徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ースペイン・コンポステーラ巡礼の旅 Palas de ReiからArzu 31キロ  6月11日

2012年06月17日 | スペイン・ポルトガル
午前5時50分起床
半乾きの洗濯ものをポリ袋に入れて、午前7時15分出発だ。
今日の目標は31キロだ。
空を見上げると、相変わらず天気が悪い。
    
    100円ポンチョをトレッキング用のバッグに入れ、
    いつでも取り出しやすいようにして、出発だ。

  ここで、お節介、お役立ち情報
    小銭、紙幣など、その日に使用するお金は、ジッパー付きの
    小さなポリ袋に入れておくと便利だ。
    雨で濡れないし、ポケットに入れていても汗でぬれたり
    湿ったりしない。
    万が一、紛失しても、たいした金額ではない。
    ただ、底の接合部分から破けることがあるので、セロテープなどで
    補強しておくと万全だ。

    
    Palas de Rei の町を抜け
    
    矢印の方向に曲がります。
    
    国道を横断します。車に注意!
    
    
    青空が顔をのぞかせます
    
    60キロ地点通過!
    9時25分、「茶店」で朝食
    
    クロワッサンとコーヒー

    だいたい、村や町の入り口に「茶店」があり、
    同じ巡礼者がコーヒーを飲んだりして休憩します。
    混んでいる場合が多いので、他の「茶店」を探す時に限って
    ここに1軒しかないという場合があります。(笑)

    30分ほど休憩して、出発
    
    同じ「茶店」で休憩していた人たちも、ほとんど同じ時刻に出発します。
    右手の「旦那」(ボーイフレンド?)
    半乾きの左手の奥さん(ガールフレンド?)の赤いTバックと
    紫色のパンティーを干しながら歩いていますが、
    この天気じゃ~~乾くはずがない。(笑)

   しばらく行くと、また、雨です。
    
    
    
    
    残り55キロ
    
    
    こんな趣のある石橋を渡り、
    
    ちょっと大きな町に到着しましたが、今日は素通りです。
    途中、スーパーで、昼食用にミニ・クロワッサン(6個入り)と
    コーラを買いました。
    
    
    残り50キロ。
    今日中に歩けと言ったら、「俺、歩けるよ」と言う距離だ。
    
     雨が止んで、お日様が出て来た時に、生存証明写真。

    また、農道に入り
    
     こんな井戸など見ながら、しばらく行くと
    
    小川があり、飛び石が設置されてあります。
    濡れて滑りやすくなっているので、注意して渡ります。
    
    渡ったところに丁度立ったままバッグパックを置くことのできる
    石壁があったので、そこにバックパックを置き、
    マーキング(小用)し、スーパーで買ったクロワッサンで昼食です。
    自転車野郎もここを通りますが、自転車野郎にとっては自転車から
    降りて、濡れた石の上を、硬い突起のついたスパイクで歩くことは
    非常にむずかしいのです。
    ズルっと滑って小川に落ちそうになるのを自転車をストック代わりに
    支えて転ぶのを免れたり・・・・
    あの~~~、ワタシ、小川に転落するのを見たくて
    ここで休憩しているのではありません。(笑)

    通り過ぎる人たちは皆
     「ボエン・カミーノ」と言って通り過ぎます。
    (注)前回「ボン・カミーノ」と書いたら、
     ワタシの「ボイン」の検閲係から「ブエン」だという指摘(笑)
     いい加減なんです。ワタシ。
 
     なかには英語で
      「ホワット・アー・ユー・ドゥーイング?」と声を掛ける人も
     決まってるじゃん
      「ランチ!」
    ランチタイム30分。
    また前進
     
     建築中の建物がありましたが、外壁に石を埋め込んでいるのです。
     こうやって中世風の建物にすると「援助金」でも町から出るので
     しょうかね~~~?
     例えば、「Camino de Santiago 巡礼路に面したところに
     家を建てる場、石壁の建物にすれば援助金を交付します」とかネ。
     
     巡礼路にテントをはっている人もいた。
     
     連日、お天気が悪いもんで、道にはミミズ、ナメクジなどが
     はい出している。小鳥はそれを餌にする。
     
      また、突然の雨
     
      反対側は青空
     
     
     このスペインの空の雲を見ていると、スペイン絵画に描かれている
     空の色、どんよりとした雲の絵を思い出す。
     やつら(画家)はいつも、こんな空を見ているから
     雲の描き方が上手いんだ。
     
     残り42キロ。
     マラソンマンの本能で、記念写真を撮る。
     ここから走ろうか?(笑)

     しばらく行くと、牧場に
     
     こんな巨乳の牛が・・・・(笑)
     子牛が生まれたばかりだからだ。
     普通の乳牛のオッパイよりデカイ!
     
     
     
     残り40キロ
     
     今日の宿泊予定地 Arzu の町が見えて来た。

     Arzu(アルズ)というくらいなのだかホントにあるんだろうな。
     午後3時、アルズに到着。
     私営のアルベルグ(巡礼宿)に投宿
     
     このように不織布のベッドカバーと枕カバーセットが枕の上に
     置いてある。
     
      公営よりゆったりしている。
      私営の場合、やはり営業政策上、Wi-Fiやインターネット可能な
      パソコンをロビーに置いている場合が多い。

      夕方、近くのレストランで
      
      
      今日も野菜スープ
      ボールに入れて運ばれて来た。それを自分で皿に取る。
      2杯分くらいはある。
      メイン・ディッシュは
      
      豚のスペアリブの煮込み
      
      骨がとても大きかったデス!(笑)
      関節でしょうかね~~~。
      組み合わせてみたりして(笑)

     で、いままではデザートはパスしていたのですが
      
      名物の「サンチャゴ・ケーキ」を食べてみることにしました。
      粗粉のケーキですね。

      本日の出費   朝飯 2.2ユーロ
         昼飯用買い出し 2.5ユーロ
            宿泊費  10.0ユーロ
            ビール   2.5ユーロ
            夕飯   10.0ユーロ
            合計   27.2ユーロ

      本日の歩行距離  31.0キロ  累計 268.6キロ
              
     
     
     
    
    
    

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ースペイン・コンポステーラ巡礼の旅 PortmartinからPalas de Rei 6月10日

2012年06月17日 | スペイン・ポルトガル
   朝 午前5時半起床。
  30人部屋にはまだ電気が灯いていないが、みなヘッドランプや
  懐中電灯で出発の準備をしている。
  相変わらず自転車野郎のスパイクの音がうるさい。

  外に出てみると、小雨だ。

  まずいな~~~~。

  朝食用の買い出しをしていなかったので、食べずに午前6時45分出発。
      
      前を歩く人も雨合羽
      
      今日は日曜日とあって、途中から地元民(笑)のハイキングの列
      東欧と違って、この若い子たちは、歩きながら「チュチュ」したり
      しないところが良い。(笑)
      で、この集団も、どこかに行ってしまった。
      
      残り85キロ
      
      小雨にぬれた山吹の花が美しい
      
      
      途中、牛が道を横切ろうとしたが、後続の黄色いポンチョの
      おばちゃんと「にらみ合い」で道をふさぐ。
      牛「あんた、ガン付けんじゃないわよ。も~~~」
      牛追い爺さんと犬がやって来て、牛を先に進ませる。

      おばちゃん、両手を広げ、肩をすくめて
       「?」のしぐさ
      ワタシも、同じしぐさ。
      なんだか俺って「外人」みたいだ(笑)
      
      
      残り80キロ
      
      矢印。 「右」ネ。
      しばらく行くと
      
      どっちよ!(怒)困るよな~~~~。(笑)
      でも、どっちから行ってもすぐに同じ道に合流したのでした。
      
      このように、「はっきりと」そして「明確に」指示してもらいたい!
      と、徘徊老人は思うのでありました。

      小雨も止みましたが、相変わらずのどんよりした空に
      変に明るい巡礼者出現!
      
      この人はブラジルから来たオジサン。
      今日は「サンダル」で歩いています。
      ワタシを追い越す時に話しかけてきましたが、
      「すごい英語!」
      理解してあげようという気持ちがないと理解できないほどの英語。
      まあ、ワタシと「どっこいどっこい」の英語力なので
      すんなりとワタシには「理解」できる。
      なんでも息子さんが仙台で2年働いたことがあるそうで、
      息子から教わったと言う日本語単語が出て来たり、
      「ブッシュは嫌いだ」と言ったり、
      「平和を愛する」と言いたいのだろうが
      「アイ・アム・ピース」
      「よく分かります。よく分かります(笑)
       どうぞ、お願いですから、先に行ってください」(笑)

       さっき、午前9時に峠の「茶屋」でコーヒーとパンで
       朝食を取った。
       その時、おなじブラジル人のおばちゃんと話をしたら
      「昨晩、足の沢山、ほら、こんなにあるやつよ(手で身振り)、
       あれ食べたわ」
      この英語、即座に分かったのは、一緒にいたドイツ人や
      アメリカ人より、ワタシでした!(笑)
      分かってあげようという気持ちが大切なんですね~~~(笑)
      ワタシも「分かってもらいたい英語力」だから。(笑)

      
      
      75キロ地点通過
      
      

    しばらく行くと村の教会があった。
      
      中に入る
      
      右手の「マリア様」に注目
      
      「マリア様」の髪の毛、なんだか「人毛」のよう。
      村人の信者さんが、毎日、髪をとかしてあげるのでしょうか?
      流れるような黒髪。
       
      老人がやって来てお祈りをし、杖音を響かせ出て行った。
      コツ、コツ、コツ・・・・

      教会の中にはワタシ ひとり。
      
      外は
      
      墓地! 

      ゾ~~~~(笑)
      そりゃ~~そうだ! ここの地名が「Gonzar」だ(ダジャレです)
      寒気がしてくる。
      そりゃ~~そうだ、天気が悪くて寒いんだから(笑)

      この村でお昼になったので、「茶店」に入った。

     先程のブラジル人のオジサンなど、巡礼者が沢山いた。
     寒いので、みんな
      
      このマメのスープを食べている。
      ワタシも指差して「アレください」
      だが、スープはぬるくて、かえって味がマズイ。

      ブラジル人のオジサンスープもぬるかったらしく、
      支払いの時、店のおばちゃんに文句を言ったら、
      おばちゃん怒っちゃってね。
      「お金はいらない」って。
      ブラジル人のオジサンも困っちゃってね。
      我々の方を振り向いて肩をすくめ、それでもお金を置いて出て行った。

      ワタシもなんとか流し込んで完食し、出発した。
      
      残り70キロ
      

     午後2時、今日の目的地 Palas de Reiに到着。
     今夜はアルベルグ(巡礼宿)ではなく、マンションにする。
     1泊25ユーロ。
      
      バスタブはなかったが、シャワールームは広かった。
      シャワーを浴び、昼寝をして夕飯に出かける。
      
      野菜スープ。この野菜スープ、気に入りました。
      大根の葉っぱのような青菜が入っていて、日本的だ。
      
       白身の魚。鱈かな~~~。
       さっぱりして、おいしい。
       飲み物はもちろん ワイン。

      本日の出費   宿代  25ユーロ
              朝飯   2ユーロ
              昼飯   5ユーロ
             ビール   2.5ユーロ
              夕飯   9ユーロ
             合計   33.5ユーロ

      本日の歩行距離 24キロ  累計 237.8キロ
      
     
           
      
      
      
      

      


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