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崩落事故で、ムンスが救出された後、ガンドゥは数日閉じ込められたままでした。
ムンスがすぐそばに来て、一緒に居た筈なのに、何故?また瓦礫が倒壊し、離れ離れになってしまったのかしら?
その後、もう一人の生存者、チェ・ソンジェと会ったのです。
ガンドゥは、ソンジェの履いてる靴に見覚えがありました。同じアイスクリーム屋で、目に留まっていたのです。
足が挟まれて動けない・・・と弱々しく言うソンジェ。
でもね、ガンドゥが瓦礫を取り除いた時、既に足は切断されてしまっていたのです。ソンジェはそれすら気付かないほどに混乱していたわけです。
ガンドゥは恐怖に震えました。当たり前ですよね。
逃げ出した気持ちも理解できます。
だけど、ガンドゥにはその罪悪感が重く重くのしかかっていて、今でも、ソンジェの救いを求める声が聞こえるような気がするのです。
時々、幻覚や幻聴がガンドゥには起ってしまうのです。
そうなると、恐怖のあまり、我を忘れて逃げ出してしまうガンドゥ。
ある夜、現場での夜勤をしていた時、また、その幻覚に襲われました。
で、とにかくその場から逃げ出そうとしました。
作業着を脱ぎ捨て、監督の止める声も耳に入らないような状態で、出て行ったのです。
盛り場をふらふらと歩くガンドゥ。
酔客とぶつかって、殴りかかってしまいましたよ。
マリが見かけた時は、また10年ほど前の荒れたガンドゥのようになっていました。
翌朝、ムンスが現場に行くと、ガンドゥの姿は無く、連絡も取れないと監督から言われました。
ムンスは、前日訪ねた遺族が孤独死していたことが、ガンドゥにはショックだったのかもしれないと思いました。
で、連絡を取ろうとするのですが、全く行方が分かりませんでした。
この日、ムンスは偶然薬屋のハルモニと出会いました。
現場の土地の中に、ハルモニ名義の土地があると言うのですが・・・。
作業員と揉めてるところにムンスが行き合わせまして、体調が悪くなったハルモニを助けたのです。
ハルモニは、ムンスのさっぱりとした性格やそれでいて優しいところが、気に入ったようです。
世話をしてもらったら、必ず返す・・・とハルモニは言いました。そして、自分の携帯にムンスの番号を入力させました。
万が一、自分が忘れても自分の代わりに恩返しをしてくれる人間がいると言いました。
見た目とは違って責任感が強く、地に足がついた子で、どこに出しても恥ずかしく無い子なの・・・と。ガンドゥのことですね。
ユテクはマリに癒しを求めていました。
父親からは、決して他人に弱みを見せてはいけないと言われて育って来ました。だから、妻にも弱音は吐けません。
勿論それは妹のユジンに対しても同じです。
劣等感にさいなまれながらも、彼なりに必死にもがきながら会社を支えているつもりです。なのに、周囲の者たちは、採算度外視で工事を進めようとするわけで。
ジュウォンなんぞは、何度も地盤調査をしろとせっつくし。ユジンからも今回のような小さな崩落で済んでよかったんだから、コスト削減ばかりをするなと言われるし。
誰も自分の気持ちを分かってくれないと苛立っていました。
マリは、お金のつながりではありますが、自分の味方になってくれる唯一の人間なのです。
ガンドゥは、マリのクラブで目を覚ましました。
ふらふらと家に帰ると、ムンスとサンマンが彼を待っていました。ムンスとサンマンは、すっかり仲良くなっていました。
ムンスは、何回メールを送っても、電話しても出ないガンドゥを心配して、家まで来ていたのです。
前日ガンドゥが発見した孤独死していた遺族のお葬式に行ったとムンスは話しました。
「ごめんね。一人で発見させて。怖かったよね。」
ムンスが言いました。
ガンドゥは、やっと恐怖や苛立ちが薄れていったようです。ムンスの言葉は彼を癒しました。
突然、ガンドゥがムンスの手を取って走りだしました。バスが来たのです。
動き始めたバスを停めて、ムンスを乗せたガンドゥ。
タクシーもあるのに・・・とムンスは呟きました。
見送るガンドゥを最後尾の席まで行って見つめるムンス。
二人とも、自分の想いに気付いたかな?
ムンスから届いていた何通ものメールを読んで嬉しそうな表情になるガンドゥ。
そして、ふとつないだ手を見つめるムンス。
こう言うシーン、好きです、わたくし
ガンドゥは、ジュウォンからも着信が入っていた事に気付き、電話しました。
ジュウォンは、ムンスと一緒なのかと問いました。
いいや・・・と答えると、ジュウォンはそのまま電話を切りました。
ただそれだけでした。ガンドゥは、ジュウォンの気持ちを察したかしら?
ウェブ漫画家のワンジンは、最近、悪質なコメントに悩まされていました。
で、ある時、我慢できずに警察に通報したのです。
そしたら、あっさりと投稿者が捕まりました。シニョンという漫画家の卵の男性です。
以前、ワンジンが彼の作品を褒めたことがあったんだそうで。なのに、そのまま忘れられていたことに腹を立てて、悪質なコメントを投稿して憂さ晴らしをしていたってわけ。
もし会ったら、車いす生活にさせてやる
とまで書いていたシニョンは、ワンジンが実は車いす生活者だと言う事を知ると、流石にショックを受け反省したようです。
ワンジンも、厳しく罰を希望していたわけでは無いので、社会奉仕の罰が決まって、ほっとしていました。告訴を取り下げたのです。
そしたら、ある日、シニョンが訪ねて来ました。
と言うか、告訴を取り下げた理由を知りたかったので、家の周りをうろついているところを、近所の人に通報されてしまいましてね。
つい、ワンジンの弟だと警察官に嘘をついちゃった。
結局、ワンジンもその場を収めるために弟だと口を合わせたのですが・・・。
シニョンは、助手ということで社会奉仕したいと言いだしました。ワンジン、追い出そうとしてますが、どーなるかしら?
ユジンは、今回の地盤崩落の事故を、警備員に責任をとらせて首にしようと考えています。警備員って・・・ガンドゥのことかしら?
でも、ジュウォンは、責任をとるのは監督だと言って譲りません。
これは、前回の崩落事故の収拾の仕方と同じでした。
ジュウォンの父のミスだと言われていたけど、あれは会社側の何らかのミスだったようです。
だけど、会社を倒産させるわけにはいかないと、ユジンがジュウォン父に頼みこんだのです。責任をかぶってくれと。それが最善の策だと。
ジュウォンがいくら抗議しても、無理でした。
結局、ジュウォン父が記者会見で自分のミスだと言って頭を下げるしかありませんでした。
直後、会見場を出たジュウォン父は、息子に向って弱々しい笑みを浮かべました。笑ったのではなく、自嘲の表情だったのでしょう。
でも、それを見た遺族の一人が掴みかかって来ました。
大切な人を失い、半狂乱になっていた遺族、あれはムンス父だったようですね。
こんなところで、ムンス父とジュウォンはつながっていたのです。
ガンドゥは、ジュウォンから指示された仕事をちゃんとしていました。
作業員の噂話を仕入れ、手抜き工事でコストを浮かそうとしている実態を調べ始めました。
そんな時会ったのが、遺族の一人で、ムンスが最初に話しを聞きに行った銀行員の出資部長を務めているイ・イニョンと言う人物。
イ・イニョンは、ムンスと会った日、ガンドゥも見かけていて、見覚えがあるような表情を浮かべていました。
イ・インヨンは今回の工事に出資しようとしている銀行に勤務しているのです。
ガンドゥを見て、そっくりだな・・・と言いました。ガンドゥの父を知ってるのかしら?
建てては壊し・・・を繰り返す建物が多いことを愚痴りました。
100年200年残る建物があれば良いのに・・・と。
それを聞いたジュウォンは、父と共に改築工事をした場所に案内しました。古い建物を壊す事無く、現代に合うようにリフォームしたのかな?
ジュウォン父も気に入っていた場所だということで、とても素敵なカフェでした。
ムンスは何枚も写真を撮りました。
ワンジンの漫画の背景に使えそうだと思いましたしね。
ワンジンに見せた写真に、ジュウォンが写り込んでいました。
ジュウォンを見て、ワンジンは、絶対にムンスを好きに違いないと言いました。目が語ってる・・・と。
「いい人はいい人に出会うべきよ。」
と、ムンスは言いました。
「あなたも良い人よ。少なくとも、私にとっては世界一いい人よ。」
と、ワンジン。
ガンドゥが一枚の写真を送って来ました。
アイスクリームの棒で、笑顔を作り、それを写したモノです。
‘ごちそうさま’というコメントと共に。
ムンスが、現場の冷蔵庫に入れてくれてたモノなんです。嬉しそうに食べてましたもんね。で、あっという間に全部食べちゃったってわけ。
ところが、ムンスからは事務的な連絡のみ。
あまりにもあっさりし過ぎですよ。ガンドゥは物足りない思いです。絵文字つけてほしいって
可愛い、ガンドゥ

薬屋のハルモニは、ガンドゥに指示しながら、身の回りの整理をしていました。
遺言のように、あれこれと説明しています。
ガンドゥも嫌な予感がしました。だから、怒って出て行ってしまいました。
週末だと言うのに、仕事に行こうとしていたムンスを、従業員のアジュンマが呼びとめました。
もっとおしゃれすれば?・・・と、口紅を塗ってあげました。
ムンスもちょっと嬉しそうです。
それを見たムンス母が、突然激怒してムンスに掴みかかりました。塗ったばかりの口紅を手で拭いました。
彼女には、ヨンスにした最期の化粧とかぶったのです。
自分がヨンスに化粧して売り込まなければ、あんな事故で死ぬことは無かった・・・という罪悪感にずっと苛まれ続けているのです。
ムンスまで自分から離れて行くのか?・・・と混乱してしまったのですね。
激怒し、号泣する母に、ムンスは何も言えませんでした。
ただ泣くだけ・・・。
それを、遠くからガンドゥが見ていました。仕事で会う約束をしていたのです。
理由までは分からなかったでしょうが、明るく何の苦しみも無さそうに見えるムンスが、泣いているのです。声も出さずに・・・。
自分のように、事故の恐怖やショックの記憶に苦しむ様子も見えません。全て忘れて幸せに生きて来たと思えるようでした。
だけど、薬屋のハルモニが言ったように、見た目には分からないけど、心の中に苦しみを抱えているのだと感じたのです。
一旦引き返しました。
そして、何事も無かったかのように、待ち合わせ場所に現れました。
急な用事で仕事が無くなったとガンドゥ。これって、嘘かもね。
ガンドゥは、ムンスを遊園地に連れて行きました。
もしかしたら、彼も初めてだったのかもしれません。
気を紛らわせて揚げたいと思ったのでしょう。でも、ムンスはいつものように冷静で落ち着いてて感情をあまり表に出しません。
でもね、ちょっとしたアクシデントの所為で、口げんかのようになったのです。
誰に何を言われても平気なのか?小さな体で何もかも抱え込むな!
ムンスの肩を掴んで叫んだガンドゥ。ムンスは驚いて、ガンドゥを突き飛ばしました。
「離してよ
」
「もっと大声で感情をさらけ出せ!」
ガンドゥは、ムンスに悲しみや苦しみを吐き出させてあげたかったのです。大声で。
「何よ
」
ムンスの苦しみが消えたわけじゃありません。
でも、少なくとも、その日の母とのことは、忘れられたようです。
屋台で焼酎とビールを飲みました。ガンドゥは焼酎を飲みません。ビール派です。
しこたま飲んだムンスは、すっかり酔っ払っています。可愛いです。
その可愛い顔で言うのです。
「私、人参を食べる男の人って好き。なんでか分からないけど、好きなの。食べてる姿が。」
なんてね。
ガンドゥ、人参を食べるのを止めて、思わずムンスを凝視しちゃいましたよ。
もう一杯だけ・・・とか、クダをまきながら、結局、海の傍のベンチまでふらふらと歩いて行ったムンス。
で、じ~っとガンドゥを見詰めたかと思うと、突然kissしちゃったーっ
「ありがとう。」
そう言って、そのままガンドゥの肩に頭をもたれかけて、寝ちゃった~っ
驚いたのはガンドゥですよ。
寝たんかいっ
・・・って感じ?
結局、朝までそのまま寝ちゃったムンス。
起きた時、自分のした事の記憶はあったようです。
気まずい感じでうつむいてました。
ガンドゥがさらっと言いました。
「行こう。」
そして、手を差し出したのです。これって、ガンドゥの想いだってこと、ムンス、分かってるかな?
やっぱね~
好きですわ、このタイプの作品。
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