私的図書館

本好き人の365日

『きらりうたこ』

2011-04-29 17:57:00 | 本と日常
世間では今日からGW(ゴールデンウィーク)みたいですね。

GWも働いてみえる方、ご苦労様です。

今月も忘れないうちに読んだ本を記録しておきたいと思います。

牧野和子 著。
杉原萌 原案。

*(キラキラ)*『きらりうたこ』*(キラキラ)*(小学館スクウェア)

明治、大正にかけて女性たちの教育に熱心に取り組んだ活動家であり歌人の下田歌子の生涯を、わかりやすくマンガで綴った一冊。

下田歌子はのちの実践女子学園の基礎を築き、日本における女子教育の先駆けとなった女性。武士の娘として生まれ、のちに江戸(東京)に移られた天皇陛下の宮中に仕え、皇后陛下のおぼえめでたく、欧米視察にも赴いています。
私は勉強不足で、下田歌子という名前はどこかで聞いたことがあったものの、岐阜県出身(当時は美濃の国)で、自分の母親と同郷(同じ町出身でした!)ということを知らなくて、この本で初めて知りました。

おじいちゃん!!(明治生まれ)郷土の有名人はちゃんと教えといてよ!(ま、ホントは教えてもらったのに忘れてしまったのかも知れません…ありえる!)

村上龍 著。

*(キラキラ)*『逃げる中高年、欲望のない若者たち』*(キラキラ)*(ベストセラーズ)

村上龍が司会を務めるテレビ番組「カンブリア宮殿」や、自分の過去の著書などを取り上げながら、現代の若者、かつて若者だった中高年たちを分析したエッセイ。
若者が政治に無関心なのは当然だとか、今の若者は欲望を必要としていないとか、共感できるところもありましたが、う~んと思うところもありました。
「サイゼリア」の生ハムは食べてみたくなったなぁ。

喜多川泰 著。

*(キラキラ)*『手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』*(キラキラ)*(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

立ち寄ったカフェにあった奇妙な広告。そこには「手紙屋」という聞きなれない言葉が書かれていた。
就職活動に悩む青年が、どこの誰ともわからない「手紙屋」と始めた文通。そこに書かれていた言葉は、青年にとってかけがえのないものになっていく…

設定はユニークですが、「手紙屋」の言葉はなかなか面白かったです。自己啓発セミナーみたい?

高千穂遙 著。
一本木蛮 著。

*(キラキラ)*『じてんしゃ日記2008』*(キラキラ)*(早川書房)

『クラッシャー・ジョウ』、『ダーティー・ペア』シリーズでお馴染みのSF作家高千穂遙さんとマンガ家でコスプレイヤーという一本木蛮さんによる自転車好きのためのコミック・エッセイ。

私も自転車乗っていますが、これはちょっとディープすぎ。
自転車狂のためのマンガかな?(苦笑)
高千穂遙さんすごく痩せた…

益田ミリ 著

*(キラキラ)*『結婚しなくていいですか? スーちゃんの明日』*(キラキラ)*(冬幻舎)

35歳、独身女スーちゃんのまったりした日常生活を描いた四コママンガ。
面白いけど自分も独身だから笑えない…頑張れスーちゃんといいたいけれど、頑張らないのがスーちゃんの魅力♪

金子みすず 著

*(キラキラ)*『金子みすゞ童謡集』*(キラキラ)*(ハルキ文庫)

くり返し放送されたACのテレビCMで一躍話題になった金子みすずの詩。
本屋さんにさっそく並べられていたので読んでみました。

途中までしか読んでいないのでこの本に載っているかどうかはわかりませんが、私は「明るいほうへ」という詩が昔から好きです☆

GWということですが、私は友達と遊ぶくらいであまり予定はありません。

そういえば本屋さんに「2011年本屋大賞」を受賞された『謎解きはディナーのあとで』(小学館)の著者、東川篤哉さんの写真(授賞式のもの)が飾ってありました。

…ミステリーって作者のこういう写真を見てしまうとなぜだか「読みたい!」って気持ちがなえてしまうのですが、私だけかな?