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本好き人の365日

パウロ・コエーリョ 『雲と砂丘の物語』

2013-11-29 18:00:00 | 絵本

最近読んだ本について。



パウロ・コエーリョ 著

『雲と砂丘の物語』 (TOブックス)

 

TOブックス
発売日 : 2012-10-25

 

世界的なベストセラー『アルケミスト』の作者が初めて挑戦した絵本です。

文を作者が、絵を作者の妻クリスティーナさんが描いています。

ブラジル在住の作家さんですが、今回舞台となるのはアフリカの砂漠。

彼の作品にはこの「アフリカの砂漠」というのがよく登場します。 

無慈悲で無関心で他人の喜怒哀楽に無感動の現代の人々を象徴しているかのような砂漠。

そんな砂漠で起こる小さな奇跡は、まるで砂漠の砂の中から一粒のダイヤモンドを見つけるかのよう。

どんな逆境、過酷な社会の中にいても、あなたを必要としている人が、場所がきっとある。

そんなメッセージがこめられているような物語です。

 

一見何もないような砂漠の世界にも、生き物や植物の世界があり、地下には水さえ流れているんですよね。

砂漠を舞台にした物語といえば、私は断然「星の王子様」を推薦しますが、あんな名作と比較するのは酷かも知れません(苦笑)

 

 

 大切なのはどれだけ相手を愛するかではなく、

 相手にとって自分は「何か」を知ることだ。

 

        ―映画「偶然の旅行者」より―

 

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
砂漠の物語 (春庭)
2013-11-30 20:41:21
砂漠という余分なものを削ぎ落とした環境で、人の心がより一層純粋にあらわになるのかもしれませんね。

アルケミストのほかの作品を読んだことがありませんが、絵本ならすぐに読めそうですから、本屋でみつけたら立ち読みしようっと。気に入ったら、古本屋めぐりで出会う日を楽しみに待ちます。

今日の地元の古本屋、文庫本が4冊で240円でした。
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春庭さん、ありがとう☆ (ホーク)
2013-12-06 01:22:10
文庫本安い!
いいですね~
田舎は普通の本屋さんを見つけるのも大変なくらいで、古本屋さんとか古本市に出かけるのは特別なことなんです。
もっと気軽に出かけられる距離にあるといいんですけど。
砂漠を舞台にした絵本、すごく短いので簡単に読めると思います。
私も絵本は好きなんですが、値段が高いのでめったに買いません(苦笑)
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