そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

新日フィル名曲シリーズ<クラシックへの扉>

2009-06-21 10:33:14 | Weblog
6月20日  於トリフォニーホール

 第一曲  ショスタコーヴィチ
      チェロ協奏曲第一番変ホ長調

 第二曲  プロコフィエフ
      組曲「ロメオとジュリエット」より

  指 揮  クリスティアン・アルミンク
  チェロ  堤 剛

 今日のプログラムは何時もと違って、いきなり協奏曲から始まった。
 普通は短い序曲などを最初に演奏してからメインの曲になる。
 自分なりの考えだが、これは聴衆の心の落ち着きを促す為のプログラムなのでは
 と思ってきた。
 日常から非日常への入り口、心のざわめきを消す通り道。

 ところが、のっけから尊敬する堤剛氏のチェロ協奏曲。
 しかも、ショスタコーヴィチの難曲だ!
 度肝を抜かれる感じで、一瞬にして音楽に集中してしまった。

 堤氏のチェロをはじめて聴いたのは20年も前で、その頃から自分よりずーっと
 年配と誤解していた事が今日判明。
 昔はもっと恰幅がよく、そのころからとても落ち着いてる雰囲気だったので。
 パンフレットでそんなに違わないと分かったのだ。
 
 演奏は素晴らしく、クラシックとはいえ難しい近代の曲を激しく弾きこなす姿に 感動させられた!
 拍手鳴りやまず、アンコール。
 チェロは大好きだ。

 第二曲は複数の作曲家が作っている有名なバレエ音楽。
 プロコフィエフの曲は、最初全然認められず、酷評を受けたそうだ。
 その後何回か手を加え、完成したバレエ曲の中からアルミンク氏の選曲・構成の
 7曲で演奏された。
 堤氏に触発された如くに熱演だった!
 アルミンク氏は指揮振りが若々しく、お辞儀も板についてきて失礼だがかわいら
 しい。楽しい人物!しかもハンサム、言う事なし。