![]() |
ピノキオ OST (SBS TVドラマ)(韓国盤) |
クリエーター情報なし | |
CJ E&M |
レビュー一覧は、こちらから。
この作品の好きな理由の一つは、本筋を取り囲む周辺のエピソードの分量が適度なところ。
あまりにも周辺エピソードが多くて、いったい本題は何?・・・とか、誰が主人公なの?・・・と思う作品も多々あります。ファミリードラマは、そう言うのが多いんですが、話数も多いから、仕方が無いのかもしれませんが・・・。
せっかちなまぎぃとすると、それはいいから、早く先に進んでよ・・・と言いたくなる事もよくありまして。そう言う意味で、この作品はとても良く出来てる思う次第です。
ハミョンとイナは、想いを確認し合いました。
イナを送って行こうとしたんだけど、タクシーがなかなか捕まらなくて。仕方が無いから、自分の家に・・・とハミョンが言うんですね。
その時、イナが、
「ダメ!。」
と、拒否。
何を想像してるんだ?・・・とハミョンが言ったら、別に・・・と言った直後にしゃっくりするイナ。
こう言うところが本当に面白い。嘘がつけないから、本心を知られちゃう。不便だけど、見てる方は面白いです
ハミョンの家で、靴ずれの手当てをしてもらって、さぁ帰ろうって時、ダルピョンとイナ祖父がやってきちゃった
この際、二人の事を話しちゃおうと言うハミョンですが、イナは、誤解されるだけだから・・・と反対。結局、イナはタンスに隠れることに。
二人はまた、野菜やお肉を持って来てくれたのです。
この時、ダルピョンは長い髪の毛が落ちてるのを発見。
“ん”・・・という表情が笑えます
イナと別れたばっかりなのに、もう他の女性を家に・・・なんて、ダルピョンは誤解しちゃって、機嫌が悪くなっちゃいましたよ。
二人が帰って、ほっとしたハミョンがタンスを開くと、なんと、イナは爆睡中。
こんな時によく眠れるな・・・と苦笑するハミョン。
イナを見つめる目がとてもとても優しそうです。ついさっきまでの、苦しい表情は消えました。
気持ちは変えられない・・・と確認し合った二人ですが、イナはやはりイマイチ自信が持てないのです。
ジェミョンのこと、自分の母チャオクの事を考えると、やはり敵同士ですからね。でも、それで別れたいとは思わないのです。別れられないと、忘れられないと分かったからです。一歩進歩しました。
もう少し待ってとイナは言いました。
チャオクにきちんと謝らせるから・・・と。そうしなきゃ、堂々とハミョンに会えないから・・・と。
ハミョンがいくら大丈夫だからと言っても、イナ自身が納得できないと、しゃっくりは止まらないのです。
車載カメラの映像は、YGNで一人占めしないで、他局にも使わせる事にしました。そうやって、真実を追い求めて行く態勢が整いかけました。
ギョドンは、珍しくチャオクに向かって、事件を徹底的に追及すると言ったのですが、チャオクは余裕しゃくしゃくってって感じ。
一旦消えた火が、またつくかしら?・・・なんて言いましたよ。
何の事かと思ったら、オリンピックです
世は、オリンピック一色となってしまったのです
MSCは、6名もの記者をオリンピック取材に出張させようとしてるし、YGNも、事件担当者から3名行かせようとしてます。つまり、事件の事は、もう賞味期限が過ぎた扱いなのです。
ハミョン父の事件の時と同じでした。
事件直後は、ハミョン父や家族に世間の怒りは向けられたけど、新しい事件や事故が起ることで世間の関心は次第に薄れて行き、事故原因が突き止められた時には、本当の責任者が突き止められ、判決が言い渡されても誰も興味を持たなかった・・・。
この流れの中で自分が如何に無力か、ハミョンは改めて知る事になったのです。
イナは黙っては居られませんでした。
チャオクに、ミスを訂正してくれと訴えました。映像が編集されたものである事は証明されたわけだから、チャンスには何の責任も無かった・・・と正式に発表してほしかったのです。
それに対して、チャオクは、本当の責任者は罰せられるんだから、それで良いじゃないかと言いました。
「誰も責任者に注目しません。13年前のキ・ホサンssiと同じです。」
もし意図的に操作していたのなら、母さんは謝罪すらできない・・・とイナ。
「私の好きな人の事だから。私がとてもダルポを好きなの。だから彼に母さんの謝罪を聞かせたい。」
流石に、チャオクも驚いたようです。イナは真っ直ぐにチャオクの目を見つめていました。
事故で17人目の死者が出ました。
イナはお葬式に行きました。そしたら、ハミョンが先に来ていたのです。
「誰に向かって怒れば良いのかわからない。」
と泣く遺族。
ハミョンも、イナも、どう言って慰めればよいのか、分かりませんでした。記者として、真実を公にできない無力さを二人とも味わっていました。
その日は、両社とも、飲み会を予定してまして。また、同じ店になっちゃった・・・。
背中合わせで飲み会が始まりましたよ。
イナの服装が地味だと指摘されたことから、イナが問題提起。
「事故の被害者のお葬式に行ってました。」
既にオリンピックの事ばかりで、事故の事が忘れ去られようとしてる・・・と。
一瞬にして、飲み会の雰囲気が重くなりました。
仕事の話はちょっと・・・とキムキャップが指摘したんだけど、それに対して、ギョドンは、真っ当な事を言ってる・・・と応援。
国民が見たいニュースを流すべきか、見るべきニュースを扱うべきか・・・で両社入り混じっての討論となりました。
両局長は、敢えて言うなら、見たいニュースを取る・・・と言いました。
その言葉で、やっぱね…オリンピックと事故のニュースじゃねぇ・・・という雰囲気が流れました。
ギョドンやハミョン、イナは、がっくりし、チャオクなんぞは、ほらね・・・という表情。
ハミョンがふいに先輩のチャン記者に言いました。
「いい知らせと悪い知らせがあるんですが、どちらを先に聞きます?」
「良い知らせを。」
コンサートチケットが来てる・・・と言うのが、良い知らせ、健康診断の結果、すい臓がんだと言う知らせがあった・・・と言うのが、悪い知らせだとハミョン。
「何で早く言わない!」
と言われたハミョンは言いました。
「なんで?見たいニュースじゃないからですよ。」
見たいニュースと見るべきニュースの優劣は、何なのか、確認したかったのです・・・と。勿論、その話は嘘です。
このセリフは、局長に向かって言いました。
局長は、これで分かったのです。決心しました。
事故は過去のモノではない・・・と。YGNは、オリンピックよりこちらを優先報道する・・・と。
記者たちを総動員して、事故の背景、関わった議員までも、逐一漏らさず調べ上げると指示したのです。
この影響は大きかったようです。
怠慢を報道されてはマズイと、役所等も、必死になって事情を確認し、工場の実態を暴き、流れで収賄事件も発覚。関係した議員は、免職の恐れが出てくる始末。
ボムジョ母に泣きついてますよ。
『事故のニュースが消えるのを願っている人たちがいます。この事故の責任者たちです。責任者が残らず姿を現し、相応の償いをするまでYGNはこの事故について報道を続けます』
これが、YGN局長の言葉でした。
ハミョンは、13年前に、このような記者がいてくれたらよかったのに・・・と思いました。
やっとマスコミから解放されたアン・チャンス夫婦が、記者室にお礼の果物を持って来ました。
でも、YGN以外の社は、皆、事故を報道していません。
恥ずかしい思いをするイナたちでした。
ボムジョは、ずっと気になっていたことを母にぶつけました。
13年前の事件と今回の事件は、とても似てる。どちらも、チャオクが世論を操作した。13年前、その翌日、チャオクはボムジョ母に会った・・・。今回も会ってる。
「今回は、背後にキム議員がいた。僕とも親しいし、母さんとはもっとだ。ソン部長、キム議員、母さん、3人は事故と関係があると思ってる。違う?」
「記者を辞めたら、答えてあげる。」
そう、ボムジョ母は言いました。
でも、流石に息子にまで疑惑を突きつけられたらじっとしてはいられませんでした。
とにかく、証拠となるモノは全て消すよう、チャオクに指示しました。
あの携帯ですよね・・・。
チャオクが必死に何かを探してて、必死だと言う事を気づかれたくないらしい・・・と言うのは、キムキャップも既に気づいていました。
そんな話を、ボムジョは耳にしたのです。
で、例の自分が持っていたチャオクの携帯を思い出したのです。
チャオクも、やっとイナが持ってるのでは?・・・と気づきました。
で、イナに確認し、持ってる事が分かったので、返してくれと言ったんです。
それを、ボムジョは聞いていました。怪しいとすぐに察しました。
イナも、母の態度に不審なモノを感じていたので、すぐさまそのデータを復元。
出て来たのは、あまりにもショックなモノでした。
ボムジョとイナ、関係者の息子と娘は、母親の悪事を知ってしまったのです。
キ・ホサンとその家族に世間の目が向けられるよう、操作しろというボムジョ母の指示。それに従ったチャオク・・・。
あまりにも酷い・・・。二人とも、言葉が出ませんでした。
この作品も、ここでしばらくレビューお預けです
次回、千葉に戻った時に、ダビングして来ますゆえ、それまでお待ちください。