私的図書館

本好き人の365日

「読まずに死ねるか!」

2003-12-26 23:25:00 | 日々の出来事
本棚には個性が表れると思いませんか?

友達の家に遊びに行った時も、ついつい本棚に並ぶ本の背表紙を覗き見してしまいます。
時には友達の意外な一面を発見したりして♪

年末も押し迫った事ですし、今回は私の本棚に並ぶ本を少し整理したいと思います。

十二畳ほどのワンルームの部屋にある本棚は合計四つ。
中には本だけではなくてマンガや雑誌、CDやDVD、ビデオテープや絵の資料なんかが雑然と納まっているんですけど、他にも納まり切らない本やCDが机やテーブルの上に積まれています。
実家にもいくつか本棚があるんですが「床が抜ける!」と、今でも文句を言われているので、持ち帰るわけにもいかないんですよ、これが。

まずは、天井まで届く高架式の本棚から始めますか。
上の段にはいくつかの文庫サイズのマンガ。
「坂田靖子」「吉田秋生」「川原泉」の女性マンガ家に、「わたせせいぞう」「永井豪」の『デビルマン』。
あと言葉の持つ”響き”が大好きな「長野まゆみ」の小説にロシアの文豪「ドフトエフスキー」の作品群。この二人の作品はけっこうあります。
『アルジャーノンに花束を』で有名な「ダニエル・キース」の作品がいくつか。
なぜか「アドルフ・ヒトラー」の『わが闘争』もあるのですが、これは途中で挫折しました。あまりに退屈で(笑)

次の段は二十代の頃ハマッていた哲学関係の本が納まっています。
そのほとんどが岩波文庫。
「プラトン」「アリストテレス」から始まり「デカルト」「ルソー」「カント」に「ヘーゲル」「ショウペンハウエル」「ニーチェ」などが続いて、とりあえず「ハイデカー」の『存在と時間』まで。
よく読み返すのは「マルクス・アウレーリウス」の『自省録』ですね。
この内省的なローマ皇帝が書き連ねた日々の反省が面白いんです☆(きっとA型!)

その隣には「孔子」から始まる東洋哲学の作品。
『論語』『孟子』『荘子』『韓非子』と『孫子』などなど。
なかでも「荘子」は一番のお気に入り♪

日本人の作品もありますよ。
「岡倉覚三」の『茶の本』に「新渡戸稲造」の『武士道』。
「西田幾太郎」に「南方熊楠」「吉野源三郎」。
特に上の『茶の本』と『武士道』は、西洋に広く日本文化を紹介するために書かれているので、日本人向けの物よりも分かりやすくて興味深い。

お次は「シェイクスピア」?
本当、古典ばかりでこの段は疲れるな。
とりあえず『ロミオとジュリエット』から『ハムレット』『リア王』と、ああ、もう一つ一つに書きたいことが山ほどある(笑)
シェイクスピアは天才です!(断言!)

さらに上をいく古典が出てきた…
ギリシャの詩人「ホメロス」の『オデュッセイア』(上・下)
これは注釈と首っ引きで読むのに時間がかかりました。

「ダンテ」の『神曲』
「ゲーテ」の『ファウスト』
「トーマス・マン」の『魔の山』と、重鎮の方々の作品もここにあります。
『神曲』はなかなか気に入る翻訳の物がなくて、寿岳文章さんが訳した集英社のこの本を見つけた時は嬉しかったなぁ。
ブレイクの挿絵も不気味でよかった☆

「ゴーゴリ」の『外套』は好きな作品です。
あと「フロイト」の『夢判断』『精神分析入門』は人間の無意識の領域を紹介していて勉強になります。
ただしこれを普段の人間関係に応用するのは問題がありそう。

まだまだあるな…

「カール・マルクス」と「エンゲルス」の『共産党宣言』
『賃労働と資本』

童話屋から出ている『日本国憲法』
この中に納められている『教育基本法』の前文は名文です☆

哲学や思想というと、堅苦しいちょっと危ない感じもするけれど、覗いて見るだけなら結構面白いかも。

『フランス名詩選』なんて本もある。
『ワーズワース詩集』の隣はフランスの哲学者「サルトル」の著書。
そうかと思うと女優「本上まなみ」のエッセイ本が三冊並んでいたり(実はファンだったりします♪)

五木寛之訳の『リトルターン』
「スペンサー・ジョンソン」の『チーズはどこへ消えた?』

下の段に移って『ジェイミーが消えた庭』
「トールキン」の『ホビット』☆

「村上春樹」『神の子どもたちはみな踊る』
「村上龍」の『五分後の世界』
「鶴見俊輔」の『隣人記』
「筒井康隆」『ロートレック荘事件』

見事にバラバラです(笑)

さらに『シーラという子』に始まる「トリイ・ヘイデン」の一連の作品が続くのですが、切りがないので今日はここまで。

全然整理になっていませんね。
はたして今年中に片付けることが出来るのか?
あと五日しかないんですけど(苦笑)