![]() |
華政[ファジョン](ノーカット版) Blu-rayBOX1 [DVD] |
クリエーター情報なし | |
ポニーキャニオン |
レビュー一覧は、こちらから。
やっぱり
明は朝鮮軍を先鋒とし、自分たちは様子見、あるいは、朝鮮軍と戦っている後金の後方から攻めようと考えているんです。
元々、明は劣勢にあったわけです。
これじゃ、盾にするのと同じ事ですわな。
火器都監の職人たちも、皆動揺しました。
当たり前ですわな。
公主もイヌから聞き、驚きました。で、ジュウォンに事情を聞きに行ったのです。
ジュウォンと父ホン提調、そしてカン都元帥は、対策を考えていました。このままでは朝鮮軍は全滅です。
「今すぐ隠密に撤退命令を出せ。」
カン都元帥は言いました。これは王命だと。
光海君が命じていたのは、これだったのです。
ジュウォンたちは、その命令を出し、撤退すると言う事は、光海君を王座から引きずり落とす事になる可能性があると言い、とうてい従う事は出来ないと言いました。
でも、光海君は、その可能性を分かった上で、敢えて命じたのです。
自分の王位より、自分が作り上げた鳥銃部隊と職人たちを守れと。朝鮮軍を守れと。
いつか朝鮮が危機に瀕した時、国を守る最後の砦だからだ・・・と。
明は近いうちに滅ぶだろうとも言いました。そうなった時、明と一緒に戦った朝鮮軍を後金は許すだろうか・・・とね。攻めてくるに違いないから、それに備えよということです。
朝鮮を支えて行くのは、光海君ではなく、若い彼らなのですから。
公主は、その話を聞いてしまいました。
幕舎に入り、公主は言いました。
王様が自らの進退を賭けても我々を守ろうと考えているのなら、我々も王様を守らなければいけないと。
撤退ではなく、勝つ方法を考えようと。
ただし、明の援軍は望めないから、自分たちの力だけでどうにか生き抜かなくてはいけないと言う事です。
明の部隊に組み込まれている弓部隊を鳥銃部隊の援軍とし、全軍で戦う・・・とジュウォンはイヌに言いました。
弓部隊を戻してくれるよう明の皇子を説得してくれとイヌに言ったのです。
「私の願いはただ一つ、公主様が無事生き伸びることだけだ。」
と、イヌ。
「俺の望みは違うというのか?」
と、ジュウォン。そして、イヌに頼みがある・・・と言いました。まさか、自分の代わりに公主を守れと言うんじゃないよね?
戦いの準備が始まりました。
生き残るための必死の準備です。
そんな時、ジュウォンが公主に会いに来ました。
「もし、戦況が不利になったら前線を離れてください。公主様だけじゃありません。火器都監の職人も皆無事に帰らなければいけません。これは王様の命令です。勿論、我が軍は勝利します。必ず勝ちます。しかし負けた場合は公主様は務めを果たさなくてはいけません。」
私の務めとは?・・・と公主が聞きました。
「あらゆる手を尽くして戦いますが、私と王様は勝てないかもしれません。もしもの場合は動揺なさらず、この国に必要な方だと言う事をお忘れなく。生き延びると約束してください。その時に王様の大義を思い出すのです。公主様を守りたいと言う私の気持ちをお忘れなく。」
やっぱりぃ・・・
ジュウォンは朝鮮軍を守るために殿にでもなろうって思っているのかも。
戦場では生きるか死ぬかの選択を迫られている時、朝鮮国内ではヌンヤン君がジュソンと手を組もうとしていました。
なかなか声がかからないので、しびれを切らしたヌンヤン君が自らジュソンを訪ねました。
そして跪いて言ったのです。
「私を王にしてくれ。何でもする。」
ジュソンはあまりヌンヤン君を信頼していませんでした。
王の器ではないと思えるからです。
大義名分があれば・・・と考えました。それがあれば、王の器では無いヌンヤン君でも、王座につける事ができると。
そして、何とかして光海君の弱点を掴もうと思いました。退位に追い込む事が出来る弱点です。
ジュソンは決断しました。
ヌンヤン君を王にしようと。
ジュソンの決断を聞いたヌンヤン君は、インモク大妃の元に行きました。
そして、今こそ永昌大君の仇を討つ・・・と反乱の決心を告げたのです。
大妃は公主と違って、いまだに光海君を息子を殺した憎い敵と思っています。だから、公主が光海君の政策に従って従軍することが納得できないでいるのです。
ヌンヤン君の話に乗りそうです。・・・乗るんですよね、実際。
光海君は軍が出立した後、ずっとその動向を気にいます。
雨が降ったら、皆は雨に濡れているのだろうか・・・と思い、その苦労をしのんでいます。
又一方で、万が一に備えなければいけないと言う覚悟もありました。
世子とイ・イチョムを呼んで言いました。
「万が一に備えなければいけない。まもなく王室とこの国は大いに乱れる。」