私的図書館

本好き人の365日

『マボロシの鳥』

2011-04-03 21:23:00 | 本と日常
先月読んだ本を忘れないうちに書いておきます。

*(キラキラ)*『マボロシの鳥』*(キラキラ)*太田光 著(新潮社)

漫才コンビ爆笑問題の太田光が書いた初小説。
想像していたよりは割とちゃんとした小説でした。感想は「だから?」という感じ。エンターテイメントは狙ってないし、ファンタジー色の強い村上春樹?

*(キラキラ)*『ようこそ、絵本館へ』*(キラキラ)*あさのあつこ 著(文藝春秋)

こちらは作家あさのあつこさんが自身で選んだ絵本を紹介する絵本ガイド。
プレゼントしたくなる絵本や一人でゆっくり読みたい絵本など、古今東西名作から新作までいろんな絵本が取り上げられていて、とっても絵本が欲しくなる一冊です♪

*(キラキラ)*『齋藤智裕「KAGEROU」を読み解く』*(キラキラ)* 外村明彦 著(オークラ出版)

でた、便乗本!
ベストセラー『KAGEROU』の作者水嶋ヒロくんのことをホメているようなことが書いてありますが、よく読むと外村明彦さんの自慢話になっています…ある意味『KAGEROU』より濃い内容でしたが、その内容をいまは何ひとつ思い出せません。
立ち読みでよかった。

*(キラキラ)*『ドッポたち』*(キラキラ)*小泉吉宏 著(幻冬舎)

これは古本屋で立ち読みした一冊。
読売新聞の夕刊に連載された四コママンガを単行本にまとめた物らしいです。
小泉吉宏さんは『ブッタとシッタカブッタ』などのシリーズが好きで読んでいるマンガ家さん。絵もカワイらしいけれど、その内容がかみ砕いた哲学みたいで面白い。
『ドッポたち』は恐竜なのに小学校に通うドッポとその同級生(もちろん人間)や周りの人々を描いたマンガ。
スヌーピーみたいで面白かったです☆

映画はテレビで「チョコレート・アンダーグラウンド」と「ジャンパー」、「なくもんか」を見ました。

樋口了一さんの歌「手紙~親愛なる子供たちへ~」という曲を聴いて涙を流したり。
歌詞の中に「繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末はいつも同じでも私の心を平和にしてくれた…」という箇所があって、子供たちが何度も同じ絵本を読んでもらいたがる気持ちがその瞬間パッとわかってすごく嬉しくなりました。

大人は同じ本の結末はいつも同じになると経験で”知って”いるけれど、子供たちにとっては世界はまだまだ何がおこるかわからない世界。本の結末がいきなり変わってしまうってこともアリ。
”いつも同じ”と確かめることがすごく安心することなんでしょうね。
自分も子供だったくせに忘れていました。

樋口了一さんの歌も泣けました。

その他、二ノ宮和子さんのマンガ『のだめカンタービレ』をいっきに読み返したり、マンガに登場するクラッシック音楽をCDで聴いて陶酔(笑)した時間を過ごしたりしていました。

NHKのBSプレミアムで4月2日に放送されたカルロス・クライバー指揮のベートーヴェン交響曲第7番もよかった~♪

さあ、4月も頑張ろう。