ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

尾瀬の春山最終日――戸倉で温泉と下山の打ち上げ

2014年06月07日 | 雪山/尾瀬

2014/5/5  前の晩に聴いた天気予報では、今日はお昼ころから雨になるかも、といった具合でした。夜中に見上げた星空は、前夜以上に満天の星でしたし、朝に明るくなってからも高曇りで、雨の降りだすような気配はありません。
悪天予報を信じて、下山を1日早めたわけですから、こんな時の心境は複雑です。基本的な想いとしては、予報通り雨が降って欲しい、というもの。でも、下山中はもちろんですが、自宅に辿り着くまでは雨は降って欲しくないというのも本音です。
最悪なのは今日はもちろんのこと、明日も天気が良くて、「最初の予定通り行動出来たじゃん!」となってしまうこと。
「天気よ、悪くなれなれ!」と「雨だけは降るなよ!」の気持ちが同居しているのです。

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▲朝食を食べ、テントの撤収も終わって、出発です。8:19ころ。
今日は下山だけですから、基本はのんびりでいいのですが、途中で雨に降られたくはありませんし、少しだけ急いだのでこの時間です。

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▲初日に渡ることの出来た猫又川左俣に架かるスノーブリッジがこれ。まだまだ大丈夫。8:24ころ。

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▲来る時にはなかったテントが張ってありました。スキーを楽しんでいるようですね。8:28ころ。

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▲柳平で小休止です。来た方角を振り返ると、ススヶ峰にはまだ雲がかかっていませんでした。8:55ころ。

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▲柳平から尾瀬ヶ原に抜けるあたりで谷幅が狭くなっている箇所があります。9:08ころ。

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▲ミズバショウが咲いていました。一昨日はひとつも咲いていなかったのです。雪解け直後なので、まだまだ純白の艶やかさからはほど遠いですが。9:25ころ。

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▲尾瀬ヶ原から燧ケ岳を望みます。でも、雲に覆われて見えません。9:37ころ。

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▲ススヶ峰方面はまだ雲には覆われていません。9:44ころ。
この辺りの雪面は雪解けによって凸凹具合が激しくて、小さなS子は歩き辛そうでした。時々、こけてましたね。

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▲至仏山です。山頂に雲がかかっています。そんな様子を見ると、何故かホッとしますね。9:45ころ。
こんな状況なのに、至仏山への登山を開始している登山者もいます。何が楽しくてこんな悪天の山に登るのでしょうね。

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▲またミズバショウです。GWに尾瀬ヶ原でミズバショウを見たのは初めてのことです。10:30ころ。

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▲山ノ鼻から鳩待峠へ向かいます。途中の雪解けも一昨日より進んだ気がしました。11:23ころ。

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▲鳩待峠の入山口に着きました。11:45ころ。
見ると、戸倉行きのマイクロバスが待ってます。出発は11:50、ひと足先に着いていた僕は3人分の切符を買って、S子と小嶋さんの到着を待ちました。

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▲戸倉のバス停の切符売り場です。重いザックを右の待ち合い場所に置いて、いざ温泉へ! 12:14ころ。

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▲尾瀬ぷらり館へ向かいます。入浴料は500円。12:28ころ。
しかし、いまお客さんが大勢入っている、との理由で断られました。さすがに公の施設のようですから、商売っ気がないですね。で、勧められた温泉へ。

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▲バス停切符売場からも見えていましたが、ここ。「関所の湯 湯元 ホテル玉城屋」です。12:35ころ。

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▲正面に回るとこんな感じです。12:36ころ。

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▲お風呂はこんな感じ。尾瀬ぷらり館より広いのです。確か一人700円だったかと。12:41ころ。

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▲お風呂に入ってさっぱりした後は、打ち上げです。下山祝い! ここのところ戸倉で入るお店はこの「健太」さん。13:44ころ。

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▲またしても美味しかった山菜天麩羅は残りわずかですね。このヤマメの塩焼きも絶品! 14:26ころ。
他にもいろいろ食べたはずなんですが・・・・

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▲残りわずかになってしまったお漬物。これが一番の美味しさだったかも。行者ニンニクとフキノトウと茄子ですね。また行きたくなるお店です。14:27ころ。

沼田駅行きバスの時間直前まで「健太」さんでねばっていました。高崎駅でK嶋さんとは別れます。僕とS子は八高線で帰路に。
今年のGWは終わりました。

この間、結局ずう~っと雨は降りませんでした。
山の稜線は雲の中でしょうから、霧雨は降り続いていたに違いないとは思うのですが、「ひょっとしたら平ヶ岳へ行けたかもしれないなぁ」と考えないでもありません。
ところが、翌日からのニュースです。北アルプスでは5日の日にも遭難事故が相次いだのです。多くの登山者が悪天候故に早めの下山をした中で、登山続行した登山者たちが遭難したようです。
やっぱり慎重な行動をとって良かったようです。体力も若いころに比べると格段に低下していますから、なおさら慎重にすべきですね。

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