2014年も半分が過ぎ、先日書籍の取次ぎなどを行う会社トーハンが、2014年上半期のベストセラーを発表しました。
1位 『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』 鬼木豊 監修、槙孝子 (アスコム)
2位 『人生はニャンとかなる! 明日に幸福をまねく68の方法』 水野敬也、長沼直樹 (文響社)
3位 『村上海賊の娘(上・ 下)』 和田竜 (新潮社)
文芸部門の1位は『村上海賊の娘(上・ 下)』で、2位に村上春樹さんの『女のいない男たち』(文藝春秋)がはいっています。
『村上海賊の娘』は私も読みました。
和田竜さんは、映画化もされた「のぼうの城」が面白かったんですよね。
この『村上海賊の娘』では、戦国時代に瀬戸内海を支配し活躍した村上海賊(村上水軍)と織田信長の戦いを取り上げています。
NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」でもこの戦いはチラっと出てきています♪
他に文芸部門で頑張ってみえるのが、ドラマ化でますます注目が集まった池井戸潤さんや、映画も好調な百田尚樹さん。あと宮部みゆきさんなど。
文芸部門第3位の西尾維新さんは、作品が次々とアニメ化されて人気の作家さんですね。
意外なことに常連の東野圭吾さんはおしくも10位圏内に入りませんでした。お隣の韓国では、村上春樹さんに次いで人気だという話もありますが、やはり日本の場合は賞をとったり、ドラマ化や映画化された作品に人気が出がちなので、その影響もあるのかも知れませんね。
トーハンのベストセラーなので、本当に読者の好みが反映されているのかは怪しいところですが(苦笑)
総合部門2位の水野敬也さんは『夢をかなえるゾウ』で一躍ベストセラー作家になられた方。
この「文響社」という出版社は、初めて知ったのですが、水野敬也さんとそのお仲間が立ち上げた出版社のようですね。ビジネス書とかが強そうですが、他の分野も出版するのかな?
この不況といわれる出版業界で、ぜひ頑張って欲しい。
でも、小説好きとしては、ビジネス書や健康、美容書ばかりじゃなく、文芸作品に頑張って欲しいです!
先日、第151回芥川賞と直木賞の候補作も発表されました。
残念ながら、私の知っている作家さんは選ばれませんでしたが、新しい作家さんがどんどん出てきてくれるのは嬉しいです。
下半期は、どんな本が売れるんでしょうね~
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