今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

連続ドラマW「完全無罪」終了しました

2024年08月12日 | ドラマレビュー

 WOWOWの連続ドラマW「完全無罪」全五話終了しました。主演の広瀬アリスが弁護士で、無期懲役囚の再審請求を担当することになる話です。

 その服役囚は少女誘拐殺人の犯人とされる男ですが、広瀬アリス演じる弁護士自身も誘拐された過去があり、依頼人は昔自分を誘拐したかもしれないという疑いもあり、冤罪は本当なのか?と悩むのが主なストーリー。

 原作は大門剛明の同名小説で、前にWOWOWで放送していた「両刃の斧」もこの人の作品が原作でした。人気ミステリー作家なのですね。

 設定からしてどう考えても楽しい話ではないですが、確かに笑える場面はほぼ無し。最後までかなり重たい展開でしたが、面白いと言えば面白いです。どう感想を述べてもネタバレになるので書きにくいですが、見る人は心してかかるとよろしい。多少人間関係も複雑なので一挙放送で見た方がわかりやすいかも。

 役者さんでは、広瀬アリスが案外良かったです。案外というのは失礼ですが、あの人がこういう役をやるのは意外でした。一皮むけたという感じでしょうか。(←偉そう。) また、無期懲役囚役の北村有起哉の何を考えてるかわからない様子は絶妙で、元刑事で今は被害者サポートセンターで働く奥田瑛二の演技がドラマの要でした。

 あとは、昔の誘拐事件の被害者少女が二人並ぶ幻影が「シャイニング」的で気持ち悪かったり、終盤は結構ハラハラする場面もあったりで見応えはありました。果たして北村有起哉は本当に冤罪だったのか、嘘をついてるのは誰なのかなど、最終回までわからないことだらけ。

 と、こうしてボワッとしたレビューを書いてると、あとで読み返した時に「あれ? 結局どうだったっけ?」となるのですが、まあそこはそれ。だって一般男性だもの。


総力戦研究所を知りませんでした>朝ドラ「虎に翼」

2024年08月06日 | ドラマレビュー

 朝ドラ「虎に翼」で先週「総力戦研究所」というものが話題に出ました。私は聞いたことがなかったので、最初はこのドラマでの創作かと思ったら実際にそういうものがあったのですね。

 Wikipediaによると「大日本帝国において昭和15年9月30日付施行の勅令第648号(総力戦研究所官制)により開設された、内閣総理大臣直轄の研究所である。」で、「各官庁・陸海軍・民間などから選抜された若手エリートたちに対し、総力戦体制に向けた教育と訓練を目的としたものであった」とのことです。この時期だと首相は近衛文麿ですね。

 昨日のNHKの番組でもこれについて解説していて、ドラマで岡田将生が演じる星航一のモデルとされる三淵乾太郎は、実際にこの総力戦研究所で模擬内閣の司法大臣だったことが当時の文書の画像付きで紹介されていました。

 ただ、この人は戦後これについてまったく語らなかったそうなので、その点はドラマとは違います。

 この総力戦研究所での机上演習の結果、長期戦になれば米国には勝てないという結論が報告されたものの、「あくまでも机上の話で現実とは違う。」とされ結局国としては開戦に踏み切ってしまったわけで、当時所属していた人たちが「戦争を止められなかった。」と悔やむ気持ちはわかります。

 こういうところは歴史に学ぶということが必要と考えます。今回の朝ドラは、史実とフィクションとを織り交ぜた絶妙の脚本になってて本当に勉強になります。

 総力戦研究所については、もしかしたら半藤一利「昭和史」で取り上げられていたかもと思ったのですが私は見た記憶無し。ちゃんと読んでみれば出てるかもしれませんが、いずれにしてもまだまだ知らない事多いです。

 そういえば、朝ドラといえば「絶対創作だ」と思ったのが「あまちゃん」の南部ダイバーの歌。てっきりクドカンが作詞したかと思ったら本当にあった歌でした。ま、南部ダイバーと総力戦研究所を並べるのはいかがかと思いますが。


「カムカムエヴリバディ」再放送視聴完了しました

2024年08月02日 | ドラマレビュー

 この2月からチャンネル銀河で再放送していた朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の視聴を完了しました。放送は2月から始まり平日に3話ずつ放送していたので3月の末には終了していたのですが、その録画を見終わったということで。ちなみに今回がCS初放送でした。

 なんで今頃見終わったかというと、普通に新しいドラマも見てたし、昨年秋からの「ゲゲゲの女房」「さくら」、4月からの「オードリー」なども見ててなかなか進まなかったので。ちなみにひなたが文四郎と付き合いだしたあたりで中断してました。

 二度目に見た感想として、やはり面白かったです。脚本、演出、キャストが良かったのはもちろん、音楽と絡めた企画がすごく効果的だと思いました。個人的には、これまで見たものでは「あまちゃん」を除くとベストかも。私にとってあれは別格ですので。

 ただ、初回とは違って結末を知って見たので、脚本については「そんなのあり?」と思う部分もあり、まあ朝ドラとはそういうものかと。もちろん初回視聴時にも「そら無理あるわ。」と思った場面は多々ありますが、中盤で「ジョーの病気はどうなる?」とか、終盤では「森山良子は安子なのか?」とか気になるところがいっぱいあって、脚本の無理筋の部分を突っ込む暇なんぞありませんでした。

 ヒロインが三代に渡る物語でしたが、ラジオ英語講座、和菓子のあんこ、On the Sunny Side of the Street、時代劇などがずっとテーマとして続いていたので、無理な話も納得させる部分があったかと思います。

 朝ドラは6ヶ月の長丁場で、終盤の特に最終月ではダレる印象のものが多いですが、ヒロインを三人登場させるという新手だったのは技ありでしょう。また何年か経って再放送あれば見ますね。BSの朝ドラアンコールでの放送も大歓迎。あらためて力作だったと評価します。


2024年7月期のドラマ初回レビュー その2(完)

2024年07月29日 | ドラマレビュー

 ようやく見ようとしてたものが出揃いました。以下その初回レビューです。何度もいいますが、あくまでも初回を見ただけの感想なのはご容赦下さい。


◆テレ朝「スカイキャッスル」 出演:松下奈緒、木村文乃、小雪 ほか

 「スカイキャッスル」と言われる超高級住宅街に住むセレブたちのドロドロした人間関係を描くもののようです。もっとコミカルなのを想像してたら、一話目から結構おどろおどろしいので「なんじゃ?」と思ったら、元ネタは韓国ドラマとか。

 松下奈緒は「ゲゲゲの女房」では極貧状態だったのが出世したものですね(?)。いずれにしてもきれいな女優さんばかり出てるので注目です。ただし、初回でもお腹いっぱいの印象ですので途中で飽きるかも。継続できることを祈ります。


◆テレ東「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」 出演:中島健人、白石聖、片平なぎさ ほか

 これも想像とは結構違いましたが原作は人気漫画なんですね。あの主役のキャラを許せるかどうかですが、どうやら漫画のビジュアルをそのまま使ってる様子。

 テレ東の金曜夜のドラマは弁護士物や検察審査会がテーマだったり、前クールはダブルチートだったし今やそういう枠なんですね。原作は「ネット炎上やSNSトラブル案件を解決していく、今最も旬なリーガル漫画。」ということだそうですが、実際扱ってたネットでの誹謗中傷ネタでかなりリアルだったので真剣に見ました。

 今回は白石聖が結構いいのと片平なぎさの起用がヒットかも。主役のキャラのチャラさに耐えられれば継続する予定。


 ということで、今期見るドラマは以下の通り。

フジ「海のはじまり」
フジ「マウンテンドクター」
フジ「新宿野戦病院」
テレ朝「スカイキャッスル」
フジ「ギークス/GEEKS」
テレ東「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」 
TBS「笑うマトリョーシカ」
日テレ「マル秘の密子さん」
日テレ「降り積もれ孤独な死よ」


 今のところ脱落はありません。二話目を見て初回レビューと印象の変わったものもありますし、思ったより面白いのもあります。さて、最後まで見続けられるかどうか。


NHK夜ドラ「柚木さんちの四兄弟。」終了しました

2024年07月19日 | ドラマレビュー

 NHKの夜ドラ「柚木さんちの四兄弟。」終了しました。全32話なので約2ヶ月やってたわけですが、見ているとあっという間。まったく期待せずに見始めたら妙に面白く、ほぼ毎日その日のうちにみる感じでした。

 2年前に突然の事故で両親を亡くした四兄弟が助け合いながら暮らしているという家族の話ですが、全然湿っぽくなくて楽しかったです。四姉妹ならともかく四兄弟の話なんて私が見られるかと思ってたのですが、キャラの作り方がすごく上手くて毎回ニヤニヤしながら見てました。

 設定としては真面目な高校教師の長男、大人びた秀才で中一の次男、次男とは1年近く離れているものの同学年でおっちょこちょいの三男、しっかりものだが口調が年寄り臭い四男というキャラ。次男と三男が同学年というのは、なさそうだけどありうる設定だし面白かったです。性格が正反対というのもツボでした。

 もっとお涙頂戴系の話になるかと思ってたのですが、そこがほとんどなく意表を突かれました。大体これを見てから寝るパターンだったのですが、毎晩ほっこりした気持ちで眠れたのはありがたいです。

 変人はいても悪人は出てこないドラマで、ご近所の一家のキャラも絶妙だったし、ヒットするドラマは色々仕掛けがありますね。とにかく脚本、演出の方々と、出演者では四男の岳を演じた子役にアッパレです。スルーしてた人も、どっかで一挙放送があれば見た方がいいです。


2024年7月期のドラマ初回レビュー その1

2024年07月18日 | ドラマレビュー

 今回は結構開始が早いです。とりあえず初回見たものだけレビューしますが、やはりドラマの初回は極端な展開やキャラの印象付けの意味合いが強いので、あくまでも現状での印象です。あしからず。


◆フジ月9「海のはじまり」 出演:目黒蓮、有村架純、大竹しのぶ ほか

 「親子の愛をテーマにしている」という情報だけで見たので、目黒蓮と大竹しのぶが親子役なのかと思ったら違いました。「そうくるか」という展開ではありましたが、初回はまずまず。とはいえ、最終回までどう引っ張るのかはちょっと心配というのは大きなお世話か。主演の方の頑張りによりますね、これは。子役に頼るのはダメでし。


◆フジ「マウンテンドクター」 出演:杉野遥亮、岡崎紗絵、宮澤エマ ほか

 結構期待したのですが、ちょいと外れました。「また宮澤エマ?」と思ったのは私だけではないはず。あとは循環器内科医が手術するの?とか思ったのですが、医療の専門家も監修に関わってるのでそこはOKなのでしょう。しかし脚本がどうも。まあ続けて見ますが、継続の危機という点ではこれが一番。


◆フジ「新宿野戦病院」 出演:小池栄子、仲野太賀、橋本愛 ほか

 とにかく騒がしいというドラマ。しかしさすがクドカン脚本なので結構見せます。今後どうなるかは一切想像つかない感じ。万人受けする感じではないですが、話題にはなりそう。


◆フジ「ギークス/GEEKS」 出演:松岡茉優、田中みな実、滝沢カレン ほか

 「また田中みな実か」と思ったのは私だけではないはず。謎解きが「ほぉ~」と思わないのですが、まあそういうドラマなのでしょう。主な出演者の三人の人物設定がキモなのでしょうが、最後までブレずにいけるのか?と心配してしまいます。ま、とにかく松岡茉優が出てるので見ます。


◆TBS「笑うマトリョーシカ」 出演:水川あさみ、玉山鉄二、櫻井翔 ほか

 ほぼ予備知識なしで見ましたが、思ったより面白かったです。玉山鉄二はいつもの玉山鉄二だったし、櫻井翔もいつも通りでしたがこの人はいつも通りでないことはないですか。なんか単純なストーリーではなさそうですが、様々な伏線についていければ楽しめそう。


◆マル秘の密子さん 主演:福原遥

 やめようかと思いつつ見ました。これは福原遥でなければだめだったのでしょうかとずっと思い続けましたが、それに耐えられれば継続できそう。とはいえ今後極端な展開になるのを示唆する場面で終わったので、二話目以降は印象がガラッと変わるかも。一応継続します。


◆日テレ「降り積もれ孤独な死よ」 出演:成田凌

 実は成田凌があんまり好きではないのですが、今回の役柄は良さそう。初回は割とわかりやすい展開だったのですが、今後こじれてくるのかどうか。この時間帯のドラマはおどろおどろしいのが多いですね。そこに耐えられれば継続できるでしょう。

 


 既に始まっててもここにないのは最初から見る予定のないものです。なぜ見ないかという理由は様々。大体はあらすじを見て敬遠したからですが。

 今のところどれも大ヒットとなりそうな予感はありませんが、途中から妙な盛り上がり方をするのもあるのでそこは期待しましょう。そして、できる限り継続できる作品があることを祈ります。


「虎に翼」と「オードリー」

2024年07月11日 | ドラマレビュー

 どちらも朝ドラですが「虎に翼」は今期の作品、「オードリー」は2000年度後期のもので現在BSで再放送中。朝のBSでは7時15分から「オードリー」と「虎に翼」を続けて放送してます。朝から一気に見る人もいるかもしれませんが、私は続けて見たことはありません。

 BSでの朝のアンコール放送は結構前からやっていて、新作の朝ドラとの組み合わせを見ると近年では以下の通り。

2024年度前期「虎に翼」「オードリー」(2000年)
2023年度後期「ブギウギ」「まんぷく」(2018年)
2023年度前期「らんまん」「あまちゃん」(2013年)
2022年度後期「舞い上がれ!」「本日も晴天なり」(1981年)
2022年度前期「ちむどんどん」「芋たこなんきん」(2006年)
2021年度後期「カムカムエヴリバディ」「マー姉ちゃん」(1979年)
2021年度前期「おかえりモネ」「あぐり」(1997年)
2020年度後期「おちょやん」「澪つくし」(1985年)
2020年度前期「エール」「はね駒」(1986年)


 2020年度からにしてるのはお察しの通りコロナ禍で在宅業務が増え「はね駒」からアンコール放送も見ているという事情によります。この間の新作は全部見てますが、アンコールは「澪つくし」「芋たこなんきん」は見てません。「澪つくし」は初回で脱落、「芋たこなんきん」は最初から見る気がなかったという事情。

 朝ドラは1979年度前期の「マー姉ちゃん」から全部ビデオが保管してあるそうなので、それ以降の作品はどれでもアンコールで出てくる可能性があるわけです。こうやって見ると結構年代が散らばってる印象はあります。今回主演女優が既に引退している「オードリー」が出たのは意外でした。

 それで、視聴者の声として「新作よりアンコールの方がええやん。」となると制作側は厳しいかと思いますが、「あまちゃん」の組み合わせが「らんまん」でよかったですね。これはどっちも楽しめたし。「カムカムエヴリバディ」と「マー姉ちゃん」の時もどっちもよかったし。

 で、現在は「虎に翼」がすごく面白いです。展開も早いしドキッとするセリフや考えさせられるシーンも豊富だし。で、「オードリー」の方ですが、もう4か月目に入ったというのにヒロインが特に何かをなしたというわけではなく、そろそろ面白くなるのかなあ。録画してまとめて見てるからいいようなものの、放送当時リアタイ視聴してたら脱落してたのではないかと。何しろ当時はVHSだったので何週間分もまとめて録画しておくのはきつかったですし。


連続ドラマW「ゲームの名は誘拐」(全5話)見ました

2024年07月10日 | ドラマレビュー

 WOWOWの連続ドラマW枠で放送されていた全5話が終了しました。この時間帯のドラマは結構見ごたえのあるものが多く、今回も期待して最後まで見たものの私は楽しめなかったです。

 原作は東野圭吾の2002年に刊行されていた小説だそうで、私にとって2002年というとつい最近という印象ですが、20年以上前のものであるというと実際は結構前からある話なんですね。

 タイトルから大体わかりますが狂言誘拐の話であって、全体を通した印象としては色々無理があり過ぎという感じ。今ではあちこちに防犯カメラはあるしドライブレコーダーもあるし、誘拐された本人があんだけ歩き回ってりゃすぐバレるだろうと思ったあたりこの22年で社会環境も変わったのかも。

 あとは、主演俳優がの演技がワンパターンでセリフにもキレがないし、ヒロインもあまり好きな方ではなかったのがなんとも。「ほほぉ、それは面白い。」というようなトリックとか場面があればまた違ったのかもしれませんが、「ちょっとそこは苦しいな。」と思う展開が多くて。

 それで、これについて調べてたらなんと2003年に映画になってたとか。その際のタイトルは「g@me.」で主演は藤木直人と仲間由紀恵。私はその映画見たことあって記憶もあるのですが、このドラマと同じ原作だというのは気づきませんでした。あの時はそんなに無理がある話とは思わなかったので、そのあたりは演出の問題か実際に時代が変わったのか。

 まあ、そんなこんなで残念ですがこのドラマのことはもう思い出すことはないでしょう。


2024年春ドラマ終了しました

2024年07月08日 | ドラマレビュー

 4月開始のドラマ終了し録画した分は全部見ました。個別にレビューしてないものについては一言ずつ書いておきます。


◆フジ「Re:リベンジ -欲望の果てに-」 

 なんとなく最後まで見ましたが、医師でない人物が病院理事長になれるのかどうかという点で最後までモヤモヤしました。あとは大学病院でもない規模の個人病院で、会長があんなに豪華な暮らしができるほどの利益が上がるのかどうか。まあいいですけど、ドラマとしては評価しません。


◆テレ東「ダブルチート 偽りの警官 Season1」

 序盤の「適当に詐欺師を騙す」というあたりはちゃちなドラマかと思ってましたが、段々話が大きくなってきて終盤は割と面白かったです。Season2はWOWOWでの放送で、主演も市原隼人だとか。そちらは30分番組なので規模縮小という感じですがどうなのでしょうね。


◆テレ朝「東京タワー」 

 最近の民放ドラマでは珍しくワッチコンのシーンが満載で、お茶の間のお父さんの支持率は抜群だったと推察します。しかし、板谷由夏扮する世界的な建築家がなぜあの若造にそこまで惹かれるかというのは説得力なかった気はします。

 もしかしたら、若いだけに番組のシンボルのように出てきた東京タワーのようにそそりたつものが…(以下自粛)。


◆TBS「アンチヒーロー」

 色々と展開に無理があり過ぎたのと、汚れ仕事をしてるくせにすましてるキャストがいたことに若干イライラしました。最終回の法廷シーンはある意味見ごたえありましたが、長谷川博己と野村萬斎の顔芸対決に気を取られ、本筋に関心が行かなかった気がするのは私だけでしょうか。

 

 そんなこんなですが、結局4月期は小物祭りでした。個人的には一番面白かったのがテレ朝「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」、そしてフジ「アンメット ある脳外科医の日記」に敢闘賞をあげましょう。あとは一応4月ギリギリの開始だった「燕は戻ってこない」も含めれば、あれが別格で優勝ですね。それにしても民放ドラマは冴えませんわ。


ドラマ「ゲゲゲの女房」終了しました

2024年07月07日 | ドラマレビュー

 BS12で放送していた「ゲゲゲの女房」が終了しました。ご存じ2010年度上期の朝ドラですが、今回はBS12で月曜の夜7時から6話分をまとめて放送してました。昨年12月11日からでしたが、年末年始が休みでGWも2週間ほど休みだったのでようやく終了と。

 感想としてはすごく面白かったです。毎週月曜夜に見始めると、1週間分見ないと気が済まないようになってる構成はなかなかのもの。何よりも松下奈緒が美人で表情も良かったし、普通にイケメンの向井理も水木先生の変人ぶりを演じてていい仕事をしてました。

 あとは「イカル」こと水木先生の母親役の竹下景子も面白かったし、ドラマのオリジナルキャラでネズミ男風の杉浦太陽もアクセントがあって良かったし、村上弘明とか梶原善とか出版関係の人たちが悪役で無かったのが安心して見てられました。

 21世紀に入って「ちゅらさん」以降は「ちりとてちん」が盛り上がった以外は低迷してた感のあった朝ドラが、この作品でまた注目されたのもわかります。朝ドラはこうでなくてはという感じもありますね。

 ドラマが面白かったのに加えて、我が家では水木しげるブームも来てもろもろ買ってしまいました。「昭和史」は元々持ってましたが、また読んでみようかな。

 とにかくいいものを見せていただきました。評価します。