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秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤) |
クリエーター情報なし | |
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レビュー一覧は、こちらから。
親の立場からすると、ソンは本当に親の心子知らずの典型だと思えます。一般庶民の親子だったら、親子喧嘩で終わるものが、こと王と世子と言う立場だから、そう簡単には終わらない。
英祖とソンの表情がますます暗くなって行ってるので、見てるこちら側も心が重くて重くて・・・
王が王妃を迎えに行くという日の前日。
式の準備は滞りなく進められ、行列等の絵図の準備も急がれていました。こういう王室行事の記録画というのは、あらかじめ前もって描かれているんですねぇ。
ソンも、責任者として警護に手抜かりは無いか、チェックしていました。
ナ・チョルジュたち鳴砂団は、王が王宮に戻るところを襲って英祖を殺害しようと計画していました。
ピョン・ジョンインは、王の行列の絵図を手に入れ、警護する者たちの陣営をチェックしていました。
あと、行列のルートさえわかれば・・・ということになり、ジダムが図画署に忍び込み、写しとろうとしたんです。が、ジェゴンに見つかってしまったーっ
ジェゴン、ジダムが東宮殿にいるってこと、知らなかったのね。忘れてたわ、わたくし。
ジダムをかくまってると言う事だけでも、充分老論派に糾弾されるネタとなるのに、そのジダムが王の行列のルートを探っていたなんて事がばれたら・・・。
ソンが黒幕と言われても、仕方のない状況に陥るのは、火を見るより明らか。
ソンは、ジダムがチョルジュの命を受けてした事だと察し、チョルジュを説得しに行こうとしました。
ジェゴンは、止めました。
こんなにみっちりと見張られてるソンが、こんな時期に王宮の外に出るなんて、怪しまれること間違いなしですからね。
でも、結局は、ソンの意志を通すことになっちゃって・・・。2時間だ待つとジェゴンは言いました。それを過ぎたら、兵を送る・・・と。
ところが、この話を、ホン・ゲヒの手のモノに聞かれてしまって・・・。
いつもソンの動きには、見張りがついていましたからね。それに、前々から思ってたけど、東宮殿と言っても、あのツクリじゃぁねぇ・・・室内の声が、外に丸聞こえですよ。よほど声をひそめないと、秘密の話なんて、出来ないですわ。
ソンとウソプは、尾行されましたが、上手く衣服を換えて追っ手をまき、ソンはチョルジュのアジトに到着。
そこでは、既に団員が集まり、武器のチェックがされていました。
ソンは、必死に説得しました。
自分が王になるまで、待てないのか、自分を信じてはいないのか・・・と。
でも、チョルジュは言いました。待てるのは、裕福に何の苦労も無い生活をしている人だけだ・・・とね。希望も無く、苦しい生活をしながら待つと言うのは、大変なことだ・・・と。
「父上を殺せば、私も父上と同じになる。お前たちの血で王座を守った父上と同じように、敵の血にまみれた王座に就く事になる。そんな汚れた王を君主と仰ぎたいのか。」
チョルジュは、答えられませんでした。
その時、ホン・ゲヒの率いる兵たちが、街中を探索していました。
ゲヒは、手のモノの報告を受け、それをすぐに英祖に報告したのです。何者かが、行列のルートを調べていた・・・と。
呼ばれたジェゴンは、世子ソンがそれを掴み、街に調べに行った・・・と言いました。ルートを書き写そうとしたものは、知らない者だと言い張りました。
ゲヒは、含みを持った言い方をしました。
暗殺の気配を察知し、調べに出たのか、或いは、他の理由で・・・と。
英祖には、すぐにその意味が分かりました。
ソンが、暗殺計画の主犯だとゲヒは言いたいのだ・・・。
結局、この時一足早くチョルジュたちは逃げ出し、都を出ました。
ゲヒは、地団太を踏みました。これでいっそうゲヒは、ソンが何かやろうとしてると感じたようです。暗殺じゃなく、民の教育なんですけどねぇ。
英祖は、息子ソンの気持ちの中に、まだ身分制度を無くすと言う思いがあるのを知っています。
だから、口ではいくらソンが自分の言う事に従うと言っても、その言葉を信じられないのです。ただただ、息子ソンが心配で、国の行く末が心配なんですね。
決してソンを廃位させたいとは思ってないのです。
だから、新しく若いキム氏を王妃に迎えても、部屋には行きませんでした。王妃としての特権を享受すればよいと言いました。
キム氏が、この世で一番深いのは人の心だと答えた時、彼女の心にどれほどの悲しみが潜んでいるのだろうと思った英祖。なのに、それ以上の悲しみを与えることになってしまったと思いました。
だからこその言葉だったのです。
でも、これがキム氏の父には、辛かったようで。
すぐさますり寄って来た老論派の領議政キム・サンロは、キム氏父からその話を聞き、新王妃にも、王子は望めないのか・・・とショックを受けました。
英祖には、ソンを見捨てる気など無いということですからね。
こりゃ、自分たちの手でソンを廃位に追い込むことしか、自分たち老論派が生き残る術は無いと改めて思ったことでしょう。
老論派が、ソンを追いこもうと躍起になってるというのに、また、ソンは老論派につけ込むネタをあげようとしてますよ
ウソプを宣伝官として地方に自分の代わりに行かせ、チョルジュの行動に注意させたり、書斎の運営資金を届けさせたリしようとしたのですよ。
これを知ったジェゴンは、もう本当にあきれ顔。
ジェゴンは、英祖のソンへの思いを知ってます。疑いながらも必死にソンを庇おうと守ろうとしてるわけですよ。
なのに、それを裏切るような事ばかりしてるソン。
呆れても当たり前ですわな。
おまけに、ソンのしてる事が決して間違いじゃないというのが、余計にややこしい。
それぞれの立場で、良いと思う事をしてるのに、それが相反する事なんですからね。
ゲヒは、ウソプを宣伝官にし、地方に行かせたというのが気になっていました。
行き先が、例の商団の本拠地だと言われている場所ですしね。
で、探らせたのですが、商団の存在はまるで掴めません。この事がよりいっそうゲヒを怪しませる結果となりました。
おまけに、東宮殿のお手元金が、ウソプの出張の時に合わせて支払われているということまで掴んじゃったよ
あ~ぁ、足元に火がついたって感じ。
英祖は、ソンの考えを変えようと、あれこれ悩んでいます。
そして、思い付きました。サンです。
サンを世孫として冊封すれば、ソンの考え方も変わるだろうか?・・・と思ったのです。
「そうすれば、慎重に行動するようになるだろうか?」
英祖は、ジェゴンに問いました。
ただ、それは老論派が黙っちゃいませんよ、きっと。
だからこそ、英祖はジェゴンに何か良い策を考えるよう頼みたかったのです。
ジェゴンは、密かに少論派に声をかけました。
書斎で民を指導しているチャン内官の弟から、指導者が必要だと言われたソン。
ウソプの父ミン・べクサンに頼みに行きましたよ。辞職して隠居の身だけど、老論派ですよ