私的図書館

本好き人の365日

試食コーナー攻防戦

2012-08-24 00:02:02 | 日々の出来事

また値上げ!?

 

ニュースで食料品の一部が値上げされると聞き、別にいますぐ必要なわけでもないのに、買い物カゴにバターを入れてしまいました。

何か前にも値上げって聞いてバターを買った記憶が…

こういうのが消費者心理?

消費税が値上げされる前には、やっぱり駆け込み需要が増えるのかな?

給料は上がらないのにこれじゃあ生活が苦しくなるばかりだよ。

スーパーで梨の試食コーナーがあったので、ちょっと一口。

まだまだ甘さが足りないかな…とのんびり味わっていると、ちょっと太目のおばさんがこちらに近づいてきて隣に並びました。

その距離があまりに近いので思わず後ずさると、すかさず試食コーナーの真ん中を占領し、「ちょっとちょっと、これ食べてみて」とすぐさま仲間のおばさんを呼び寄せ、私は試食コーナーから追い出されました。

迫力負け。

あまりのずうずうしさにちょっとあ然としましたが、これくらいパワーがなくちゃ家計は支えられないのかも知れませんね(苦笑)

自分の体の大きさをちゃんと利用しているのがなんだか可笑しい(笑)

これが海外のコメディドラマなら、笑い声が入るところだな、と想像してしまいました♪

 

結局、梨は買わず、100g98円のオージービーフのさらに10%値引き品と、10個入り98円の卵のパック、ペットボトル1.5ℓ入りの清涼飲料水98円1本、納豆3パック78円、めかぶ4パック198円を購入。

バターは100g238円でした。

今週はcoco壱番屋(カレーのお店)にラーメン屋(とんこつ)と、珍しく外食が続いたので節約しないと。

たまに発作的に食べたくなるんですよね。

節約の前に節制が必要かな?(苦笑)

 


東野圭吾 『さまよう刃』

2012-08-12 23:58:23 | 日々の出来事

世間ではお盆休みのようですが、私はちょっと忙しくて、今年は田舎に帰れそうもありません。

いちおう実家は本家なので、それなりに人は集まるでしょうが、まぁ仕事だらか仕方ありません。

両親に妹、甥っ子たち、叔父さん、叔母さん×2、おばあちゃんのお姉さん夫婦、いとこ(男6人女1人)とその家族、おばあちゃんのもう一人のお姉さんの旦那さんの実家の人たち、その旦那さんが再婚して養子に入った家の人たち(何て呼べばいいのかわからない)、あと関係はわからないけれど、子供の頃から知っているおじさんおばさん数人。

父方の親戚でパッと顔の浮かぶのはこのくらい。

母親は6人兄弟なので、母方の親戚となるともっと多いです。

多分、田舎ではこれでも少ない方だとは思いますが、親類縁者というのは考えると不思議なものですね。

父親や母親の子供の頃のことばかりか、お墓の中の人たちのことまでまあよく話してくれます。

「あの人は幼くて亡くなったけれど頭がよかった」とか、「あの人はすごい美人だった」なんてことまで♪

お墓しか残っていないのに、親近感を感じてしまいます。

もちろん、自分のことも何年経っても昨日の事のように言われるんですけどね(苦笑)

 

職業も多様で、警察官、自衛官、美容師、看護婦、公務員、左官、農家、記者、サラリーマン、OL、剣道の師範代、工員、団体職員、などなど。

こういうのにも、一族の特徴とかが出るのかな?(笑)

 

先日TVで見た、東野圭吾さん原作の映画、『さまよう刃』

あれを見ていて、人間って群れで生きる生き物なんだなぁ、とちょっと飛躍しますが、そんな感想を持ちました。

父親が娘の敵を討つ。

一人の人間には、当たり前だけれど、その親がいて、親戚がいて、その一族がいる。

映画では犯人を追い詰めるのは父親一人でしたが(それと警察も)、もし、殺された女の子の一族全員が敵に回ることがわかっていたら、果たしてあの少年たちは手を出したろうか…

 

血縁者の結束が個人を守る抑止力になっている?

まぁ、一族や家が力を持つっていうのは、そういうことなんでしょうね。

それが現代になって、社会そのものが個人を守ってくれると思い込み、人間関係が希薄になったことで、個人がたった一人で弱肉強食の世界に放っぽり出されてる。

それは犯罪の場合だけじゃなくて、後ろ盾のない人間を軽く見るのは企業も同じ。

一人一人の人間の背後に、その人を愛するたくさんの人間のいることが忘れ去られているか、あるいは無視されてしまっている。

だから、人間性より利益や経済活動が優先されてしまっている。

もし、人間一人一人が腰に刀をさしていたら、政治家や企業家はそうした人々と接する時ははもっと真剣にならざるえないのでは?

 

なぁんて、どんどん想像がふくらんでいきました♪

 

我ながら、何を考えているんでしょうね(苦笑)

いまさら刀をさして歩くわけにもいかないですしね。

刀はただの比喩ですけどね。

誰かを利用して自分が利益を得ちゃいけません。

さぁ、明日も仕事だ、頑張ろう!


夏ですね!

2012-08-01 19:06:44 | 日々の出来事

私が今日の仕事帰りに考えていたこと…

 

家に帰ったら冷蔵庫にアイス…家に帰ったら冷蔵庫にアイス…家に帰ったら冷蔵庫にアイス…

 

(笑)

いやぁ、暑いですね~

クーラーのない現場で働いているので、毎日汗だく。

風邪を引かないための着替えと、水分補給のためのペットボトルは欠かせません。

職場はそれでも扇風機があったり、事務所に行けばクーラーが効いていたりするので助かりますが、自宅にはクーラーどころか扇風機もナシ!!

唯一の手段がうちわです。

別にエコを気取っているわけじゃなくて、単に引越したばかりで冷房のことを考えていなかっただけ(苦笑)

真っ先に買ったのがウォーターオーブンでしたからね。

でもそろそろ買いに行かなきゃなぁ…

 

夜は窓を開けて寝ていますが、さすがに台風に来られると、そういうわけにもいかないし、保冷剤を首に巻いてしのぐのにも限界がありますからね。

困ったことはどこかでこの状況を楽しんでいる自分がいること♪

さぁ、どこまでクーラーなしで耐えられるのか!?

たった一人の我慢大会☆

ロンドンオリンピックをTVで見ながら私も自分自身との戦いです!

「暑さ寒さも彼岸まで」っていうから、秋分の日ぐらいまで我慢すれば大丈夫かな?

そうそう、今年は珍しく、9月22日が秋分の日なんですね!

春分の日と秋分の日は太陽と地球の位置関係で決まるため、何年かごとにズレを調整する必要があるのですが、そのためなんと今年は116年ぶりに9月22日が秋分の日になるんだとか。

116年前っていったら明治29年。

私の大好きな作家、宮沢賢治の生まれた年です!

でも実はこの年、賢治の生まれる2ヶ月前に、明治三陸地震というのが起こって、三陸地方を津波が襲い甚大な被害をもたらしているんですよね。

偶然でしょうが、去年の東日本大震災の記憶があるから、ちょっと不気味。

太陽と地球の位置が地震と関係しているとか?

ダメですね、何でも関連付けて考えてしまうのが人間の悪いクセです。

この間も夜遅く、静まりかえったなかでたまたま、本棚の本が「パタン」と倒れる音がしたんですよ。

まぁ、きっと本の置き方が悪くって、時間が経つにしたがってバランスが崩れたんだろと思いました。

ところが、1分も経たないうちに、もう一冊「パタン」と倒れる音がしたんです!

え!?

直感的に頭に浮かんだのが(誰かにからかわれてる…)という考え。

その瞬間、あんなに暑かったはずなのに背中がゾッと冷たくなりました。

いやいやいやいや、気のせいだから! 

2回重なったからなにか意味があるように受け取っちゃってるだけだから!

 

まったく、人間の脳って困ったものですね(苦笑)

 

頭で「恐怖」を感じただけで、本当に体が反応しちゃうんですから。

こう見えて(どう見えているかホントのところわかりませんが)、けっこう怖がりなんですよ。

深夜のガラス窓、ドアやふすまの隙間、閉じたまぶたのすぐ近く、暗闇からこちらをのぞいている「何か」をつい想像してしまうんですよね。

でもおかげで少しだけ涼しい思いをすることができました☆

 


暑中お見舞い申し上げます

2012-07-23 21:09:59 | 日々の出来事

思い立って夕食にカレーを作りました。

夏の暑い日に汗をかきながら辛いカレーを食べるのがいいんですよね♪

グラスには麦茶。

蚊取り線香は電気式の蚊取り線香に変わったけれど、夏の定番ってありますよね。

 

ひやむぎ。

とうもろこし。

乱切りキュウリ。

色とりどりのカキ氷。

海。

入道雲。

海の家の焼きそば。

花火。

お盆の迎え火。

朝からうるさいセミの声。

ラジオ体操に向かう子供たち。

夏休みの宿題。

 

大人になって夏休みの宿題からは開放されましたが、未だに「夏休みの宿題が終わらない!!」って夢を見て、あせって起きる時があります。

もうしなくていい、しなくていいのに~(苦笑)

 

今年の夏も暑くなりそうですね。

夏はニガ手ですが、たくさん食べて、たくさん水分をとって、お風呂に入ってなんとか乗り切りたいと思っています。

皆様もどうか無理をせず、ご自愛下さい☆

 

 


ツーリングに行って来ました

2012-07-06 08:11:51 | 日々の出来事

この間のお休み、久しぶりにバイクに乗ってツーリングに行って来ました♪

といっても近場をグルッと回っただけです(苦笑)

でもやっぱり風を切って走るのは気持ちいい☆

交通ルールを守って、安全運転を心がければ、バイクはとっても魅力的な乗り物です。

 

 

今回乗ったのはレンタルバイク屋さんで借りた物。

実は前に持っていたバイクは手放してしまい、今回初めてレンタルバイクを利用してみたんです。

駐車場代や保険料、税金などの管理維持費を考えると、通勤で毎日使わない限り、レンタルで十分かなと。

車を共同で使うカーシェアリングや、自転車を近くの場所で借りて別の場所で返す取り組みはすでにいくつか行われていますが、バイクもレンタルで十分な気がします。

「自分の物」に愛着を感じる人もいるでしょうが、使わない時間が圧倒的に多いことを考えると、やっぱりもったいない気がして。

車も本当はその方が経済的にも環境的もいいような気がするのですが、こちらは毎日通勤で使っているので今のところ無理。

もっとも、車がなくちゃっどこにも行けないうちの実家のような田舎では、いきなりレンタルというわけにはいかないでしょうが。

 

レンタルバイクのいいところは、いろんな種類のバイクに気軽に乗れること♪

今回乗ったのはkawasakiのバリオス2というバイクなのですが(排気量250cc)、そのうちアメリカの映画によく登場するハーレーダビッドソンにも乗ってみたいなと考えています(一応大型免許持っています)

「イージー・ライダー」(1969年)とかビデオで観ました。

でも実は今まで250cc以上のバイクには教習所以外で乗ったことがないので、ちょっと怖いんですよね(苦笑)

怖いけれど、乗ってみたい!

次回はもう少し大きくてハーレーよりは小さなバイクで練習してみようと考えています。

レンタルならそれも可能なので、徐々に慣れていき、いつかは憧れのハーレーに(笑)

とりあえずの次の目標は、ヤマハから出ているドラッグスターっていうバイクかな。

 


文明の利器

2012-06-28 23:20:18 | 日々の出来事

郵便局で書き損じたハガキを新しいハガキに替えてもらって来ました。

古い年賀状がたまっていたんですよね。

手数料が一枚につき5円かかるので、10枚持ち込んで、9枚を新しいハガキ。一枚を50円切手にしてもらい、手数料50円は替えてもらった切手で支払いました。

郵便局はクーラーが効いていて涼しかった~

 

そろそろ暑さも気になってきました。

 

引越した部屋にはクーラーがないので、買うか買わないか迷っています。

以前の部屋には最初からクーラーが付いていたんですよね。

消費税が上がる前に買ったほうがいい?

それともいっそ、クーラーのない生活を選ぶ?

昼間はいいんですよ、喫茶店や本屋に避難できるから。

問題は夜の寝苦しさなんですよね。

『森の生活』の著者ソローなら、「必要ない」と言い切るでしょうが、私はそこまで意志が強くないから(苦笑)

 


猫と図書館

2012-05-30 21:09:14 | 日々の出来事

室井滋さんの本に影響されたわけではありませんが、図書館の近くで見かけた猫。

 

こんなところにいてもエサはもらえないだろうから、近くの飼い猫かな?

夜、久しぶりに家で映画「耳をすませば」(1995年)を見ました。

スタジオジブリ制作。

近藤喜文監督。

この映画にも図書館と猫が登場します。

室井滋さんも主人公の母親の声で出演。

監督の近藤喜文さんと、古道具屋主人役の小林桂樹さんはもう亡くなってしまいましたが、いい映画は何年経っても面白い♪

さあ、明日も頑張るぞ!

 


オーダースーツ

2012-05-09 16:01:12 | 日々の出来事

先日、夏用のスーツを仕立てに行って来ました。

実はテーラーに行くのは初めて。

ネットで調べて初めて行ったお店だったのですが、なかなか雰囲気がよくて、初老の男性店員さんが親切にいろいろと説明してくれました。

スーツはめったに着ないので、数も持っていないのですが、最近ちょっと痩せたので、それまでのサイズが合わなくなってしまったんですよね。

この間着てみたら、まるで大き目の制服を着せられている中学生みたいでした(笑)

そこで思い立ったのが遅まきながらのオーダースーツデビュー♪

今までは既製品で満足していましたが、ちょっと心境の変化もあって☆

 

どういう用途のスーツを作りたいのかを説明し、最近の流行などのアドバイスを受けながら生地選び。

予算と相談しながら生地を決めたら、ボタンをあれこれ比べたり、裏地をサンプルの中から選んだり、ポケットやパンツの細かいデザインを決めていきます。

こういう時間がけっこう楽しい♪

もちろん経済的なしばりがあるので、何十万円もする物には手が出ませんが、オーダーといってもピンからキリまであるので、イージーオーダーだと、そのお店の場合、2万円台から注文できるみたいでした。

想像していたよりもリーズナブル。

私は何となくオーダースーツって敷居が高いような気がしていましたが、実際に作ってみて、すごくいい経験になりました。大袈裟ですが「こんな世界もあるのか」みたいな(笑)

長く使うことを考えたら、若いうちからオーダースーツを作ることをオススメしますね。

やっぱり本物に触れるって大切です(既製品もいいところはたくさんありますよ。必要です。ただ、全部じゃなくてもね)

 

何だかおのぼりさんみたいな日記になってしまいました。

こいうことを日常的にこなしている人たちにとっては、いい大人が「何をいまさら」って感じなんでしょうね。

誰にだって初めてはあるんだから、大目に見て下さい。

「何をいまさら」ってことは実はまだたくさんあります。

私はまだ美容院って所で髪を切ったことがありません(いつも床屋なので)

碁も打つのですが、碁会所にも入ったことがありません。(雀荘にも入ったことはありませんが、麻雀はできないので)

旅行代理店も利用したことがありません。(ひとまかせにして便乗するのみ)

教会の日曜礼拝も外国小説によく登場するのでのぞいてみたいのですが、どうしたらいいのかがまずわからない。

競馬場や競輪場にも入ったことがありません。

 

自分の行動範囲からはずれた場所って、なかなか入り辛いんですよね。

そういうことに、ひとつひとつ挑戦していくのって、何だか楽しい♪

「何をいまさら」と自分の中で切り捨てるんじゃなくて、どんどんやってみると案外簡単だったりします。

もっとも、中には知らない方がいいこともあるかも知れませんけど(苦笑)

 

今回注文したスーツは3週間ほどで出来上がるとのこと。

袖を通すのが楽しみです♪

 


「山に祈る」

2012-05-08 16:54:31 | 日々の出来事

一昨日に茨城県で起きた竜巻による被害の映像は衝撃的でした。

昨年の地震で自然の力をまざまざと見せ付けられたばかりなのに、またしても多くの人が家を失うことに…

明日何が起こるかわからない。

わかっていても、なかなか意識を変えるって難しいですよね。

 

GW(ゴールデンウィーク)中には山での遭難事故も多発しました。

山の天気は変わりやすい…わかっているはずなのに。

中にはベテラン登山家の方もいらっしゃったとか。

GWも人間の立てた計画も、自然には関係ないですからね。

十年かけた計画だろうと、その日の天候が悪ければ中止にする。

その昔、長野県警察本部が山で遭難した人の遺族の手記を集め、「山に祈る」という小冊子を発行して、遭難防止を訴えたことがあったそうです。

その手記の巻頭に載った文章を使い、合唱組曲として男声ボーカルグループ、ダークダックスが清水修氏に作詞作曲を依頼した曲が、「山に祈る」という題名で、今も歌われています。

遭難した大学生が残した登山日記、そして遺族である母親の手記が朗読という形で合唱の合間に挿入されるのですが、間奏に朗読されるその手記と合唱の一部を少しだけ引用してみましょう…

 

(朗読)

 あれから一年経ちました。

 あの日、庭の梅の花が咲いて、春を告げていまいた。

 あと二日経てば、お前が山から帰ってくるはずなので、母さんは、お前の机の花びんに押しておこうと、梅のひと枝を折りとりました。(中略)

 その時です。忘れもしません。ほんとうにその時でした。

 一通の電報が、母さんを地獄の底へ突き落としてしまいました。

 手にした梅の枝をとり落としたのにも気付かなかったのです。

 母さんの心の中のものを、何もかも一どきに変えてしまったのです。

 遭難。お前が山で遭難したのです。

 

(朗読)

 早くみなに会いたかった。大天井まで来る。キャンプは近い。

 吹雪でトレースわからず。十六時、ビバーク地探す。

 山の天候のカンをあやまったようだ。きょうはビパークか。

 

(朗読)

 三月五日。午前七時五分。依然として吹雪おさまらず。

 昨日の五時より十四時間と十五分たった。

 昨夜は六時間ほど眠ったが、場所がよくないので寝苦しかった。

 寒い。

 

(朗読)

 大学の卒業を前にして、就職も決まったというのに、誠は逝ってしまった。

 悪夢なら醒めることもありましょう。

 「お母さん、只今!」という元気な声が、今にも戸口から聞こえてくるようです。

 お嫁さんや結婚式場のことまで想像して、母さんの胸は幸福にふくらんでいました。

 だのに、だのに……

 

(朗読)

 十二時二十五分、依然、吹雪はげし。この吹雪は永くは続くまい。

 明日はよくなろう。寒い。がまんが大切。(中略)

 十五時十五分。吹雪おとろえず。視界きかず。

 なぜ一人で無理をしたのか。

 下半身が凍って動かない。

 お母さんのことを思うとどうしても帰りたい。

  

(合唱)

 お母さん、ごめんなさい。

 やさしいお母さん、ごめんなさい。

 ゆたか、やすし、順子よ、すまぬ。

 お母さんをたのむ。

 

(朗読)

 手の指、凍傷で、思うことの千分の一も書けず。

 全身ふるえ。

 ねむい。

 

(合唱)

 お母さん、ごめんなさい。

 やさしいお母さん、ごめんなさい。

 さきに死ぬのを許して下さい。

 

(朗読)

 山でうぬぼれず、つねに自重すること。

 

(合唱)

 お母さん、ごめんなさい。 

 やさしいお母さん、ごめんなさい。

 

 

もう10年以上昔のことですが、私の実家の隣のおじいさんも、慣れた山にキノコ採りに出かけたまま、行方不明になり、未だに見つかっていません。

何十年も山で仕事をしてきた人でした。

うぬぼれず、つねに自重し、万一のために準備する。

難しいですが、意識のどっかに持ち続けていたいと思います。

山登りだけじゃなくて、車の運転とか、火の始末でも。

 

 


「ロボットのぞみ」

2012-05-06 23:52:03 | 日々の出来事

「ロボットのぞみ」のライブに行って来ました。

こんなイラストでごめんなさい。

時間が無くて、鉛筆でササッと描いたので。

沖縄出身で、表情の無いロボットの格好をしながら、すごく感情的な舞台を見せてくれるパフォーマーさんです。

一度映像で見た時からファンになったのですが、実際に目の前で見るのは初めて。

すごく真摯な態度でお客さんに接してみえて、言葉のはしばしからその真面目さが伝わって来ました。

田舎に住んでいると、こうしたイベントに参加することはほとんどないので、じかに芸術の現場に触れているみたいで、貴重な体験になりました。

ロボットだから表情は変わらないはずなのに、すごく感情をゆさぶられる舞台なんです。

感動してちょっと涙ぐみそうになりました♪

 


国宝 源氏物語絵巻

2012-05-05 10:04:03 | 日々の出来事

ちょっと名古屋に行く用事があったので、ついでに前から行きたかった「徳川美術館」にも行って来ました♪

 

 

徳川家康の遺品を中心に、尾張徳川家に伝わる「大名道具」の数々、美術品、骨董、茶器に書画と、一万点以上の品々が収められています。

同じ敷地内に、尾張徳川家の旧蔵書を収めた「蓬左文庫」(蓬左は地名で名古屋のこと)、尾張徳川家二代藩主、徳川光友の隠居屋敷跡に造られた日本庭園「徳川園」などがあります。

はっきりいって、刀や鎧といったものに私は興味ありません。

千代姫の婚礼道具とか、石川五右衛門が豊臣秀吉の寝所に忍び込んだ際、香炉の千鳥が鳴いて知らせたという「青磁香炉銘千鳥」とかは、さすがに「へ~」と思って見ましたが、私の一番のお目当ては、なんといっても「国宝 源氏物語絵巻」!!

残念ながら本物は年に数回しか展示されないとのことで、印刷された模造品が展示されていましたが、それでもけっこう見ごたえがありました。

 

現存する最古の「源氏物語絵巻」は、紫式部が「源氏物語」を書いた百年後くらいに作られたものらしく、54帖ある「源氏物語」の内、絵巻として残っているのは十数点だとか。

「柏木」「橋姫」「宿木」「東屋」など、物語後半を描いた物が多く、物語の簡単な解説がビデオで視聴できるようになっていました。

…それにしても。

例えば「柏木」の場面。

光源氏の正妻「女三宮」と、彼女に心を寄せる男性「柏木」の間に生まれた男の子「薫」を抱き上げた光源氏が(この時点で「柏木」は不倫を苦に病死しています)、薫の顔に「柏木」の面影を見て、自分もかつて父親の恋人である藤壺との間に男児(冷泉帝)をもうけたことを投影して、怒りも失せて思わず涙する、というのですが…

いやいやいや、泣きたいのはあんたじゃなくて女子供の方でしょ!

光源氏も柏木もある意味自業自得じゃん!?

何で「いい話」みたいになってるの???

(笑)

GW(ゴールデンウィーク)で子供たちもたくさん見に来ていて、みんなが「ほ~」とありがたがって見ているので、思わずそんな不遜な考えが頭に浮かんでしまいました(苦笑)

いいの、みんなでこれ見て感心してて!?

何だかちょっと不思議な感じ。

実際、すごくいい体験になりました。

いや、ちゃんとした貴重な体験という意味で。

 

ちょうど尾張の豪商が集めた品々「岡谷家コレクション」というのと、江戸文学や浮世絵の研究家が寄贈した「尾崎久弥コレクション」というのが公開されていたんですが、そちらにはマンガ「NARUTO」(岸本斉史 著)でおなじみの、「自来也」「大蛇丸」「綱手」の登場する「自来也豪傑物語」(本当にあるんです)などが展示されていたりして(綱手って自来也の奥さんなんですね♪)、これもけっこう面白かったです。

浮世絵から洒落本、滑稽本に人情本などが展示されていたのですが、葛飾北斎の絵とかもありました。

あと圧倒的に多いのが、遊女や吉原を取り上げたもの。

中には、吉原の遊び方や、遊女の優劣、男を落とす手練手管について書かれている物もあって(さすがに展示ではそこまで触れていませんが)、知ってか知らずか、それを子供たちがたくさん見学して行くんですよね(苦笑)

いわゆるお金持ちの「吉原ハウツー本」みたいな感じ?

いいのかな、これ(笑)

いや、本当に貴重な品々だとは思いますよ。

当時の風俗を知る上では貴重な資料でしょうし、実際私も今回見ることができて、ちょっと感動しましたから☆

 

それから隣接する日本庭園「徳川園」も散策して来ました。

こちらはこちらで美術館とは別に入場料が必要となります。一般300円(中学生以下無料)

 

 

風が強くてかなり水面に波が立っていましたが、雨が降るようなことはなくて、なんとか一日天気がもってくれて良かったです。

名古屋まで出ることはめったにないので、これで見納めかな?

機会があったら、今度は本物が公開されている時に行ってみたいけど。

外に出てみると駐車場は長蛇の列。

GWでやっぱりお客さんが多かったです。

私は経費削減のため、駅から歩き(笑)

歩き続けだったのでけっこう疲れましたが、有意義な一日でした♪

あぁ、面白かった☆

 


引越しました

2012-04-18 20:11:11 | 日々の出来事

現在ダンボールだらけの部屋でこのブログを書いています。

新しい部屋は、前のアパートよりもちょっとだけ広いのですが、なかなか片付かなくて(苦笑)

とりあえず電気ガス水道、電話テレビネット接続だけは最優先で確保して、その他の片付けは後回しで、住所変更に伴う手続きに追われていました。

住民票に始まり、取引銀行とカード会社。警察で免許証の住所変更と新しい車庫証明。陸運局で車検証の住所変更税金その他。郵便局に郵送物の転送届け。車の自賠責と任意保険それぞれ違う保険会社なのでこれも住所変更。証券会社で株式関係の住所変更。ネットのプロバイダー契約の住所変更、JAFの会員なのでこちらも契約の住所変更。その他、もれているものはないかな?

一応チェックリストを作ってやっていますが、住所がちょっと変わっただけで手続きの嵐。

国民番号制になったら、個人情報を一元化して、そこにアクセスすれば最新の住所と電話番号が表示されるようにならないかな?

国民がやるのは元データーの変更願いだけ。あとはそれぞれの役所がデーターにアクセスして必要な情報を確認する。

電気の契約や保険の契約でも書くのは名前と番号だけ。

あとはそれぞれの会社が、元データーにアクセスして一回一回必要な情報を自分たちで確認する。

元データーにアクセスする場合は、役人や民間の会社担当者には身分を証明できる書類を提出させ、ちゃんと住所や電話番号も記入させる。

そしてそれをデーターの持ち主がいつでも見られるようにすれば、国民と役人、お客と企業の立場が逆転して、より自分たちの立場がはっきりすると思うんですけど。

 

あまりに面倒くさかったので、長々と変なことを考えてしまいました(苦笑)

 

引越し当日は、食事をするスペースも無くて、インスタントとレトルト食品を、脚立に腰掛けながら食べました。

おかしいなぁ~

引越し前にいらない物を整理したのに、全然片付かない…

そんな我が家の現在の状況を写真で紹介しておきます。

本が入りきらない…

もう少ししたら、落ち着いた生活が送れるようになると思います(苦笑)


念を押される人

2012-04-10 23:09:48 | 日々の出来事

この間、久しぶりにステーキを食べにお店に入りました。

「焼き方はどうなさいますか?」

とウェイトレスさんが訊くので、

「よく焼いて下さい」

と私が答えると、妙な間があってから、

「ウェルダンですね」

と念を押されました。

わ、私間違ってますか?

ウェルダンの日本語訳が「よく焼いて下さい」じゃないの?

日本語で聞かれたから、日本語で答えたのに…

こういう、どうでもいいところで、よくつまずくんですよね。

だから、某スターバックスコーヒーも苦手。

注文の方法にイマイチ納得していないから。

しばらくして運ばれてきたステーキは、ちゃんとよく焼かれていて、やわらかくて美味しかったです☆

ちなみに、私はお肉を食べやすい大きさに全部切り分けてから、お箸でいただきます。

ご飯(ライス)をフォークの背中に乗せるだとか、昔からいろんなマナーが言われていますが、私は食べやすいのが一番だと開き直っています。

大丈夫なのかな?


日々是好日

2012-04-08 23:12:49 | 日々の出来事

使いかけの油を片付けるために、久しぶりに家で天ぷらを揚げました。

茄子とか、アスパラガスとか、南瓜とか。

あまり高級食材はありません。

竹輪とかね♪

揚げたてが美味しいから、台所でついつまみ食い(苦笑)

ノンアルコールビールと一緒にいただきました。

 

ふと読み返していた梨木香歩さんのエッセイの中に、英国の作家アーサー・ラムサスについて書いてある箇所がありました。

何度も読み返しているのに、気が付かなかった。

いや、文字は読んでいたのだけれど、頭の中に残っていなかったんでしょうね。

三歩歩いたら忘れてしまうニワトリ頭。

少し前にイラストレーター高柳佐知子さんの本の中で、アーサー・ラムサスの作品「ツバメ号とアマゾン号」のイラストを見て、それが頭の中に残っていたので、エッセイの中のアーサー・ラムサスとつながったんです。

エッセイの内容は「川遊び」をしながら、自然と向き合うお話。梨木香歩さんは小説家でありながら、組み立て式のカヤックで湖や川によく遊びに行くんだとか。

北海道の自然や、イギリス湖水地方の様子も描かれていますが、私が好きなのはイギリスでB&Bを泊まり歩いている様子。

そんな旅行がしてみたいのもありますが、そんな小さな宿を経営してみたい!

梨木 香歩
筑摩書房
発売日:2010-10-08

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに「ニワトリ頭」なんて書きましたが、実際のニワトリはけっこう記憶力があります。

家でニワトリを飼っていましたが、小学生の私が面白がってよく追いかけていたので、ある日頭にきたニワトリが、逆に私を追いかけてきてランドセルに飛び乗るという事件がありましたから(苦笑)

動物は大切にしなきゃね。

 

ついさっきまでTVで見ていた解剖学者養老孟司さんと、脚本家倉本聰さんの対談が面白かった♪

養老孟司さんが「愛国」という言葉は中国の言葉だから感覚的に日本に合わないと思う…といってみえたのにはふかく共感。

その言葉から連想される事柄はともかく、私も「愛国」って言葉に抵抗を感じていたので、なるほど! と納得しました。

某市長さんが市役所の職員や教員に「国家斉唱」は公務員として当たり前、と発言して罰則付きで強要したり、どこぞやの国会議員さんが、「美しい国日本」と発言してみたり、比べるのもなんですが、信じていたものが一夜にして変わってしまう「敗戦」を経験した養老さんと倉本さんのお話の方がとても受け入れやすかったです。教科書を墨で黒く塗ったように、言っていることがコロコロ変わるのが政治やテレビや新聞なんですよね。

国を愛する国民を作るより、国民に愛される国であって欲しいなぁ。

大樹に寄りかかりたい気持ちはわかるけれど、自分の足で立って自分の目で見ることも大切だと私なんかは思うんですけど。

いろいろ刺激になりました。

 

 


画像アップロード機能を使ってみる

2012-04-03 23:25:24 | 日々の出来事

今日は風が強かったですね~

室内にいたのでほとんど影響は受けませんでしたが、窓が割れるんじゃないかと思って怖かったです。

 

今年はまだ風邪を引いていないのですが、ちょっとのどがイガイガするので、生姜と砂糖をお湯で溶いて飲んでいます。本当はハツミツがよかったのですが、こんな日に買い物に行きたくない(苦笑)

 

今日はちょっと画像を貼る練習。

先日食べた「デミグラスオムレツ」の写真をアップしてみました。

まだまだ「gooブログ」の機能を使いこなせていないので、いろいろ試しています。

別に食べたものを全部写真に撮っているわけじゃありませんが、なぜかこういう写真が多いんですよね♪