徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーミャンマー・ヤンゴンからマンダレイまで汽車の旅ー

2012年01月05日 | インドシナ3国
ヤンゴンに到着してしなければならないことは、宿の手配と列車の手配だ。

 数年前まで、ミャンマーを旅するには、「強制両替」や「旅行日程表提出」など
 さまざまな制限があった。

 その制限がなくなったものの、最近乱立気味の「ゲストハウス」以外の
 ホテルは、直接フロントに行って、宿泊申し込みをすると高くつくそうだ。

 そこで、ヤンゴン空港に到着後、タクシーで「旅行代理店」に向かった。

  英語と日本語のできる旅行代理店で今夜の宿、マンダレイの宿、バガンの宿
  バガンからヤンゴンに戻る飛行機のチケット、ヤンゴンの宿の
  手配をお願いした。

  そこで「ホテルバウチャー」(朝食込)を作ってもらい、
  それをホテルに提出するだけだ。
  もちろん、料金は旅行代理店に支払うので、ホテルで支払う必要はない。

  いずれも30ドル(2300円前後)のホテルだ。

  明日、列車でマンダレーに向かうと言うと、列車の切符の手配はできないので
  自分でしてくださいとのこと。
  そして、列車は「横揺れがひどいので飛行機をおすすめします」と言うのを
  「いや、ワタシはどうしても列車で行きます」と。

  一日目のホテルに荷を解き、早速、明日の列車の予約に駅に出かける。

      
  駅裏の映画館の前で、日本語のできる自称ガイドに声を掛けられる。
  こういう時は注意が必要だ。
  ましてや、彼はインド系だ。しつこい。
     「どこに行くのですか?」
     「駅」
     「なにしに?」
     「予約しに」
     「お手伝いしましょうか?」
     「いらない」
     「大丈夫です。私通訳します」
     「いらない」
     「お金いりません」
     「いらない」
     「いや、お手伝いさせてください」
   
    この会話、彼は日本語、ワタシは英語。
    英語と言っても「簡単英語」だもんね~~~。(笑)

     とうとう、彼はワタシについて来て、予約窓口で翌日の
     午後5時発 マンダレイ行 寝台車の予約をしてくれた。

     「ところで、君 インド人?」
     「はい、そうです。ヤンゴンで生まれたインド人です」
     「タミル人かい?」
     「はい、タミル人です」
     「ワレッカム」(こんにちは)
     「なんで、タミル語を知っているんですか?」
     「35年くらい前、インドに住んでいた」
     「私の生まれる前ですね」
     「君のお母さんより私は年上だろうね」

     だいたい、ここまでの会話で彼はワタシから「お手伝い料」を
     取ることを断念したようだ。

     「サンキュー」と言うと、
     「なにかあったら、私に電話してください」と名刺をくれたが
      その名刺には旅行会社の名前が印刷してあったが
      彼の名前はなかった。

      こうして、ミャンマー到着の一日目は非常に順調にことが
      進んだ。

      軍事政権下のミャンマーは、先入観では、「ヤバイ国」と
      思っていたが、みなやさしい。
     

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