私的図書館

本好き人の365日

本棚の冒険 望郷編

2004-12-31 15:50:00 | 本棚スペシャル
今月は、我が家の本棚に詰め込まれてあふれかえっている文庫本の数々を紹介しています☆

この一年、出会いがあるたびに買い込んできたので、ついに本棚の容量をオーバーして、床の上にまで侵食してきてしまいました。
やれやれ、来年は新しい本棚を買わなくっちゃ。

まずは一番上の棚から

かわいい王女さまが、ニューヨークの街に飛び出して大騒ぎ。
氷室冴子版ローマの休日、

「レディ・アンをさがして」

ポスターのように切り取られた風景が思わず浮かんでくる、喜多嶋隆のラブ・ストーリー

「パイナップル巨人軍」
「ボディ・ガードに花束を」
「ラスト・ダンスは、裸足で」

濃い碧、蛍星、綺羅星波止場、蜻蛉、硝子。
美しい日本語の響きと、どこかはかない物語が魅力の長野まゆみの作品☆

「カンパネルラ」
「宇宙百貨活劇」
「夏至南風」 他

「クラッシャージョウ」シリーズも好きだったけれど、このシリーズも大好き♪
過激な美女が宇宙狭しと活躍(破壊活動ともいう…)する、高千穂遙の人気シリーズ。

「ダーティペア・シリーズ」①~③+外伝

”神”に戦いを挑む人間の姿を描いた、山田正紀のデビュー作。

「神狩り」

信仰とは?
人間とは?
と、問いかける遠藤周作の

「深い河」☆

プロジェクトXみたいな話がてんこ盛り。
とっても面白い上前淳一郎の

「読むクスリ」

桂三枝の

「桂三枝の傑作落語大全集②」

イッセー尾形、森田雄三の

「ヘイ、タクシー」

イッセー尾形さんの一人芝居好きなんですよ♪
舞台を観に行くわけにはいかないので、TV放送されるものや、出演している番組などをチェックしています。

澁澤龍彦
「女のエピソード」

マリー・アントワネットから、ジョルジュ・サンド、和泉式部に、細川ガラシア夫人。聖母マリアに、王昭君。サロメにサッフォーといった、古今東西の女性にまつわるエピソードを集めたエッセイ集です。

曽野綾子、田名部昭
「ギリシアの神々」

こちらはギリシアの神々にまつわるエピソード。
オリュンポスの神々から、最初に泥から作られた女、パンドラの話。半人半馬のケンタウロ族の誕生に、蠍に追いかけられるオリオンの話。メドュウサにアンドロメダ、イカロスの翼にゴルディオンの結び目。興味深い話がたくさんあります。

グラフィティ・歴史謎辞典⑤ 吉村作治先生監修の
「コーランの世界」

さだまさしの書いた小説
「解夏」

次の棚は、日本一遅筆で有名なSF作家、火浦功の作品群。
仮免許中のマッドサイエンティストの女の子、みのりちゃんが活躍する
「みのりちゃんシリーズ」☆

お弁当のウィンナーをタコにしていただけなのに、”ちょっとした手違い”で台所を跡形も無く吹き飛ばしたりするみのりちゃん。
どうしてそうなるのか、読者には納得のいかないことでも、みのりちゃんは一言で片付けます。
「コツがあるのよ」

史上最強のお間抜け女子高生、永井のりこ(15才)が転校した先の学校は、なぜかダンジョンの中にあった。

東京は世田谷の地下を舞台に繰り広げられる抱腹絶倒のR.P.G.小説!
「ひと夏の経験値」

企画の段階で、「パトレイバー」と抱き合わせで持っていったら、そっちの方が先に世に出てしまったという、

「未来放浪ガルディーンシリーズ」①~③+外伝2冊☆

歌って踊ってベタも塗れる機動メカ、ガルディーンがパイロットの<筋肉娘>、男として育てられたコロナ姫の活躍を、ただただ眺めているだけの物語ですが(役立たずな機動メカ*(汗)*)、これがメチャクチャ面白いです♪
続きがはたして出るのかどうかも楽しみなところ…

まだまだ本棚の中身は尽きませんが、今年は、まぁ、このくらいで。

興味をひく本はありました?




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