徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ースペイン・サンチャゴからリスボンへ 6月15日

2012年06月21日 | スペイン・ポルトガル
カミーノ・デ・サンチャゴの巡礼を無事に終えたので、
次の目的地 ポルトガルのリスボンに向かう事にした。

 サンチャゴからリスボンまでの行き方を調べたら、
 鉄道、バス、飛行機がある。

 鉄道は混雑するので、バスがお薦めとある。飛行機は「高い」ので
 お薦めできないとのことだ。
 だが、バスは安いが11時間もかかる。

 ワタシは、少々高くても、楽にリスボンに行きたいと思った。
 「巡礼」のご褒美に飛行機で行くことにした。

 サンチャゴからリスボンまでの飛行機はNIKIと言う会社のものと
 Airberlinの2社しかない。
 どちらも、一回乗り継ぎする。
 ここは、少しは名前の知っている飛行機を予約することにした。
 料金はチープフライトで検索しても税込で247ユーロもする。
 バスの5倍だ!

   フライトは サンチャゴから Palma de Mallorca
      Palma de Mallorca から リスボン  だ。

  ワタシは、この、Palma de Mallorca がどこにあるのかも知らなかった。
  まあ、サンチャゴの近郊にあるものと思った。
  なにしろ、リスボンに行けばよい。

  今日も朝から雨だ。

  空港に向かうバスの車窓から、サンチャゴを目指す巡礼者が見える。
  この雨のなか大変だな~~と思う。
  心の中で「ブエン・カミーノ!」

   空港に到着して、チェックインし、搭乗口に行く
     
      乗客はほとんどがドイツ人。巡礼を終えた人も多い。
      あまり整然と並ばない。ドイツ人らしくない(笑)
     
     搭乗ゲートから飛行機に乗り込む「可動式通路」は
     なんと中国のシンセンの会社が請け負ったものだ。
     
     外は雨
     
     おととい、
     向こうの誘導灯の下を歩き、丘を越えてサンチャゴに向かったのだ。

     飛行機は定刻に飛び立った。
     
     もちろん、上空は晴れ。(笑)
     
     すぐに、モニターで飛行ルートの映像が流れた
     
     な、なんだ~~!
     飛行機はイベリア半島を横断して、地中海の小島を目指しているのだ! 

      おら~~あ、聞いてね~~~よ! 

     
     

     飛行機はどんどん東に向かって飛んでいる。

     ワタシは心の中で運転手(パイロット)に話しかけた。

     「運転手さん、道がちがうんじゃないの?
      ワタシ、リスボンに行きたいのよ。
      南に向かうんじゃないの?」

     運転手は答えた
      「お客さん、ここは一方通行なんですよ。
       直接、南下はできないんですよ。
       それと会社の方針で、直接地中海までゆくんですよ。
       あんまり文句を言うと、途中で降りてもらいますよ」
        
      もう、文句も言わず、黙って座っているほかはない。

      
      オレンジジュースとクッキーの機内食
 
      
      今日から4日後に行くマドリッド上空を通過!
      もう、乾いた笑い(笑)
      
       山が多く、内陸だな~~と感じる
      
      海辺のバレンシアを通過し
      
      
      遠くにバルセロナの海岸線を見ながら地中海へ。

      あ~~~~あ、マジ、本当に地中海に来ちゃったよ。(笑)
      
     
     Palma de Mallorca 島。

    後日、これを調べたら、日本語ではマジョルカ島って言うんだってネ(笑)

     
     
     
      飛行機は空港を通り過ぎ、180度旋回した。
      「お~~~っ、急旋回は失速につながるよ、
       運転手さん、エンジンふかして、ふかして!」
      今度は運転手さんはワタシの言う事を聞き、
      エンジン・スロットを上げ、ギシギシ揺れながらも
      機体を立て直し、無事着陸した。

      
      
      空港は、なんだか秘密基地みたいで、エアーベルリンの飛行機が
      たくさん駐機している。

      ターミナルに着くと、係員が、次の行く先の搭乗口を教えてくれる。
      出発モニターにも、ドイツ各地への乗り継ぎ便の案内がある。

      どうやら、エアー・ベルリンのハブ空港のようだ。

     エアー・ベルリンに乗ると、強制的にこの島に連行されるのだ。(笑)

     これも、後で調べたら、この島、避暑地で有名なんだってね。
     そして、ワタシの感じたことは正解で、エアー・ベルリンのハブ空港
     で、年間の空港利用者数はに2200万人で、
     スペインの空港では3番目に利用者が多い空港なんだそうだ。
     小島と言うと、搭乗ゲートのひとつかふたつと思うでしょう!?
     なんと76もある! 大空港なのだ!

     リスボン行きも出発まで時間があったので
      
      サンドイッチとビールで昼飯だ。
      外の気温は25度とか言っていたが、空港ターミナルは
      冷房が効いて、寒いくらいだ。

     で、乗り継ぎ便は、エアーベルリンの飛行機ではなく
     「NIKI」との共同運航便だ。
     これ「ナイキ」と発音するんじゃなく、「ニキ」のようだ。
      
      
      ドイツ語も知らないから良く分からないが、
      「ニキ」って、「セミ」のこと?
      機体のマークが「セミ」だ!

      飛行機は1時間25分後、今来た道を引き返します(笑)
       
       マジョルカ島の避暑地の海岸線の上を通り
       
      バレンシア上空を通り

      もうワタシは 笑うしかありません。

      
      リスボンに近づくと、やはり海の影響か雲が出ています
      
      ルートだけ見ると、まるで往復ですよね。
     
      運賃も高い訳ですよね。

      なんせ、地中海に行って来たんですから!(笑)

      飛行機は
      
      リスボンの郊外から
      
      
      中心地を通り、リスボン空港に到着したのでした。

      マジョルカ島まで、片道1時間ちょっとで行き、
       戻って来たのです。
       乗換時間含めて約4時間の空の旅でした!

      リスボンの最初の夜の食事は、
      ホテルの近所の自助チャン(食べ放題)の中華
        
        
        中国人経営で中国人が居て、ホッした。
        少し離れたところに「なんちゃって日本レストラン」があり
        ここも食べ放題をやっていたが、値段が中華より高い。
        だから中華にしたが、ノリ巻きも、ガリもあった!(笑)
        
        1回目 餃子、海老フライ、野菜天麩羅、イカリング
        
        2回目 中国菜
        
        3回目  炒麺、炒飯

    あ~~~、結構、楽しい飛行機の旅でした。      

      
      
      
     
    

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