ヒットした映画に、けっこう、もののけとか妖怪とか、よく出てくるよね。あれって、ほんとにいるのかな? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『繁栄の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
霊界は天国と地獄に分かれているだけではありません。霊界には「裏側」といわれる世界もあります。(中略)
裏側の世界は地獄界とは少し違い、山岳地帯や森のようなところです。そこには妖怪や魔女といった怪しげなものたちが住んでいます。しかし、必ずしも地獄ではないのです。
地獄の住人は、人に対する悪意や敵意、憎しみなどを非常に強く持っています。妖怪世界の住人は、必ずしもそういった感情を持っているわけではないのですが、だからといって天国的でもありません。妖怪たちは、「人を驚かす」ということに強い興味や関心を持っているのです。
このように、妖怪の世界は、「地獄的ではないが天国的でもない」という世界です。彼らは精霊の一種なのですが、少し変わっているのです。
霊界の裏側には、妖怪たちの世界があり、その上に仙人界や天狗界と呼ばれる世界があります。
日本の伝統的な霊界観のなかには、仙人や天狗、妖怪の世界という、裏側の世界の霊界観がかなり濃厚に入っています。「裏側のほうを表側だと考えているのではないか」と思えるほど、裏側の霊界観がしみ込んでいるのです。
そして、伝統的には、それがアニミズム(自然崇拝や精霊崇拝)のようなかたちになっています。日本神道にもそういう面があります。
そのため、木や石など、いろいろと自然のものを崇拝します。また、動物崇拝もあります。(中略)
これは西暦五〇〇年すぎに仏教が日本に入ってくる前から続いている流れであり、いまでも日本人の文化意識のなかに強く残っています。
日本人に「あなたは宗教を持っていますか」と訊くと、「無宗教です」「無神論です」と答える人が多いのですが、だからといって、そう答えた人に信仰心がまったくないわけではありません。
この日本的無宗教層のなかに、実は、自然崇拝をしている人、アニミズムの人がかなりいます。「神や仏は信じていないが、森や山は信じている」「滝を見ると心が洗われる」など、自然信仰のようなものを持っている人がたくさんいるのです。(中略)このアニミズム的信仰形態ゆえに、欧米からは日本民族が非常に不思議な種族に見えるのです。(中略)
高等宗教には「教え」があります。(中略)宗教とは、価値観を提示し、物事の正邪を教えるものなのです。(中略)
人間性を向上させる原理や教えを有し、それに基づいて生きていくことを教える宗教を、もっと強く押し出していき、そうした宗教を尊敬する土壌をつくっていかなければ、日本人の魂がもう一段の進化をとげることはできないでしょう。ここが現在の勝負どころだと思います。
(104~113ページ)
天上界には、地獄ではない「裏側」の世界として、仙人や天狗、妖怪の世界がある。
それが、日本の伝統的な霊界観にしみこんで、アニミズム(自然崇拝や精霊崇拝)のようなかたちになっている。
人間性を向上させる原理や教えの宗教を尊敬する土壌をつくらねば、日本人の魂がもう一段の進化をとげることはできない──。
まずここで大事なのは、「妖怪」というのは、霊界に実際に存在していることです。
けれども、そんなものに焦点をあてているだけでは、人間の魂は向上しないわけです。
ここで人間性を向上させる「教え」を持った高等宗教と大川隆法先生が述べておられるのは、たとえば仏教がそれにあたります。
でも、いまに伝わる仏教は、2500年の年月を経て形骸化してしまって、その高度な真意が十分に現代人に理解できるものではなくなっています。
そして、いま現代日本で活動を展開いている「幸福の科学」こそが、まさに人間性を向上させるたくさんの教えを持った「高等宗教」にあたるわけです。
こういった高等宗教の教えを尊敬する土壌を現代日本に作っていくお手伝いを、ほんの少しでもさせていただかねばと改めて私は深く思っているのです。
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『繁栄の法』
大川隆法著 |
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そう、例の「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんですよねー。あの方の描く妖怪は、リアルすぎて、ほんとに怖いなあと思います。やっぱりあの世界になんらかの強い縁があるから、描き続けられるんでしょうね!