は、こちらから。
調停の為の意見陳述・・・と言えば聞こえは良いですが、実際は、兄弟がそれぞれに言いたい愚痴をぶちまけ合うわけで。
全く収拾の気配はありません。
苛立つバルンは、時間の無駄だとチャオルムに言いました。
家族や兄弟というものに意味を与えすぎだとバルンは言いました。
家族は選べない。偶然血がつながってたのが罪なだけで、好きでもない人たちと家族ごっこをしてるだけだと。人間は孤独な生き物なんだから・・・とね。
「あまりに寂しい考え方ね。」
チャオルムは、そう言いました。家族すらいなかったら、何が残ると?・・・と。
あなたは家族に否定的だけど、私には大きな意味があるの・・・と。
その瞬間、バルンはチャオルムの家族の現状を思いだしました。謝りました。
確かに、バルンにとって家族は厄介な存在でしかありませんでした。
父は常に他人の保証人になったりして借金をこしらえるばかり。元々記者だったようですが、解雇されてしまった後は、お酒を飲んで家でごろごろしている姿しか見ていませんでした。
母は、何度も実家にお金を借りに行っていました。その度に、兄嫁から嫌みを言われる始末。そんな母の姿を見ていたら、父親への尊敬など起こる筈もありません。
ある日、父は見知らぬ女性と幼い男の子を連れて帰って来ました。バルンを、兄と呼ぶよう言ったもんだから、二人が父の浮気相手とその子供と思い込んでも仕方がありません。
でもある時、それらが全て誤解だと言うことが分かったのです。
父が常に携帯の充電器を持ち歩いているのは、知り合いからの電話を待っているのではなく、希少な血液型の自分の輸血が必要になる事態が起こるかもしれないから。
現に、これまで、かなりの量の血液提供をしてきたようです。
そして、連れてきた母子は、元の部下の妻と子だったのです。病気で早く亡くなってしまって困っていたので、援助したということでした。
最近、無事大学を卒業したと挨拶に来たそうです。
バルンは、本当の父の姿を見ていなかったのです。勝手に誤解して失望していただけでした。
チョン判事が食事会の提案をしました。バルンとチャオルムを誘いに来たのですが、目的はイ実務官。バルンたちは、ちゃんと分かっています。
その日は確か・・・と、バルンは検索してみました。
そーなんです!チャオルムの誕生日なんです。
バルンは、迷った挙げ句に、プレゼントを用意しました。香水のようですね。
でも、なかなか渡す機会がありません。と言うより、機会は二人だけで仕事してるわけですから、いくらでもあります。
なのに、その切っ掛けがつかめず、結局、夜まで鞄の中に入ったままでした。
食事会の場所はチャオルムの祖母のいる市場。例のアジュンマたちの店です。
イ実務官も来て、皆で盛り上がっているところに現れたのは、ヨンジュン。
たくさんの高価なプレゼントを用意していました。
そして、二次会を・・・と、アジュンマたちも一緒に場所を変えることに。
ヨンジュンが勧めるお酒を、バルンは断りませんでした。弱いのに・・・。
目の前に並ぶヨンジュンとチャオルムを、バルンは辛そうに見ていました。ま、表情にはあまり出しませんが。
しかし・・・すぐにつぶれて眠り込んでしまいましたよ、バルン。
酔いが少し覚めたバルンは、タクシーに乗り込む直前、チャオルムにプレゼントを渡しました。
良かったね、渡せて。
一瞬驚いたチャオルムですが、嬉しそうでした。
財産争いの裁判は、思いがけなく決着しました。
父親と父親の世話をしている末弟に証言を求めたのです。末弟が現れると、あれほど憎み合ってた兄弟が結束して末弟を攻撃したのです。
末弟は養子でした。既に戸籍に入っているので、法的には家族ですが。
自分を育ててくれた父親に感謝している末弟は、兄たちの言葉に逆らいませんでした。その場で、戸籍からはずしてくれと言い、出ていこうとしたのです。
でも、父親が彼を離しませんでした。
これで関係が明らかになりました。
結局、どうなったのかは描かれていませんが、きと調停が上手く行ったのでしょう。